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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

クダモノ,(テガクサル),(ゾクシン)
1915年 熊本県
人吉地方では、果樹などを荒らされないように、板に手を書いたものにくぎを打ち、逆さに枝に吊るしておく。もし果物を盗めば、盗んだ者の手が腐るといわれている。

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ジュソ
1915年 熊本県
果樹などが荒らされないように、板に手を書いて釘を打ち、逆さに枝に吊るしておく呪詛をする。もし果物を盗んだら、その者の手が腐るという。また立ち木を削り逆さに人形を描いて釘を打っておく呪詛をすると、呪詛を向けた相手の体の釘を打った所が腐るという。
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キンノタマ
1989年 山梨県
7年か10年前に金の玉が盗まれたが、盗んで持って下りた人が持っていられなくて返してきた。
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ヘビ,(ゾクシン)
1939年 和歌山県
蛇を指さしすると指、あるいは手が腐る。
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カッパ
1957年 新潟県
妻が夜冷たい手で臀部をなでられるというので、手を切ってみるとその手は河童の手であった。その夜、手を返してほしいという男の子が来たので、返してやると、それからしばらくは魚の贈り物が続いた。
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1998年 静岡県
ある夜、タクシーの運転手が、手に大きなエメラルドの指輪をした美しい女の人を乗せた。運転手はその女の人が降りる時、女の手をドアに挟み、その手をもいで逃げた。手の指輪を取ろうとすると、手が襲いかかり、運転手は死んだ。
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キツネ
1972年 千葉県
婚礼の帰り、祝い物をもって馬頭観音の前を通りかかったら、きれいな娘が声を掛けてきて同道した。歩いていると、祝い物をパッと盗んで消えた。狐は物を盗むとき、化けて一緒に歩いて盗む。
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カッパ
1957年 新潟県
婦人が寝ていると冷たい手で触ってくるものがあったので、その手を切ると河童の手であった。手を返してもらいに来た河童は、腕と交換に妙薬の調合法を教えた。
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(ババギツネ)
1979年 愛知県
阿部四郎五郎というひとが、わが手に乗ったら手とともに斬ろうといったところ、そのような人の手には乗らないといった。
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ミツムネサン
1931年 山梨県
蔵にしまっておいたお金が少しずつなくなるので、蔵の番をする三峰様を借りてきてお金を盗む者を食い殺すように頼んでおいた。実はお金はその家の息子が盗んでいたのであり、2、3日後に蔵の前で殺されていた。
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ジゾウ
1964年 福島県
梨平の延命地蔵はしばられ地蔵、無尽地蔵ともいう。木像なので手足や首、あるいは丸ごと盗まれることがあるが、盗んだ者に必ず災いが起こり、戻って来る。
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サカサバシラ,タタリ,(ゾクシン)
1915年 宮城県
逆さ柱は祟るといわれている。
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キツネ
1990年 福島県
狐は宴会のお土産を盗む。
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タタリ
1930年 新潟県
昔、げんどうろくという人が、年貢の金を盗まれ、首をくくって死んだ。盗んだ人はその金で茶屋をはじめたが、代々その家からは片輪者が出たので、祟りだと怖れて、坊さんを呼び供養をした。
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キツネ
1973年 岩手県
狐は人を噛まないが、持ち物を盗むという。
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カッパ
1932年 熊本県
野菜を盗みにきたがわっぱの手を女が包丁で切り落とした。2、3日後がわっぱが手を返してもらいにきて、お礼にどんなものにも効く薬をくれた。
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キツネ
1992年 島根県
狐は油揚げを盗む。ちょっと目を離した隙にとられる。
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タタリ
1957年 熊本県
人吉の青井社脇の聖権現は廻国の聖が密通して室女を盗んだので遂に共に害せられ、その魂が祟りをなすので祀ったといわれた。
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ニンギョウ,ジュソ,クギ,(ゾクシン)
1915年 熊本県
立木を削って人形を描き、それに釘を打っておくと、呪詛する相手の体の、釘を打った場所が腐るといわれている。
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ヤハタサンノシシ
1957年 山梨県
八幡さんの獅子を盗まれたことがある。これを盗んだ家では病気などの災難が続いた。易を見てもらって判明した。それで皆で狛犬を取りに言ったが馬でも引くことが出来ない。それを人が背負うと軽かったという。
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アクギノバアサン
1985年 愛媛県
アクギの木の前の地蔵のところに、「あくぎの婆さん」と呼ばれる、老婆の幽霊が出た。
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ワラニンギョウ,(ゾクシン)
2001年 福島県
柿畑などに入り柿を盗み去った者がいるときは、その足跡に杭を打ち遺棄物を釘づけにし、藁人形を作って盗人になぞらえて、これを逆さに木に吊して置くという。
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