国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

クリカラリュウ
1965年 滋賀県
相応和尚が空鉢の秘法を行ったところ近江の商人が鉢を追い返した。すると毎年平方浦の船は破損するようになった。中古小野という名の行人に修法してもらったら海上は平穏になったが、行人は沈んだ船には竜が住んでいるといった。

類似事例(機械学習検索)

ヒハツショウニン
1991年 香川県
中寺に飛び鉢の方を使う上人がいて、瀬戸内海を通る船に鉢を飛ばして追いかける。船頭が鉢に白米を入れると鉢は帰るが、入れないと鉢が燃え、火を吹きながらどこまでも船を追いかけてくるという。
類似事例

アマゴイ,セイリュウ
1935年 香川県
川岡村長福寺の宝物の青龍は、雨乞いの時、大きな鉢にいれ、修法を行うと雨が降るといわれる。元禄14年7月には、修法の時に鉢が4つに割れ、青龍が飛び出し、激しい雨が降ったという。後にこの青龍は石清水八幡宮の蔵に納められた。
類似事例

ドウガザキ,ギョウニン
1956年 宮城県
島の東端にあり、下の暗礁を行人根という。昔、行人が住み、毎夜子の刻にここで修行したといい、この岩に触れると祟りがあると恐れられている。崎の中央に塚があり、弘安10年(1287)11月20日の紀銘のある板碑がある。
類似事例

カワウソ
1988年 富山県
川獺(かわうそ)には頭の上に鉢があり、それが渇くと弱くなる。檻に入れておいたのが、シャモジのしずくが鉢に入って突然力をつけて逃げたこともある。
類似事例

フネ
1990年 沖縄県
人が死ぬ前には「船が来る、船が来る」という。
類似事例

ボウレイセン,フナモウレン
1937年 和歌山県
流れ仏が出たときには天気の悪い夜に、死んだ人が乗っていた船が亡霊船になって現れる。これを本物の船と見間違えると難船するといわれているが、よく見れば間違う事はない。強風のときに自分の船の反対方向から帆が走ってきて、それが船の前を横切ったらそれが亡霊船であるといわれている。
類似事例

ノヅチ
1921-1922年
山に行くとノヅチという小さい蛇のようなものがいて、行人を自由自在に追っかける。頭も、尻尾もない、榾のようなものであるという。
類似事例

カッパ(ゾクシン)
1964年 群馬県
河童はしらじ(摺鉢)をかぶって出てくる。
類似事例

フナユウレイ,ウミボウズ,イソオンナ
1932年 長崎県
幽霊船や海坊主は柄杓を貸せという。そこを抜いて貸さないと船に水を注がれて沈められる。船幽霊は決して艫からは船へ上がってこない。船玉様がともの方を向いているからだという。磯女は乳から上が人間で下は幽霊のように流れていて、やはり船を襲う。
類似事例

ユウレイセン
1964年 高知県
普段は行き会うことのない所で行き会った船が、幽霊船である。この船に会った人は多く、船の下半分がなかったという話や、杓を借りて船を沈める話、そして船の下が光るといった話を聞いた。
類似事例

ヘビアナ
1941年 福井県
蛇穴の沖まで来ると急に船が動かなくなった。きれいな女が出てきて、船の上に立っていたので、刀で切りかかると女は船を放した。すると船は走り出した。
類似事例

フネ
1990年 高知県
おばあさんが死ぬときに「船が来る、船が来る」と言った。「どんな船」と聞くと「きれいな船」と言った。そして、「ああきれい」と言って息をひきとった。
類似事例

キツネ,イヅナ,イイナワ
1969年 長野県
イヅナ使いは行人であり、狐使いとも言う。イヅナ使いの感情を害すといづなに憑かれる。イヅナが憑いた人はとてつもないことを言ったり、素足で山を歩き回ったりする。イヅナに憑かれた場合は行人に落としてもらう。
類似事例

コエ
1980年
海上で大風が吹き、大波が打ち寄せて、船が転覆しそうになった時は、船に乗っている人が皆船の頭に立って大声で叫べば、大波は船を避けるという。これは人の陽気を風が避けるためである。
類似事例

ソコユーレイ
1933年 長崎県
平島では船幽霊をソコユーレイと呼び、船につくと船は少しも動かなくなる。万灯のような灯をつけて幽霊汽船が来る際、人の声だけがして汽船の走る音は聞こえないという。また、江島の船が、天気が崩れたので帰ろうとすると、裸でヤアヤアと言いながら6人が泳いできて船にかじりつき、船が動かなくなったという。追い払っても再び泳いできたという。
類似事例

ネズミ
1980年
鼠を非常に愛して飼っていた商人がいた。ある時商人の手を鼠が噛み、商人は重い病となった。商人は人間に対する様に鼠に向かい文句を言ったところ、鼠はいなくなったかと思えば、商人が寝ている間に薬草を持ってきた。商人はその草の汁を傷口につけ、煎じて飲むと忽ち解毒され完治した。
類似事例

ハチ,ホウドウ
1940年 兵庫県
僧、法道は飛鉢法を使って供米を乞うた。一度は米俵をことごとく鉢につけて持ち去ろうとしたが、相手の男が必死に謝罪したので、米俵は元のように飛返した。
類似事例

ユウレイセン
2002年 山口県
地家室の漁師が体験した幽霊船の話を近所の若い船乗りにしたら、幽霊船の見分け方を教えてくれた。怪しいと思う船を見たら股の間から逆見するそうで、逆見をして船が海面から少し離れて走っていたら幽霊船であるという。
類似事例

ソコユウレイ,フナユウレイ
1934年 長崎県
ソコ幽霊につかれると船が動かなくなる。海坊主のようになったり、幽霊船になったりもするらしい。
類似事例

〔フネシズミイケ〕
1956年 宮城県
水戸部の浜に戸倉明神が上陸したとき、船が沈み、船も碇も石になったという。
類似事例

ムカエイヌ
1956年
深夜の山中で行人を待ち受けて、それをやり過ごしてから頭上を飛び越えて危害を加える。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内