シシマイ 1941年 栃木県 大日堂の獅子舞に関する俗信。獅子舞の風にあうと疫病にかからないという。この獅子舞は疫病除けになると信じられていて、伝染病患者の悪疫払いに出張して舞ったが、獅子舞の人たちには伝染病患者が出たことがないという。
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シシガシラ 1964年 不明 三匹獅子舞の獅子がしらを同じ箱におさめておくとけんかした。
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キツネ 1989年 長野県 越後獅子を演じる人が岩の沢を登ってきたところ、きつねが昼寝をしていたので石を投げた。しばらく行くと立派な家があり、獅子舞をした。家の娘がご馳走をしてくれ、風呂に入った。冷たくなって見ると、家も娘も消えてしまい、広い麦畑の中だった。ご馳走だと思った者は馬糞だった。
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シシマイ、マキモノ 2001年 秋田県 三匹獅子舞で獅子と巻物が行列したあたりの田畑は豊作になり、伝染病が家々に入らないといわれている。
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ニシカナノイノシシマイ 1986年 埼玉県 突然の突風とともに三体の竜神の面が天から降ってきた。それを村人が舞い始めたのが獅子舞の始まり。また、江戸川上流から流されてきた龍神の面を被って旱魃の時に舞ったたところ、降雨があり、以後毎年舞うようになった。また、荒神と恐れられていた獅子が上流から流されて香取神社に着いた。七日七夜とどまって神の使いとなることを望んだ。氏子たちはこれを救い上げて獅子舞を舞うようになった。
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カワソ 1975年 愛媛県 10人ぐらいで角力を見に行った帰り、渡りというところで、田の中に何かがぽかんと立っていた。それが次第にこっちに来たので、皆は先を争って逃げた。渡りというところは、よくかわそが出るところだった。
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キツネ 2001年 山形県 神の使いである稲穂をくわえた老狐が現れたことを豊年の前兆として喜び、躍りを習いそれを覚えて鎮守に奉納したのが三匹獅子舞の始まりである。
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キツネ 1985年 和歌山県 山にシタガリに行ったときのこと。姉が迎えに来た声がしたから帰ろうかと思ったが、周りはまだ仕事をしているのでおかしいと思い、キツネかと思って声のほうに石を投げたら、声はしなくなった。それから家に帰って確かめたが、姉は迎えに来ていなかった。キツネの仕業。
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(ゾクシン) 1973年 三重県 獅子舞は、2月1日から4月19日まで、三年に一度行う。お獅子様に長襦袢を噛んでもらうと、健康で賢くなるといわれていて、よく噛んでもらったという。
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トウゴロウキツネ 1956年 宮城県 八景橋の辺りに藤五郎と呼ばれる老狐がおり,よく通行人を騙した。中津村新田に勘作という獅子舞の師匠が,ある日大田袖沢小谷地の物持須田某に招かれた帰途,大きな屋敷に是非にといって招きいれられた。一行は終夜踊り通したが,夜が明けてみると八景橋近くの谷地の中におり,土産が全部無くなっていた。藤五郎狐の仕業だという。
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ダイジャ 1981年 和歌山県 山に行って獅子頭くらい大きな頭の蛇を見て病気になり、死んだ人がいる。
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シシガシラ 1982年 香川県 泣き獅子と呼ばれる獅子頭には、次のような言い伝えがある。昔、富田八幡のお旅所は川向こうにあった。ある時何日も雨が降って洪水になり、2頭の獅子頭のうち1頭が流れて淵に沈んでしまった。残った獅子頭は悲しんで泣いたという。
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ヤクシニョライ 1991年 愛媛県 若宮神社の薬師如来は桜木法親王の一行が大僧都に落ちて来た時背負っていたもの。ある時、別府から来た坊さんが気に入って持って帰ろうとしたが、どうしても門を出なかった。坊さんは諦めて帰ったが、間もなく亡くなった。このお薬師様を運び出そうとする者は、短命に終わる。
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コノハノヨウナモノ 1956年 東京都 満月の夜、嫁迎えの行列が八幡様の宮下で焼けた棺を見た。提灯の火が消え、牛が走り回る音が一人にだけ聞こえる。墓所の一本松から木の葉のようなものが落ち、一行は倒れてしまった。
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テング,カミカクシ,ジュウニイロノタマ,オオニュウドウ 1982年 東京都 オボスナサマで毎年9月15日に獅子舞があり、その度に7つ8つの子がさらわれる。お母さんと手をつないでお獅子を見ていると、ひとりでに手が離れて、天へあがって、ふわりふわりと飛んで行く。おろされると十二イロの玉がいっぱいあって、棍棒を持った大入道がいるという。神隠しか天狗がさらうのかわからない。
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ユウレイ 1936年 秋田県 マタギが雪崩にあい、埋まっていたが、その頃村の人たちはマタギの一行が肩に小長柄を担いで山から下りる姿を見た。幽霊であった。小長柄を肩に担ぐと雪崩にあうと言われている。
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アヅキトギ 1950年 新潟県 出る。
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ヤカンコロバシ 1950年 新潟県 出る。
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シシダ 1975年 秋田県 獅子田の説明。旅の獅子舞が掠争いにまけて殺された。その墓を作って弔い、塔婆をたてた。整理されたためこの塔婆が田に入ることになり、祟り田騒ぎになった。
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カガヤイタヨウナスガタノヒト 1992年 奈良県 昼間、子供たちが薬師堂に遊びに行ったら、輝くような姿の人が出てきた。そして子供たちに「お前ら、来いよ、来いよ」と言った。子供たちは怖くなり、逃げ帰った。
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バケネコ,キツネ 1981年 東京都 モリヤの池にはハヤがたくさんおり、毎日釣り人でにぎわっていた。ある日、子供3人が魚釣りに行って帰るとき、どこからともなく「おいてけ」という声がした。子供たちは怖くなり釣った魚をほうって逃げた。そこでおじいさんが確かめにいくと、はたして帰る時に声がした。あたりを見回すと林の中に娘がいた。狐だと思い打ち殺したら、化け猫だった。
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