トシガミ 1937年 島根県 歳神が歳魂くばりをしていると、ひとつ余ったので竹やぶに捨てたら、歳を取るのが嫌で逃げて潜んでいた男の頭に落ちたので、彼は余儀なく歳を取った。
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ネコ 1958年 岐阜県 歳を経た猫は主人を狙うので、猫の歳を聞かれたら必ず「3つ」と答えなくてはならない。
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(ゾクシン) 1974年 宮城県 厄年に関する俗信。女性33歳と男性42歳・62歳・88歳には、正月過ぎに厄落としをするという。正月の15日には紅白の重ね餅を近所の人にもらう。3人からもらうといいという。
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オジゾウサン 1974年 滋賀県 臨月の妻を持った男が、地蔵のそばで休んでいると、今夜お産があって、産まれた子は三歳で死ぬ、と言う会話を聞いた。妻はその夜出産しており、その子は三歳で死んだ。
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(ゾクシン) 1972年 岐阜県 上神原では女性33歳・男性25歳の厄年にお産をすると良くないという。
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チョウジュ 1931年 長野県 天明3年4月13日、147歳になる農夫徳右衛門の妻サツが135歳で3児を産んだ。正木将監という士人が領主の命令で確認したという。
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ヘビ 1928年 鳥取県 松江城主のお姫様が10歳のときに参詣した折、赤松が池に入って蛇体になった。そのため、今でも10歳の子には参詣させない。
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センニン,エンノギョウジャオヅヌ 1993年 役行者小角は、十三歳で葛城山に入り、十七,八歳頃には山の神を自由に扱えた。三十四歳で大峰に入って千日修業をし、神格を備えた。山の神霊や天狗を使役したという。六十四歳で島流しになった後も修業を続けたという。
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ハッピャクビクニ 1975年 福井県 若狭国小浜の空印寺は八百比丘尼の住んだところである。年は800歳であったが容貌は15、6歳であったからこう名付けられた。
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カミカクシ 1975年 高知県 昭和25年、若い母親が5歳の長女と3歳の長男を連れて山畑で働いていた。午後七時ごろ、長男が帰りたがるので姉と一緒に帰したが、それきり長男のゆくえがわからなくなった。部落の男たちが捜し歩いたが何のてがかりもなかった。
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サダメ 1941年 愛媛県 生まれ子が七歳になったら水に誘われて死ぬ運命を持っていると知った父親が、それを防ごうとしたが、子供が七歳になった日に「水」の字が書いてあった暖簾に首をかけて死んだという。
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(シジュウニノフタツゴ),タタリ 1979年 いつの頃からか言い始めたのか、「四十二の二つ子」といって、親が42歳になった時にその子供が2歳ならば、親子のいずれかに祟りが起きるという。
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ガッパ,(カッパ) 1932年 熊本県 ある60歳で亡くなった人が、奇妙な行動を多く取っていた。その人が30歳あまりの頃、ガッパとすもうをそってからそうなったのだという。
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ハクユウシ 1931年 京都府 京都の白川奥には白幽子という超長寿者がいた。380歳であったと伝えられている。
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テング 1940年 神奈川県 文化3年の4月、天狗が大鳥の寺で11歳の子をさらった。8月には9歳の弟もさらったが、大山で兄に会わせるとその日のうちに帰した。
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チョウジュニン 1978年 京都府 ある茶屋の福禄寿の絵の掛け物に、山城国住人の184歳、186歳、の夫婦と164歳の倅が公儀のお目見えを受け、関東で扶持を請けた旨の、宝暦6年付けの書付が記されていた。
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(ゾクシン) 1973年 三重県 女性が33歳のときの子供は、親孝行をするといわれている。
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キツネ 1980年 秋田県 話者が12歳のとき、4人一緒に歩いていたら、突然一人いなくなって、帰ってこなかった。狐の仕業。
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(コドモガコヲウム) 1976年 茨城県 下総国相馬郡藤代村で、4歳の頃より経水が通じていた娘が、8歳の正月より止まったので、不審に思っていたところ、妊娠しており、9月に出産した。
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(ゾクシン),カガミ 1998年 静岡県 二十歳まで「紫の鏡」を覚えていると死ぬ。
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キツネツキ 1974年 島根県 昭和41年にキツネツキがあった。憑いた人は55歳の未亡人で、憑かれた人は39歳男性である。男性は原因不明の頭痛が40日近く続き、医者に通っても治らず、ノイローゼ状態であった。妻がオガミテを訪ねたところ、何かが憑いているといわれ、憑いた人の家や方角を示された。妻は憑いた人物がすぐにわかったという。夫婦共働きで農業もしているのが羨ましくて憑いたという。
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