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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1939年 青森県
対向から勢いよく馬車が突っ込んできたので、自分の馬車を下げてやり過ごした。しかし道路が悪く、下の小川へ落ちてしまった。見ると、今来た馬車はなくなっていた。

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キツネ
1960年 岩手県
赤坂峠に狐がおり、提灯をつけた馬車に化けて出て、本当の馬車を停めたりした。
類似事例

キツネ
1982年 宮城県
ある人が馬車に乗っていたら向かいから馬車が来たので避けようとして道の脇に避けたつもりが、引き返してしまっていた。狐の仕業。
類似事例

キツネ
1982年 宮城県
1910年頃のこと。ある人が酒を飲んで馬車で帰る途中で、向かいから来た提燈をつけた自転車が崖から転落するのを見た。崖下に助けに行ったが、誰もいなかった。馬車に戻ると荷物がなくなっていた。狐の仕業。
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キツネ
1972年 千葉県
話者の父が馬車引きの仕事の帰り、提灯の明かりの方へ行くと若いきれいな人がいて、うどんをごちそうになった。朝になって見ると、うどんとおもったのはミミズで、馬車の魚はなくなっていた。提灯と思ったのは狐の吐いたアワだった。
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キツネ
1982年 宮城県
田圃から稲を馬車で運ぶ帰り、狐に化かされて遠回りしてしまった人がいる。
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バシャノオト
1986年 東京都
りんどうの間に寝ていると馬車の音が聞こえてくる。昔、この部屋で寝た女の子が二段ベッドの上から落ちて死んだのだという。
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ヘビ
1937年 愛知県
蛇に足があると信じている者が村には1人か2人いる。馬車に轢かれて足を出して死んでいたという。雞の足のような形をしているとも言う。
類似事例

キツネ
1980年 青森県
祖父が夜遅く炭焼きをしていると、向かいの山から馬車で丸太を下ろす音がした。不思議に思っていると「もう休めー」と声がして、何の音もしなくなった。
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キツネ
1953年 千葉県
狐をホーロクで煎るのがうまい馬車屋さんがいた。狐は長い時間経てば急に取れることがある。鬼子母神も狐退治してくれるという。
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キツネ
1964年 福島県
晩方、馬車にのっていてうとうとし、気づくと墓へ行く道だけが電気がついたように見え、本当の道が真っ暗に見える。狐だと思い、「馬頭観音様」と念じたら、道が見えてきた。
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センダツ,ノリウツリ,レイ
1977年 茨城県
昭和初期、須釜家の長男が馬車に轢かれて死に、母親は気が狂ったようになった。観音のお告げに従い、次男の誕生を期に庚申塔を制作した。以後、交通安全の神様として祀られている。
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キツネ
1980年 青森県
馬車引きの仁太郎さんが八戸からの帰り、キツネに会った。キツネは人間の言葉で「わしはしもさかの仁太郎のごてい(お父さん)だ。魚こけろ」と催促した。
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キツネ
1987年 山形県
話者が若かったころの話。柳原の郷倉で話者を含めた若者たちが夜中に芝居の練習をしていたら、生温い風が吹き込んで自転車や馬車の音が聞こえてきた。狐が化かそうとしているのだと思い、みなで木刀を振り回したという。
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ソウゼンサマ
2001年 青森県
T家の先祖には馬車引きをした人がいる為、屋敷内にソウゼン様を祀る祠があり、昭和30年代までは正月16日に多くの者が参拝にやって来た。ソウゼン様は家の中に祀ってはいけないといわれるが、以前屋外に祀っていた瀬戸物の神体は祠ごと池に落ちてしまい、未だに見つかっていない。
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シロギツネ
1941年 岐阜県
さる馬車引きの中年男から聞いた話し。丹生川村折敷地の方へ向かって峠を越えかかった時のこと。突然馬が動かなくなった。見ると、先ほどの山路の曲がり角に白狐が座ってこちらを見ていた。まもなく白狐は姿を消し、動けるようになった。この峠ではよく白狐がでるという。
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キツネ
1979年 岐阜県
下洞集落から安郷野集落に抜ける間の寂しいところを夜、朝鮮の人が馬車を引いて通りかかったらお化けがたくさん出て脅された。その人は人家に駆け込んで血を吐いて死んだという。脅したのは狐だった。そこから何年かして遺骨が出たので、祀った。
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イケノヌシ
1939年 千葉県
長沼池には弁天様が祭ってあるが、池の主は蛇だという。池の主は他村から来た女性に化け、近くを通る村の馬車引きなどと道連れになる。そして池が汚れたとか祠の掃除の仕方が悪いとか、その池についての希望をさりげなく話す。話しかけられた者は村人にそれを告げ、村人は総出でその希望通りに祀るという。
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(ハテノハツカ)
1951年 徳島県
彦さんという6尺近い大男がいた。頑固な人で、家人が止めるのも聞かずに果ての二十日に山の石割に出かけた。その帰り道、山から生石灰を積んだ荷馬車に出会った。「馬車の上に乗っていけ」と勧められたので、石灰俵の上に乗って坂を下りていったところ、途中で俵が崩れて沼田に落ちた。水がたまっていたので、その人の上に石灰の俵が落ちてきて、ついに焼け死んでしまったという。
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カッパ
1961年 岩手県
兎は猿と河童を利用して馬車ひきの荷物を盗みとった。河童には塩を分け与えたが川で溶けてしまい、茣蓙を割り当てられた猿は滑って尻を剥いてしまった。兎は豆を喰べてひとり得をしたが、体毛に豆をつけてまめぼろしができて損をしたふりをした。
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アズキトギ
1995年 山形県 
子供たちは、夜、小川で小豆を研ぐ音が聞こえるといって怖がっていた。小川の水の音がそう聞こえることがある。
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ムカエイヌ
1956年
深夜の山中で行人を待ち受けて、それをやり過ごしてから頭上を飛び越えて危害を加える。
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