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検索対象事例

ブシノレイ
1979年 長崎県
1907年生まれの女性N夫人は、島原の乱に篭城し生き埋めにされた武士の霊がついている。身体の不調をミコにみてもらったのがきっかけで判明。結婚をきっかけにその霊は婚家にうつり、ミコのおつげにしたがって祭ることによって婚家の守護神になった。

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ミコ,シリョウ,カミサマ,ホトケサマ,タカイヘンレキ
2001年 青森県
八戸市在住のある女性は、30代初めに突然身体が不調となったことがカミサマとなったきっかけであった。新しく地区の共同墓地を造成した際、古い墓地からの移動のときに、彼女がたまたま皿状になった頭蓋骨の一部を掘り起こしてしまったことが原因である。供養などをしてみたものの、そのときから頭蓋骨の死者の霊にとり憑かれ、身体が不調になったばかりか、奇行までが見られるようになった。
類似事例

ヤコ
1974年 長崎県
坪井ミコの成巫過程。十代後半に身体に不調をきたし、面識のない養家先のオジの死霊がついていることがわかった。供養すると完治したが、死霊を運んできたヤコが身体に残った。その後そのヤコを祭ってミコとなった。
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イエギツネ
1975年 岡山県
中和村吉田では、ミコ神はいなかったが、よそから嫁を取るようになってついてきた。また、美甘村平島では嫁に行くときついていくのはミコ神とイエギツネだと説明する人がいた。イエギツネは嫁が持っていくタンスのそこに隠れていて、婚家で増えるという。
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ミコガミ,ミコガミガサ
1983年 岡山県
ミコ神は女の筋を伝うと言われている。嫁に行った先で出来た子にミコガミガサが出ると、ミコ神がついてきた証拠なのだといわれる。
類似事例

レイ
1974年 長崎県
23歳の女性。父の通夜の晩に心臓が停止するような気がして身体が動かなくなった。病院に行っても回復せず、ミコにおうかがいをすると、父の霊と父についていた先祖の霊がともに乗りうつったとのこと。法華宗の信心に徹すると回復した。
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ミコガミ,カサノカミ
1975年 岡山県
美甘村(現・真庭市)湯谷のある家の妻は隣の延風より嫁いできている。実家では納戸に棚をしてミコ神をカサの神様として祀っている。実家の近所の子供にカサが出て、ミコ神が祀られていない場合、拝みに来る。ミコ神は古い家にあり、デキモノが出来るとミコ神が出たという。きつい神だという。屋内ではなく屋外に祀るミコ神もあったという。
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ミコ
1981年 東京都
Dミコは17歳のときランニングをしていて急に息が苦しくなり、体がしびれて舌がもつれ、気が遠くなる。小笠原のミコにきくと神信心しないといけないと言われ、信心したが時々カミシブレになった。22歳で大賀郷へ来て結婚、長女が生まれまたカミシブレが激しくなる。27歳で大病をし死にかかったが、Bミコが拝むと「島で大急ぎで祈祷せよ。神の道に入れば助けてやる。3日猶予をやる」と神の指示があった。神の言葉どおり3日目に床起しができたという。それ以後Bミコらについて修行をし、カミソーデを受けた。
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ミコガミ
1975年 岡山県
美甘村(現・真庭市)仮倉のある家では、ミコ神とは神主の娘を嫁にもらった時、新たに神棚を設けミコ神サンとして祀り始める女の神である。居間に祀る。女の神なので気が狭く、他の神と同様に祀らなければ腹を立てるので、分け隔てなく祀る。子供にミコ神ガサができた時はミコ神様の機嫌が悪いといい米をホイトウして貰い受け、その米で赤飯を炊きミコ神に供える。
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ミコガミ
1981年 岡山県
うちのミコ神さんは甘酒好きなので作るたびに供える。ミコ神は子供のデモノの神で、モノやカサが出たらミコ神の機嫌が悪いとして甘酒を作って供える。また親戚歩きの好きな神で、夜中に「この家も飽きたので歩きたい」と言うのが聞こえるとミコ神を背負って親戚回りをする。ミコ神が家に戻りたくなると子供にカサやデキモノが出来るので、酒を一升持って迎えに行く。ある家がミコ神を負うのが面倒で川へ流したら、以来その家に生まれる子にはデキモノやカサが出て、どの医者に行っても治らなかったという。
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ヨメニトリツクキツネ
1979年 愛知県
嫁に憑いた狐は、嫁ぎ先にまでついてくるので、婚家では予告なしに鉄砲を撃つことでそれを払った。狐はこの音に驚いて逃げるのである。
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(ケッコンニカンスルキンキ)
1956年 宮城県
正月に結婚話はしない。嫁をもらう年は煤掃きをしてはいけない。結婚祝儀の食べ物を山盛りにしてはいけない。丙午生まれの女性との結婚は避ける、あるいは結婚すると夫が不幸になる、などの禁忌がある。
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ミコ,インネン
1981年 東京都
Bミコは若い時5年間東京で勤めていたが、17歳の頃から良い着物にかぎり質屋に入れたくなり、20歳頃から不眠、めまいを感じ時々川に潜ってみたくなったという。21才で母島に帰ったが、異常をきたしたためAミコに見てもらうようになった。彼女はAミコのもとで修行をし、23才でカミソーデを受けた。この時曽祖父dの霊がBミコに降りた。dは幕府の御用船の船主だったが、大きな旅館の女将eと姦通し、それでeが苦労し、大事にしていた着物を全部売り後に身を投げたというインネンがあることがわかった。
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ヘビノタタリ
1974年 長崎県
妊娠中に蛇を殺すと、生まれた娘がヘビのような肌をしていた。年頃になってミコのおつげで龍王さんをまつるようになると、肌もすこしはきれいになり、結婚相手をみつけることができた。
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ミコガミ
1975年 岡山県
美甘村(現・真庭市)通見では最も古い家の当主の祖父が法印で、ミコ神はその人の妻が湯原町から嫁いできた際に実家から持ってきた。ミコ神はカサの神で、機嫌を悪くしたり怒ったりするとその家の子供の口の周りにミコ神ガサと呼ぶ疱瘡を出す。カサが出ると法印に拝んでもらいミコ神がどこに行きたがっているかが明らかになり、そこに持っていくとカサは治る。
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タヌキ
1987年 富山県
実家から婚家に戻るとき、雪の中を上って行って、「むかえじゃあ」と叫んでいた。連れ戻しにいったが、おそらく狸に憑かれていたのだろう。
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ミコガミ
1964年 岡山県
デキモノやカサブタが出来るとミコ神様の機嫌が悪いといい、顔中にカサブタが出来るとミコ神様が来たという。このミコ神様には薬が効かないので、法印様にたずねてどこそこに行きたがっているというお告げでそこに送ったりする。
類似事例

ミコ
1981年 東京都
ある人がなんとなく身体が重くなり、なかなか治らないのでFミコに見てもらうと、先祖の祀りが足りないから先祖を拝めと言われたので寺で供養をした。
類似事例

ヤコ
1974年 長崎県
死者葬られた場所から少し離れた場所に住むヤコが死霊を運ぶときもある。また、大正12年生まれのK氏は父親の死後激しい頭痛で寝たきりになったが、ミコによると父の霊がヤコの力をかりてついていることがわかった。
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ミコキキ
1982年 新潟県
人が死んでから7日以内にミコ(巫女)さんのところへミコキキにいく。巫女のところへ亡き人の死霊がつくと、体がブルブル震えて話し出す。ミコは自分が何を言ったかが分からないという。ミコは、トトをタカエボシ、カカをアイノマクラ、子どもを一ノタカラ、二ノタカラなどと、特別な言葉を使う。
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イヌ
1971年 静岡県
嫁に行った娘が、婚家から帰ってくるたびに犬が夜中の道を送ってくれる。お礼に食べ物を持っていっても食べず、山住様のお使いにちがいないということになる。
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フクシュウキ
1975年
溺死した人の霊のこと。
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