国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

クロカワ
1916年 福岡県
山道の傍らにある苔で包まれた古碑は公家の姫君である照日の前の墓だといわれている。姫君がこの地に住み、麓の小川で黒髪を洗ったら、髪の色が流れて川の石も水も黒くなった。そのためこの川を黒川と呼ぶという。

類似事例(機械学習検索)

ヘビ,ナガミレズ,(ゾクシン)
1915年 和歌山県
髪を流れ水で洗うと蛇になるという。
類似事例

ヒメギミ
1931年 岩手県
松崎村の蒪菜沼(昔のミゾロヶ池)には京都から下ってきた美しい姫君の庵があった。この近くの観音堂には姫の持仏が祀られており、沼には金が沈んでいるといわれている。今でも、沼の中にある男石女石の近くに美しい姫君が裸体で浮かんでいるのが時々見えるという。
類似事例

(ゾクシン)
1985年 福島県
7月7日はナノカアビといって、子供らが川に7回入った。また、クスリミズが流れているといったり、暗いうちに川で髪を洗うと髪がきれいになるといったり、大豆の葉で身体を洗うとよいといった。
類似事例

アミダブツ
2002年
嵯峨天皇の時、三条中将という人がいた。子がなく、北の方と願を興し、子を授かれば3寸の金の阿弥陀仏などをつくることを誓う。しばらくして女子を授かる。北の方は姫君が7歳のときに亡くなり、中将は後妻を迎える。その後妻の策により姫君は殺されそうになるが、金色の阿弥陀仏が身代りになり助かる。
類似事例

タヌキ
1986年 滋賀県
「ドンド川」或いは「ジナイ川」と呼ばれるその川は、1人で渡ると狸に足を引っ張られるといわれていた。
類似事例

コウボウダイシ
1931年 東京都
昔、旅の僧が汚れた法衣を洗ってくれと頼んだが、川に水がないからと嘘をついて断ってしまった。その後、その村には水無瀬川の水が流れなくなったという。
類似事例

イシノクツ
1974年 福島県
奥州菊田郡泉村に判官屋敷というところがあり、むかし磐城判官の正氏が住んでいた。その召使いであった苔野という女が身投げした淵があり、「苔野が淵」という。潮が引いた時に淵の底を見ると、石の上に石の沓があるという。これは苔野が身を投げた時にはいていた沓が石になったのだという。
類似事例

コウボウダイシ,ミズナシガワ
1948年 兵庫県
昔、お婆さんが川で洗濯をしていたとき、汚い乞食僧が「水を飲ませてくれ」といったが、あまりに汚かったので、お婆さんは「水はない」といって断った。乞食僧は大変怒り、錫杖でぐるぐると水をかきませた。すると、みずはみるみるなくなり、川は川原になった。坊さんの姿は消え、空から「そんな、よくない者がいるなら「水なし川」にしてやる」という声が聞こえてきて、それ以来、安黒川は大雨のときでないと水が流れない川になった。
類似事例

ヘビ
1931年 長野県
古浅間山の法院坊という穴に大蛇が住んでいた。ある時蛇掘川が水のためにいっぱいになり、蛇が流されてきた。その時蛇は大きな石を背にかぶってきた。その石を笠石と呼び、今も川の中にある。
類似事例

ヨビイシ
1967年 福島県
呼び石といわれている石の前に立ち声を発すると返事があるという。
類似事例

ダイジャ
1967年 福島県
狸石とも蛇塚石とも呼ばれているものがある。昔、大蛇を殺してこの地に埋めたのだろうといっている。
類似事例

アンジュズシオウノハハ,ドク
1928年 新潟県
中川で安寿対王の母が目を洗っていた。その時の毒が流れたために、川の水が濁っているのだと言われている。
類似事例

ニゲミズ
1976年
武蔵野で、遠くから見れば水が流れているように見え、近付けば違う所で流れているように見える。又、ある人の屋敷の小川は藪に流入してその先が見えない。あるいは12月晦日にだけ水が絶える川の話や、人々が雨から逃げるためなど諸説がある。
類似事例

サカシマガワジゾウソン
1997年 愛知県
昔、北奥田の老婆に「川の水が逆さまに流れているところに地蔵堂を造れば家が栄える」という夢のお告げがあった。お告げの通り、逆さまに川の水が流れているところがあったので、そこにお地蔵さんをつくって祭った。川の水は元に戻ったが、老婆の家はお告げ通り栄えたという。また、逆しま川の水はイボを取るのに効果があるという。
類似事例

(ゾクシン),カッパ
1935年 栃木県
川に小便をすると、かっぱに川に引き込まれるという。
類似事例

アズキトギ
1995年 山形県 
子供たちは、夜、小川で小豆を研ぐ音が聞こえるといって怖がっていた。小川の水の音がそう聞こえることがある。
類似事例

〔テルヒノマエ〕
1978年 広島県
元禄の頃、宮景盛の娘の照日の前が悲恋の果てに入水して竜神になって昇天した。ひでりの時ここで雨乞いをして弁天社から小蛇が出て游行すると雨が降る。照日姫は供養されると元の姿を現し、歌をうたって消えた。
類似事例

カワウソ
1976年 新潟県
川うそは死人を洗っているところをみせたり、髪の長い女に化けたりすると言う。
類似事例

ボウレイ
1974年 東京都
角田川のほとりにある子の墓で母親が念仏すると子の亡霊に会うことが出来た。母は妙亀という尼になり傍らの庵に住んだ。故にこの地を妙亀山という。
類似事例

カッパ
1981年 和歌山県
カッパは川を、花に化けて流れる。
類似事例

トウゾクノハカ
1933年 山口県
たちばな川は、昔この地に住んだ盗賊を村人が斬り、その血をこの川で流したので太刀洗といわれていたのが訛ったものであるという。その盗賊の墓というのが残っているが、これに触れると病気になるという俗信がある。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内