カッパ,テンジク 1949年 新潟県 河童は、6月1日に天竺(天空)から降り、八月の末に天竺に帰る。
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シラセ 2002年 山口県 夜、猪が罠にかかると目が覚める。かかってすぐ死ぬと寝ることができる。
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カッパ 1976年 新潟県 新潟県北蒲郡の一部で、6月1日に河童が天竺から降り、8月末に天竺に帰っていくという。
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タノカミ 1963年 福島県 10月10日には田ノ神が天竺に帰るので、餅をついて祝う。
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ネテイルホウコウガシゼントカワル 1992年 山形県 夜寝ていると、何時の間にか寝ている方向が変わっている。
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キツネ 1980年 秋田県 嫁貰いにいって酒を飲んでの帰り、家に帰りついたと思って寝て、朝目がさめたら杉の葉の上だった。
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ヒノタマ 1965年 長崎県 鼻のほげた人が寝ている時、鼻の穴から火の玉が出て水を飲みにいき、火の玉が入ると目が覚めた、という話がある。
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マクラコゾウ 1969年 香川県 ある晩、大窪寺の寺務所で寝ていたら、ふと目が覚めた。小さい子供が足の上に来て立っていた。叫ぼうとしても叫べなかった。この化物をマクラコゾウと呼んでいる。
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イキリョウ 1982年 島根県 大きな家の納屋の2階を借りて寝泊まりをしていると、毎晩、苦しくて目が覚めるようになった。ある晩、目を開けると、真っ黒い大きな四角い顔をしたものが胸を押さえており、小さな目が2つあって、体には黒い毛がいっぱい生えているのが見えた。手刀で切りつけると姿を消した。家の主人には長い間病気の息子がいたが、これ以後次第に快復していった。
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マクラモトニスワルオジイサン,シ 1966年 群馬県 昭和10年頃、3時に目が覚めると「旦那!」という声がする。見ると黒い衿のついた丹前を着た知人が座っていた。翌朝、その知人の家に行くと、知人は病気で寝ていた。その服装は夜に見たものと同じであった。
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シノヨチョウ 1946年 村の石屋が寝ていたとき夜中に目が覚め、足許の障子に気をひかれた。子供があけたいくつもの穴があったが、その中のひとつから覗かれているような気がした。親戚が死んだときのことであったという。
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ムジナ 1972年 千葉県 お婆さんが寝ていたら、ムジナが戸をドンドンと叩き、「婆さん寝たか婆さん寝たか」と聞えて寝られなかった。ムジナに化かされた。
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ポスター 1986年 東京都 夜中に目が覚め、天井に貼ってあるポスターを見た。すると、7人だけのはずなのに、人間が1人増えていた。
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キツネ 1982年 宮城県 寝ろ寝ろ、と声をかけられて服を脱いで寝たら、田圃の中だった。狐の仕業。
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キツネ 1985年 和歌山県 夜道を歩いていて、狐がついたと思ってじっとしていると道が見えてきた。ベッピンが派手な浴衣を着て来るので出会おうと思って行くと、いなかった。
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イコウ,シロハタ 1974年 証誉念信はある時、夢ともなく覚めるともなく、目の前に4本の白い旗が庵の四方の木にかかり、半時ばかりの間、目を閉じても見えていたという。その時は部屋に異香がただよっていた。
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キツネ 1990年 福島県 狐は遠くにいる人に見えて、近くにいる人には見えない。
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キツネ 1997年 奈良県 子供が夜道を歩いていると、前から2つ3つの光が見えた。これは狐だと思っていると、母の持っている提灯の明かりが見え、その時には前にあった光は見えなくなった。
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ホトケ 1962年 神奈川県 彼岸の中日は、仏が天竺に買い物に行くので、おむすびを弁当として供える。
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キツネ 1930年 長野県 夜中に人の呼ぶ声がするので表へ出て返事をすると、気持ちが悪くなり家へ入るなり寝てしまった。次の朝、上の家のお祖父がいなくなったというので探すと、下の家のところで寝ていた。狐にだまされたらしい。お祖父の足跡とともに狐の足跡がついていた。
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キツネノヒ 1930年 兵庫県 狐の火は青や赤だったりするが、どことなくぼんやりしている。山の向こうにチラチラ見えているかと思うと、こちらにチラチラ見えるというように、始終動いている。
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