オフダ,オカゲドシ,ハラヒ 1915年 和歌山県 御蔭年は61年目に1度来る。慶応年間の御蔭年には、家々に御祓様(御札)が降り、家によっては御祓様の中に小さな玉が入っているものもあった。御札が降るにつれて世間が騒々しくなり、15・6人が一団になって「ええじゃないか」と囃しながらその家に踊りこみ、酒肴の振る舞いを受けた。
類似事例 |
|
ボウレイ 1933年 群馬県 下後閑村と秋間村の間に「種屋殺しヶ谷」がある。慶応元年11月13日の朝早く、利兵衛という老人が、信用していた文治という若い男に殺され、金を奪われた。死に際に利兵衛は「貴様のところにきっと化けて出てやる」と言った。その後、文治は捕えられたが、そのとき受けた鉄砲傷が元で、5、6日で死んだ。文治は死ぬまで利兵衛の亡霊に悩まされていたという。
類似事例 |
|
フルヅカ 1976年 岡山県 備中下道郡九代村舟山で山に祠を建てようとしたところ、石櫃が出てきた。中に生きているような男女が入っていたが、風と共に消えた。刀と鏡があったので、藩主に献上したところ村に疫病が流行った。刀と鏡を返してもらい元の場所に埋め小祠を建てた。
類似事例 |
|
イナリサマ,キツネ 2001年 青森県 某家では、家人の夢の中で稲荷様が「祠を建てて祀ってくれ」と言い、また家の裏山でキツネがコンコンと夜ごと鳴いた為、祠を建てて祀った。
類似事例 |
|
(イセオハライ) 1982年 文政4年の8月4日に、湯島天神前のある商家の丁稚が主人の子供を背負って伊勢参宮に出かけたと聞き、慌てて後を追いかけると程ヶ谷宿で見つけた。そこで子供を先に連れ帰ると、3日後に病気で死んでしまった。しかし数日後、丁稚が子供を背負って帰ってきたという。そこで子供を埋めたところを見ると、小瓶に伊勢御祓が1つ入っていたという。
類似事例 |
|
カガミ 1998年 静岡 合わせ鏡をすると、悪魔が出てくる。
類似事例 |
|
(ゾクシン),カガミ 1998年 静岡県 合わせ鏡をすると、悪魔が出てくる。
類似事例 |
|
カガミニウツルガイコツ 1986年 東京都 宿舎の入り口に大きな鏡がかけてある。夜中の2時になると、その鏡に骸骨が映る。
類似事例 |
|
キツネ 1974年 神奈川県 相模国三浦に大多津が崎というところがあり、おみい女という狐がいて、よく源頼朝の時代の話をしたり、美女に化け人を惑わしたりした。ある農家に伝来する鏡を恐れたので人が化かされるとこの鏡で正気に戻した。祠を建てて祭ると現れなくなった。
類似事例 |
|
バトウカンノン 2001年 青森県 北の地へ落ち延びた藤原是實公は藤原正善と名を改め、自分は午の歳、午の日、午の刻生まれであるから、死後に一宇を建てて馬頭観音を祀れば、馬に関する願いは叶えると遺言して午の歳、午の日、午の刻に亡くなった。ある者が多くの馬を授かるようにと祈願すると、夢に馬頭観音が現れてその願いがかなったと言う。
類似事例 |
|
ヒカワミョウジン,ジュウイチメンカンノン 1974年 東京都 天暦年中に近江国甲賀郡の連林という僧が、東国修行の為に氷川へ来た。その日の夢に白髪の老人が現れて、地中に長年埋もれているので掘り出して安置してくれれば、この地の守護神となると告げた。そこで近辺を探してみると、ある場所が金色に輝いており、掘ってみれば十一面観音像があった。そこで社を建てて祀ったという。治暦2年の関八州の日照りでは、この社に雨を祈るとたちまち大雨となった。
類似事例 |
|
アワセカガミ,アクマ 1998年 静岡 夜の二時に、二枚の鏡を合わせて鏡の道を作ると、悪魔が来る。
類似事例 |
|
(ゾクシン),カガミ 1998年 静岡県 夜中二時に二枚の鏡を合わせて鏡の道を作ると、悪魔が来る。
類似事例 |
|
ウマ 1993年 岩手県 午の日に馬が畑で倒れる事があちこちで続いたので、馬頭観音を祭って、午の日には田に入らないと決められた。
類似事例 |
|
トコウラ,ザシキ,イエ,(ゾクシン) 1915年 栃木県 床裏に座敷を建てるとその家は潰れるといわれている。
類似事例 |
|
オウヤシキ 1937年 香川県 王屋敷といわれる敷地内に家を建てると、その家が倒壊する。道隆親王を祀る小祠のあったところだという。
類似事例 |
|
オチューゲンヒメノカガミ 1956年 東京都 小さい子が畑の傍で鏡を拾って震えが出た。イチッコ(拝むもん)に拝んでもらうと「オチューゲン姫の鏡だから納めるように」と言われ、納めたら震えが治った。
類似事例 |
|
ブツゾウ 1979年 岐阜県 中島家の先祖と熊崎家の先祖と熊崎家の先祖の三人が、夢で同時に「神社の前の畑を掘れ」というお告げを受けたので掘ってみると真っ黒な仏像が出た。これを白山神社に納めたが、紛失して今はないという。
類似事例 |
|
リュウジンサマ,ヘビ,イエノカミ,タクチノカミ 2001年 青森県 某家では、屋敷地に蛇が現れてから家の者が度々蛇の夢を見る為、ベットウに見てもらったところ、それが龍神様だと分かったので祀ることとした。また、ある家では、家に病気になる者や若死にする者が出た為、ベットウに見てもらったところ、家の神を祀れと言われ、祠を建てた。
類似事例 |
|
ジゾウ 1973年 香川県 中筋にある堂本家では昔、井戸を掘ったところ地蔵が出てきたので、それを地蔵堂を建てて祀ったという。
類似事例 |
|
ムラサキノカガミ 1999年 栃木県 「紫の鏡」を20歳まで覚えていると不幸になる。
類似事例 |
|