ザシキワラシ,カッパ,ネズミ 1958年 岩手県 寝ていて半意識状態になったとき、足から河童・鼠が上がってきて体がしびれる。これをザシキワラシという。古い家の座敷や床の間に背を向けているとき、胸に手をあてて寝ているときにくる。
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ザシキワラシ 1958年 岩手県 座敷童子は床の間のある座敷に出る。床柱を下りてくる。床の間の前の畳に布団が触らないようにして寝れば出ない。2人で胸の上で相撲をとったり、鼠のような声を出したりする。座敷童子が来ると体が動かなくなる。
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マモノ 1974年 愛媛県 ある家を魔物が通るというので、若者が納屋にわらをあけて寝ていた。しかし、東枕で寝ると西枕に、西枕で寝ると東枕にという風に、寝ていた方向がいつの間にか反対方向になっていたという。
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キク 1980年 菊の花を枕にして寝ると頭痛は癒えるが、もしもこの枕で頭痛が起きたならば、いかなる薬でも直すことは出来ないという。
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ワラシ 1989年 岩手県 鱒澤村の某家に、座敷の床の間の前からたたみ1畳去って寝ないと、夜中にワラシが来て揺り起こしたり、体を上から押し付けたり、枕返しをしたり、とても寝させぬところがある。
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オシラサマ,ユメマクラ 1975年 岩手県 オシラサマが夢枕に立つのは、その家に火事が起きるとき、大黒柱が倒れるとき、あるいは世の中に大きな災害が起きる時などである。
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ザシキワラシ,ネズミ 1958年 岩手県 ザシキワラシは古い家に出る。座敷と常居のフスマを開けて寝ると鼠が歩くような音が足元からして、布団の上を上がってくる。起きようとしても起きられない。ザシキワラシの正体は死人を食った古いネズミともいう。
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(ゾクシン) 1973年 香川県 床の間に笹餅をつるし、これを持って公事に行くと勝つという。
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オヒト 1966年 鳥取県 大きな神様が枕にして寝ていた岩をオヒトマクラと呼んでいる。
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ハクタクシン 2000年 岡山県 正月に白澤神のエサンを床の間に掛ける。
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ヒトツメコゾウ 1991年 埼玉県 子供の頃、夜遅くまで起きていると「1つ目小僧がやってくるから早く寝ろ」とよく言われた。
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ヤマオラビ 1981年 福岡県 夜遅くまで子供が起きていると、ヤマオラビが来るから早く寝ろと言ったという。
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オボノカミサン 1982年 神奈川県 オボノカミサンは「なんとはなしにそこにいらっしゃる」と言われている。それで床の間や戸棚に飯を供えている。
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マモノ 1989年 山梨県 朝起きて口笛を吹くのは魔物を呼ぶのでしてはいけない。
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(ゾクシン) 1960年 愛媛県 元旦にお宮のドウノクチがあくのを待って、早くに起きるが、早く起きるほど幸せになるといわれている。
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ジンジャ,ユメ,キョウチョウ 1950年 千葉県 神社の夢を見ると凶事が起きる。
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シオガマサマ 1957年 東京都 6月1日は塩釜様の縁日だからと、塩と洗米を供物として床の間にあげる家がある。こうするとお産が軽いという。
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(ゾクシン),ニシマクラ,サルノユメ,(シノヨチョウ) 1915年 栃木県 西枕で寝ているときに猿の夢を見たら3年以内に死ぬといわれている。
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ニシマクラ,サル,ユメ,シ,(ゾクシン) 1915年 栃木県 西枕で寝ているときに猿の夢を見ると3年以内に死ぬといわれている。
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ハイラズノマ 1957年 愛媛県 日向谷には、昔庄屋が殺され、殺した人が捕らえられて死刑になり祀られた「入らずの間」があり、そこでは女は絶対に寝ない。その部屋の床の間にはセイショコサマが祀ってある。
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(ムジナツキ) 1984年 新潟県 ムジナに憑かれたときには霊媒や行者に頼んで「ムジナ落とし」の祈禱をしてもらう。ムジナに憑かれた人の手足を縛って、床の間に神さまをまつって祈る。このとき、床の間から玄関まで糠を撒いておき、そこにムジナの足跡がつかないうちは、ムジナが落ちないものという。
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