エビスサマ 1984年 新潟県 恵比須様は商家は朝、農家は夕方に祝うという。恵比須様は正月20日の春恵比須には働きに出掛け、秋には帰ってくるという。
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エビスサマ,アマコイシ 1964年 愛媛県 520年前、ある尼が恵比須さまを背負って宮の山に来て石の上に置き、逃げようとした。そこで、恵比須さまが「尼が恋しい、尼が恋しい」と呼んだという。それで、この石はアマコ石と呼ばれたという。
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オニ 1993年 静岡県 「節分の晩、セッチンに入ると鬼に尻をつねられる」という。
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アラガミサマ 1982年 東京都 尻にあざがある子は、お産のときに荒神様が「早く出ろ」とお尻をつねったのだという。
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ウブガミ 1984年 福井県 赤子の尻に青味があるのは産神から「男になるか女になるのかどちらか」と問われて、胎児のときに尻をつねられた痕だという。
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ウブガミサン 1982年 愛知県 赤子の尻にある青いあざは、出産のとき「早く生まれろ」とウブガミさんがつねったあとだという。
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ウブノカミサン 1982年 愛知県 子供の尻の青あざ(蒙古斑)は、ウブノカミサンが「早く出ろ」とつねった跡だという。
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キツネ 2001年 青森県 昔、階上岳の麓の晴山沢というところに、人をよく騙す狐がいた。この岳の沢あいに爺さまと婆さまが住んでいたが、ある日の夕方、狐がこの爺さまに化けて婆さまの前に現れた。婆さまはこれを見破り、狐を殺してしまった。以来、この地には人を騙す狐はなくなったという。
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カンノンサマ 1961年 静岡県 正月3日は伊浜では観音さまの上られる日で、祭りが行われる。この観音さまは昔網にかかって上がったものである。
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ムジナ 1976年 宮城県 ある爺さまが泊まり仕事で山小屋にはいっていた。そこへ婆さまが訪ねてきた。小屋についたときには真暗になっていたので、爺さまはムジナが化けたものかと思い、肌を確かめるために婆さまの腕を逆さにこすった。
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イナリサマ,ヒノタマ 1993年 岩手県 ある人がいなりさまを放って置いたら、火の玉が飛んだ。熱心なお爺さんが譲ってもらって信仰していたら、お爺さんと息子の間でいなりさまのことでいざこざが起き、いなりさまは他の家に移された。するとその息子は行方不明になり、翌日山越えの所で錯乱しているのが見つかった。医者にかかっても祈祷師にかかっても治らなかった。いなりさまの祟り。
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キツネ 1998年 福島県 狐が馬鹿にするので、爺さまが殺そうとして火を焚いていた。そうしたら狐は娘に化けて婆さまの所に来た。そして娘に化けた狐は婆さまを家から連れ出して行ってしまった。
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キツネ 1998年 福島県 狐が蕎麦畑を荒らすので爺さまが待ち伏せをしていた。ある人が通りかかったら、爺さまはすねと尻を出して蕎麦を踏んでいた。狐に化かされて、蕎麦を水に見せられていたのだった。爺さまは声をかけられてようやく気づいた。
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アンバサマ 1964年 福島県 あんばさまの日に船をだしたら人殺しになりそうな大事件を起こしたり、網を波にたくさんとられたりした。あんばさまのたたりだという。
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ヤマンバサマ 1986年 愛媛県 12月28日の餅つきのとき、用の山の某家に山から山んばさまが米を持って餅をつきにきたという。某家には山んばさまの使った井戸があり、それを山んばさまのツルイという。ところが山んばさまはたいへん汚い格好をしていたので、餅つきの日を変えたところ来なくなってしまったという。
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テング 1983年 東京都 お天狗さまの岩にはカリグラのお天狗さまがいる。不幸や何かで立ち合ってからすぐそばを通ると、お天狗さまは腰をたてるか何かして通りかかった人の首を曲げるそうである。
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オウサキ 1981年 埼玉県 お犬さまをお迎えに行くと村まで来てくれることを信じない男が、慣例を破ってお犬さまと一緒に帰ることにすると、気持ちが悪く何かに後をつけられている感じがした。お犬さまは下山祝いの膳も食べたという。
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オカッパサマ 1956年 宮城県 6月15日はお天王さまの祭りで、お河童さまにあげるといって川に胡瓜を2、3本流す。胡瓜をこの日まで食べない。
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ガタロ 1934年 兵庫県 川にはいると尻を吸われる。
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カンジョババ 1973年 宮城県 午後6時ころの閑所(便所)には閑所ばばがおり、入ると手足をつねられ黒あざができる。誤って誰かが入った時には、外から「○○さん」と名を読んでやるとつねられずにすむ。この黒あざは痛くも何ともない。
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イットノサカ 1987年 長野県 昔,夫の神様がらい病になったのを嫌って白山さまが逃げてきた。それにまつわる地名縁起,伝説など。白山さまは山家神社に,夫神様は対岸に向かい合いに祀られて「しらやまさま」という。
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