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検索対象事例

センジュカンノン
1929年 東京都
嵯峨天皇の頃、弘法大師が山籠の為山口村貯水池辺りを通過の際、樹の下に休んでいる白髪の老人にあった。「我はこの山の主で行基菩薩が感得して造り出した千手観音だが、風雨にさらされているので堂を造りたまえ」と述べ、その霊感をうけて大師は樹林の中に千手観音をみつけると、草堂を造った。(山口観音縁起)

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レイオン,レイコウ,セイジン
1929年 東京都
聖武天皇の頃、行基菩薩が遊行で際現村山貯水池近くに至った時、樹林の間から千手陀羅尼(経文)を唱える声が聞こえた。菩薩は樹に掛け霊音を感じつつ経文を唱え、夜四度目を繰り返した時異香が四方に薫り霊光輝き千手千眼の聖人が現じなされた。菩薩は感極まってその後千手の尊像を造った。(山口観世音縁起)
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(ゾクシン)
2001年 鹿児島県
竈は北向きに造らない。造ると家が滅ぶという。
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センジュカンゼオンボサツ
2003年 愛知県
元正天皇の頃に、勘少と藤六という兄弟が網引きや釣りで生活していた。霊亀元年の春、船を浮かべ小佐が瀬で網を引き上げると、魚ではなく小石が入っていた。石を捨てて場所を変えても、同じことが七回あった。兄弟がその石を船に置いて漁をすると、大漁になった。喜んで帰り夜になると、船の中から明かりが見えた。光っているのは小石で、勘少が家に持ち帰ると、それは千手観世音菩薩だった。二人はさらに堂を建てて千手観音をまつることを願った。すると千手観音が現れ、本身が阿弥陀仏であること、行基に頼むとよいことなどを告げた。行基に頼むと阿弥陀・観音・勢至の三尊を堂に安置された。これを須佐の古寺といい、現在の極楽寺である。
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オニガミ
1965年 三重県
鬼神が坂上田村麿を襲うが千手観音に討たれる。
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アシカキババア
1929年 栃木県
清水の山口境の土橋の下にいる足かき婆あがそこを通る人の足を引っかくという。
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センジュカンノン,ジゾウボサツ
1984年 愛媛県
養老年間に磯崎浦のある漁師が、突然大地からわき出てきた千手観音、地蔵菩薩の像を見つけて、出石寺を創建した。
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クマノゴンゲン
1958年 香川県
行基が塩江町最明寺に逗留した時、行基の前に白髪の翁が現れ奥の山に薬泉があると教えた。行基が名を問うと熊野権現であると答えて消えた。
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ヘビ,ヌシ
1936年 岐阜県
ある夜半に異様な物音がして石の混じった大雨が降ったので易者にみてもらったところ、池で鉄器を洗われた為に鉄器を嫌う主の大蛇が逃げたためだと言われた。そして十三塚を造ればよいだろうと言ったのでそれを造った。
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キュウゴサン,ユメマクラ
1989年 栃木県
家戸主が大工になりたての頃、今の家を建てるのにツカの造り方がわからずに困っていたところ、祖父にあたるキョウゴさんが夢枕にたって造り方を教えてくれたという。
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ギョウキ
1952年 静岡県
天武天皇のころ、長者の門前にいた寡婦が、日輪が懐に入る夢を見て男子を産んだ。これが後の行基菩薩である。行基が故郷に戻った時、人々が魚を膾にして菩薩に勧めた。菩薩がこれを食べ池に吐き出したところ、皆小魚になって泳ぎ去ったと言う。
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ギョウキ,テング
1952年 静岡県
光明山は夜、常に霊光を放つので「大鏡山」ともいう。行基菩薩が登山した際、白髪長髯の老人に出逢った。何者かと問うと、笠鋒坊権現と名乗り、火防の守であると答えた。これが行基菩薩と先明天狗笠鋒坊権現の開創ということになる。
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(ゾクシン)
2001年 鹿児島県
瓢箪で造られた柄杓は雷除けになるという。
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イズナ
1980年 青森県
いずなをつかえるのは霊感のある人。
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リュウ
2001年 茨城県
千手観音堂の桃山時代の画家が描いた天井画の竜が川で遊んだ。その天井画は盗まれた。
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リュウジョ
1934年 香川県
行基菩薩がある山を調伏したら、龍女が現れて飛び去った。その時残った一本の笄を、龍女の御神体として祀り、この山を挿山と名付けた。旱魃の時はこの山に雨乞いをすると不思議に験があると信じられている。
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クジラ,カンノン
1996年 三重県
鯨山出現観音という伝説では、鯨に乗ってきた観音は十一面観音菩薩であり、後には本尊として祀られるようになった。
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センジュカンノン
1983年 大阪府
法海上人がいた頃に、どこからともなく客僧が来た。上人に仕え一夏の間香水をとり、九旬過ぎて去ろうとした時その賃を乞うたが、上人が与えなかったので、波の上に立ち、我はふだらく山の主なりと告げ、千手観音の姿となって飛び去った。上人は千手の像をつくり安置した。その霊験はあらたかという。
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アイゼンカツラ
1987年 長野県
北向観音の東院内にあり,霊木として崇められる。天長2(825)の大火の時,何処からともなく千手観音が現れて,このかつらの木の上で避難民を救ったといわれる。
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ヤマガミノホコラ,オオカミ
1937年 福島県
山神の祠を造り替えて狼の害より逃れた。
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オハナカンノン
1967年 岡山県
新見の洞谷山雲居寺には、お花観音という等身大の千手観音がある。この観音は男女の悲しい願い事やしもの病気に霊験あるという。江戸時代、新見藩主関長治侯の時代、家老職の大橋某の屋敷にお花という女中が奉公していたが、家老の目にとまり寵愛を受けた。これを知り嫉妬に狂った奥方はお花を殺害し、古井戸に投げ込んだと言う。以来、障子お花の霊に悩まされ、奥方は病む身となった。その後大橋家では菩提寺である雲居寺に千手観音を建立しお花を供養したという。またお花殺害に使った刀を手にしたものは必ずその奥さんが病気になったという。
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ユメ,オツゲ
1980年 愛知県
岩屋観音のご本尊は千手観音である。岩屋へ祀られるにいたったのは須佐の海で水主藤六の網にかかり、夢のお告げを受けたのが由縁である。こうしたいわれからか漁師の信者がことに多い。
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