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検索対象事例

キツネ
1976年 山口県
猟師が月夜で明るい夜道を歩いていると、急に真っ暗になった。キツネの仕業だと思って煙草を吸い、「今のうちに通さぬと鉄砲を持って仕返しに来るぞ」と威すと、また明るくなった。

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キツネ
1975年 静岡県
月夜でないのに明るいと思ったら、キツネが提燈行列をしていたその灯りだった。
類似事例

キツネ,タバコ
1989年 長野県
話者の祖父が夜道を歩いていると、本当に真っ暗になって何も見えなくなった。きつねに化かされたかと思い、土手に座って、きつねは火が嫌いなので煙草に火を付けて一服していた。すると周囲が明るくなったという。
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カワウソ
1948年 新潟県
夜歩いていると、突然前が見えなくなる。歩きつづける田の中に入ってしまう。あっと思うと、急に明るくなるという。獺の怪の仕業ともいわれる。
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キツネ,(ゾクシン)
1976年 山口県
あぶらあげを持っているときは、明るいうちに戻るものだという。
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キツネ
1993年 岩手県 
夕方、抜けたお爺さんが山道を行くと、だんだん明るくなってきた。変だなと思いながら明るいところに出て、着物のまま川の中を歩いて、水浴びもした。人に声をかけられて戻った。狐に騙されていた。
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オタヌキサン
1976年 愛媛県
暗闇の中を歩いていると大きな青い火が現われて明るくなる。
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オヨメサン,キツネ
1938年 長野県
夜遅い帰り道、持っていた提灯が突然消えて、月夜のように明るくなり、向のほうに美しいお嫁さんが歩いていくのが見えた。気味が悪いのでたばこを吸うと、そこは川の中だった。家へ帰るとみやげのごちそうがなくなっていた。
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ミチアンナイノヒトツメコゾウ
1987年 長野県
昔,「儂ら」が子供の頃の話。誰でも知っている話だが,一つ目小僧の目は提灯より明るく,先に立って道案内をしてくれた。大屋村から急な坂を登ると月夜平という草原があって,そこに小さな男の子が一人立っており,真っ暗な夜道でそこだけが光っている。その男の子に引き込まれてしまうのか,後ろからついていくと,男の子の周りは明るく,気がつくと家に着いていた。男の子はにこっと笑って消えてしまう。体験者は少なくなく,「月夜平の一つ目小僧」と呼んでいた。
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キツネ
1984年 山梨県
狐は煙草が嫌いだから煙草を吸うと狐に化かされない。
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キツネ
1989年 群馬県
狐に化かされたと思うときには、煙草を吸えば狐が逃げる。
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タヌキ
1965年 宮崎県
村のシモを歩いていたとき、急にあたりが明るくなって、田の広場に出た。狸の仕業と思い、化かされるものかと、タバコを吸って気を落ち着かせると、元のようになった。そのまま歩いていたら、崖から川に落とされる所だった。ハンタ酒(ほろ酔い加減)のとき、化かされやすい。
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ヒカリモノ,ヒトダマ
1981年 茨城県
八月のある夜に、橋の上を通っていると、パッと明るくなった。見てみると一つは明るくて大きく、二つ目は小さい2個の光ものが飛んで行った。すぐに消えたが、これが人魂だろうか。
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キツネ
1973年 岩手県
小麦を干しに山に行ったら、正午頃なのに急に暗くなってしまった。犬が吼えたらまた明るくなった。狐の仕業。
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(ゾクシン)
1971年 茨城県
狐は油揚げを持っているとつき易く、煙草を吸うと離れるというので、遠出するときには常に煙草を持つようにした。
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タヌキ,アオニュウド
2002年 香川県
ツガから不動さんまでの曲がり角をヒウチカドといい、狸によく化かされたという。昔、炭焼きの帰りに不動さんを通りかかると、月夜だというのに真っ暗になった。仕方なく四つん這いになって両手で両側の草を掴んで土橋を渡りきると、元の明るい月夜に戻った。そして笑う声が聞こえたという。これはアオニュウドという狸の仕業だという。
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ニチリン
1975年 東京都
日輪が沈む時、いつもと違って横に沈んだ。そのため、月夜のように明るかったという。
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カワウソ
1939年 新潟県
夜歩いていると、突然暗くなった。すると堀の中に投げ込まれることがあり、投げられると元の明るさになって、上がることができる。これは川獺の仕業であろう。
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キツネ
1983年 岩手県
キツネにだまされたなと思ったら煙草を吸うといい。キツネは火が嫌いなので、逃げていく。女に化けて出たなと思ったときは、その手をとって逆撫ですれば、毛が逆立つのでわかる。キツネにだまされるというのは、1945年の敗戦前まではよくあったが、今はあまりない。
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キツネ
1971年 茨城県
きつねは女に化けて人を騙す。化かされたと思ったら、煙草を吸うといい。
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キツネ
1973年 岩手県
山に草刈りに行ったら急に暗くなり、向こうから馬の蹄の音がパカパカ近づいてきたので避けたが、音がするばかりで馬が来ない。狐の仕業だと思って砂を掴んで投げたら狐は逃げて、周囲も明るくなった。
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ヘビ
1952年 岡山県
夫婦の蛇がいるところをある人が通りかかると暗くなり、前方に美しい一人の女が立っていた。大蛇のお化けと思って鉄砲で撃つと、明るくなり、子供の足跡がついていた。そこに蛇神様を祀ることにした。
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