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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オジゾウサン
1974年 滋賀県
臨月の妻を持った男が、地蔵のそばで休んでいると、今夜お産があって、産まれた子は三歳で死ぬ、と言う会話を聞いた。妻はその夜出産しており、その子は三歳で死んだ。

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ケンムン
1977年 鹿児島県
昔、美人妻を持つ男がいた。一人の男がこの妻に横恋慕した。その男は、妻を持つ男を漁に誘い出して殺した。男は村に帰り、美人の妻に夫は死んだから自分と結婚するように説得した。妻は男に、木を抱けば結婚すると条件を出した。男が言われた通りにすると、妻は男の掌を釘で打ち付けて殺した。男は7日7夜泣き、ケンムンになった。
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サンニンニサンドマワラレルコト
1915年 和歌山県
三人に三度回られると、死ぬ。
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(シノヨチョウ)
1977年 和歌山県
ある空き家に神様がいて、そこに別の神様が来てお産があるので行かないかと言った。今日は客があるのでと断ると、1人で行った。帰ってきたのでどうだったかと問うと、「産まれた子は八つの鎌だ」と言った。その時産まれた子どもは8歳のときに鎌で死んでしまった。
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ヒトヲマワルコト
1980年 和歌山県
三人に、三回回られると死ぬ。
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モノグサタロウ,キツネニョウボウ
1949年 山形県
物ぐさ太郎が妻に先立たれて百姓をする中、田植えの際に雇った早乙女の一人に三四人前の働きをする者がいた。この女が妻となり一人の男の子が生まれた。この子が三歳のとき、妻の素性が狐とわかり、何れかへ立ち去った。物ぐさ太郎は、幼児をかかえ、その世話をしながら農業に励んだ。家は次第に富み栄え、その狐の子は八十歳あまりまで生きながらえ、その子孫も栄えて大百姓となって繁昌した。
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エンキ
1975年
ある夫婦に初めて子ができたが、産後の肥立ちが悪く妻が死んでしまう。妻は死ぬ間際に乳母を雇い、家で養育してくれと頼んでいたが、夫は貧乏故に子を里親に出す。しかし里親はその子を送り返すので理由を聞くと、この子が泣くと家の外で女の声がして、その子の名前を呼ぶという。夫は悟って深く悲しみ、自分の家に引き取って養うと、そうした事は無くなったという。
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チョウジュ
1931年 愛知県
徳川時代、超長寿の一家がいた。慶長7年生まれの農夫、萬平(満平とも)が150歳のときに将軍吉宗に語ったところによると、足に三里灸をすえるのが長寿の方法かもしれないということであった。天保10年の記録によると、萬平240歳、妻(後妻)132歳、長男萬吉199歳、その妻、196歳、萬造152歳、その妻151歳であった。渡辺崋山の門弟がこの3夫婦を描いた一幅が残っている。
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(ユウレイ)
1980年
ある人の妻が死んだ翌日の夜、枕辺の障子が開いて、亡き妻が入ってきた。夫は恐ろしく思ったが、妻は着物が欲しいといったので、不憫に思って与えた。こういった事が毎夜続いたので夫はやせ衰えた。それを友人が見て、妻の居所を暴こうと追跡すると、実は妻に仕えていた女だったという。
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サダメ
1941年 愛媛県
生まれ子が七歳になったら水に誘われて死ぬ運命を持っていると知った父親が、それを防ごうとしたが、子供が七歳になった日に「水」の字が書いてあった暖簾に首をかけて死んだという。
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コヘビ
1976年 京都府
某家で伯母が同居してかいがいしく働き、家が栄えていた。しかし妻を迎えたところ、妻が伯母に従順しなかったので、伯母を別居させ、食事を持っていくように主が命じたが、妻は主に偽って、持って行く事は無かった。そのうち伯母は病気になったのだが、その頃から妻も心地が悪いと屏風の内にこもるようになった。2,3日もこのようなことが続くので怪しんで屏風の内に入って見たところ、妻の首に小蛇が巻きついていた。修験に祈ってもらったら、小蛇を退治すると妻は死ぬといわれたが、苦しみを見かねて祈祷を頼んだところ、小蛇は首を離れ妻の口に入り、妻は死んだ。その頃伯母も死んだという。
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ヤマンカミサマ,ジゾウサマ
1933年 熊本県
昔、子のない夫婦が地蔵様に祈ったら、嫁が妊娠した。婿が仕事で山に入ったとき、山ン神様が「今度生まれる子は14歳のときに河難がある」と話しているのを聞いた。生まれて14歳になった子が魚釣りに行ったとき川に落ちたが、どこからか坊様が来て助けてくれた。その坊様は地蔵様が変じたものだった。
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ケンムン,ケンムン
1981年 鹿児島県
ケンムンはもともとは人間だった。皆津に住む美人の妻に横恋慕したある男が夫を殺し、妻を自分のものにしようとしたが、妻はそれに気付いていて、男を木に打ちつけて殺した。その男の死霊がケンムン(木の精)になったと言われている。
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トモグセ
1967年 福島県
妻が妊娠すると木に登る男がいる。
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トシガミ
1937年 島根県
歳神が歳魂くばりをしていると、ひとつ余ったので竹やぶに捨てたら、歳を取るのが嫌で逃げて潜んでいた男の頭に落ちたので、彼は余儀なく歳を取った。
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ツキ,サンゾンノミエイ
1937年 秋田県
二十三夜に月が三尊の姿になった。
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ハラミザル,タタリ
1999年
孕み猿を撃ったりすると、妻の出産が大変になったり流産するといわれる。また子供は猿に似た子が生まれると言われる。
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クセヤミ
1992年 宮城県
昭和4年に妻が妊娠したとき、夫に妊婦特有のくせやみが起こった。妻は2年おきに出産したが、お産はいつも軽く、安産であったという。
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(ゾクシン)
1972年 岐阜県
上神原では女性33歳・男性25歳の厄年にお産をすると良くないという。
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ミガワリジゾウ
1936年 島根県
大喧嘩の末、妻を切り殺した夫が翌朝起きると、妻は何事もなかったかのようにしている。地蔵堂へ行ってみると、地蔵尊が袈裟掛けに切られて血を流していた。身代わり地蔵が妻の身代わりになってくれたのであった。
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(シノヨチョウ)
1978年 石川県
ある乞食が、村一番の金持ちに宿を請うたが断られてお宮に行った。隣の神様が「お産があるので行かないか」と言ってきたが、乞食は「ここでお産があるので終わったら行く」と言った。子どもが産まれたので占うと、「大工になる、二十歳で死ぬ」と判った。子供は大きくなって大工になった。二十歳になったとき、「厄年だから一年遊べ」と言ったが、川でカンナを研いでいるときにアブを払おうとして刃でのど元を切って死んでしまった。
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(ゾクシン)
1974年 滋賀県
弁天さんを拝むと、きれいな子が産まれるという。
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