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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オイソガモリ
1975年 高知県
大百姓の家の女中お磯が、作男の子供を身ごもった。主人はお磯を家へ追い返した。お磯は途中の桧の下で産気づき、子を産み落としたが、山犬に襲われて死んだ。それ以降主人の家では不幸が続き、桧のそばに祠をたてた。今ではお産の神様となっている。

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イソテング
1956年
海辺で、木の下に魚を積んでおくと、磯天狗が磯で火を焚いてみせる。
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シチホンザメ
2005年 三重県
8月の初めにはゴサイと言われる、磯に入ってはいけない日が3日ほどある。鮫が伊勢神宮にお参りに来るから、磯に入ってはいけないのだという。
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イソナデ
1960年 三重県
イソナデは尾の長い鮫。磯端で尾で打つ。海辺で死んだ人がいると「磯ナデになでられたんだろう」などという。
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カイジュウ,ウミボウズ
1974年 大阪府
和泉国に住んでいる人が言うには、貝塚のあたりに海辺には時々海坊主が現れて、磯の近くに来るという。そのあたりの家では子供を磯には行かせず、間違って行くと捕られるという。3日ほどで沖に帰るという。その形は人に似て大きく、全身は漆のように黒く、半身を海上に現す。
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ウシオニ
1936年 兵庫県
大昔、磯端でよくうしおにという化物が出たと言っていた。
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イソオナゴ
1933年 九州
島原半島にある加唐島では、昔、トウボウ船がとも綱を引き揚げようとしていたら、磯女が現れたので、とも綱を切って逃げた。それ以後、この種の船だけは今でもとも綱を取らないという。また、薩摩では漁船が他所の磯岸に停泊する時、決してとも綱を取らないという。磯女がとも綱を手繰って船に乗り込むからだという。
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フナユウレイ,ウミユウレイ
1949年 長崎県
磯女が平瀬に出る。難船すると戻らないので人を食うのだろうかという。
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サカギバシラ
1969年
逆木柱の祟りで家の主人が死んだ。
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シラガバア
1929年 宮城県
1月15日には、しらが婆がこないように門口に磯籠を掛ける。
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ジングウコウゴウ,スミヨシダイミョウジン,リュウグウ
1974年 福岡県
神功皇后が三韓征伐に向かう際、筑前国香椎において住吉大明神が翁姿で現れて、異国征伐には竜宮の干珠満珠を借りればよいと進言する。神功皇后が借り方を聞いたところ、翁は磯鹿島の安曇磯良という者を召し出し、竜宮に行かせればよいという。そして磯良は細男の舞を好むので、それを舞えば自らやってくるという。皇后は誰が舞えば良いか尋ねると、翁は供奉の者に楽を演奏させて、翁は立って舞った。すると磯良が舞人の姿で亀に乗ってやってきて、翁と共に舞った。皇后は妹の豊姫を磯良に伴わせて竜宮へ行かせて、かの2顆を借り、三韓を降伏した。
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ヤナセノオキチ
1975年 高知県
郷士の家の若い下男と女中が相愛の仲になったが、主人は女中を、奥方は下男を好いていたので、叱られた下男は自殺した。女中は下男を殺した罪で死罪とされた。それ以降その家では不思議なことや不幸が続き、祠を建てたが一家は他国に移った。
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イソシオ
1969年 三重県
磯シオが小便桶の小便を飲みに来る。
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イソテング
1951年 愛知県
磯天狗は位がない者ばかりだ。獲った魚がなくなっていたら磯天狗の仕業である。「左京さん」は天狗と問答をして連戦連勝だったが、ある時笏を忘れて行ったら負けて2つに裂かれた。出産の穢れのせいでもある。また、天狗に連れられて金毘羅様や江戸に行った者もいる。
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オコジョ,キツネ
1954年 山梨県
ある人が、持筋の家の前を通ると、たくさんの白犬が集って、その家の主人と酒盛りをしていた。覗いていると主人が呼ぶので、一緒に酒を飲んでいたが、主人と喧嘩をして殺してしまった。すると主人は狐に姿が変わり、小さい白犬は皆消えてしまったという。
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イソユウレイ
1933年 長崎県
五島有川では、船幽霊を磯幽霊と呼ぶ。磯幽霊はよく島になるが、その島には波が打ち寄せず、暗い時でも見えるという。アカトリ(柄杓)を貸せと言われたら、底を抜いて貸す。そうしないと、水を入れられて船を沈められる。鯨などの大きいものになれと言うと、そのようになるという。あまりに出てうるさい時には、握り飯を投げてやるとついてこないという。
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オンブイシ
1973年 三重県
海女が磯に行ったら「おんぶ、おんぶ」と呼ぶ石があり、子供を背負ったような形をしていた。家に持ち帰ったら家運が栄えた。
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ネコ
1931年 鹿児島県
昔、狩が好きな武士がいた。その家には猫がいて、奥方によくなついていた。ある日、主人が山に狩に行くと、奥方の使いという女中がやってきて、家に帰るように告げた。女中がひとりできたことを怪しんだ主人は、化け物に違いないと思って女中を鉄砲で撃ってしまった。死体は見つからず、家に帰ると胸を撃たれた猫が血まみれで倒れていた。
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ゲドウ,イラズノマ
1957年 愛媛県
主人を殺した男が殺されて外道になった。28日と1日に音がして祟るので、主人の部屋を「入らず」にして男を祀った。主人の家の跡は娘が継いだが、弟妹に馬鹿が出て、主人が弟を殺した。
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ジョチュウ,フグノコ
1982年 宮崎県
ある長者が田植えの用に、大事な器を女中に洗わせたら、川に流してしまい、主人に叱られた女中は松に首をつって死んだ。以後田植えになると女中が御器を数える声がし、その家に続いて不具の子が産まれた。
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ボウコン,ヒノタマ
1984年 長野県
おかやという女中が、主人の子供を妊娠した。主人はおかやを殺して井戸に投げ入れた。女中は亡霊となって、毎年旧暦の7月頃に出てくる。明るい火の玉が漂う姿が見られた。
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キツネ,タヌキ
1934年 愛知県
狐に化かされたり、狸に送られたりするのを防ぐには、桧の葉の対生した物を見つけ、携帯すると安全であるという。
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