シロギツネ 1941年 大阪府 ある男が結婚した相手は、実は白狐であった。
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カミサマ,ウンサダメ 1967年 新潟県 昔、大工がお宮に泊まっていると、夜中頃、村で生まれた娘は泊まっている大工と結婚すると神々が話しているのを聞いた。結婚が遅くなるのを嫌って大工が娘を殺そうとしたが果たせなかった。結局20年後にその娘と結婚した。
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イキリョウ 1976年 大分県 生霊は筋によって子孫に伝わるといわれている。結婚の時などは、その筋の人を避ける。筋の人と結婚をしたときは、年飯を食べることで新たに筋の家となるという。日常の交際は普通にする。
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ムエンサマ 1940年 埼玉県 子どもや結婚せず死んだ者は無縁様になる。無縁様は食べ物にガツガツしている。
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イチジャマ 1972年 沖縄県 代々悪霊に取り憑かれたイチジャマ(生悪霊)の家系は「種子を悪くする」という事で結婚に支障があった。家族の反対を切ってイチジャマの噂のあるN家の娘と結婚したM家の息子は間もなく死去した。
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テンニョ 1928年 鹿児島県 天女と結婚して3名の子を産ませたという話がある。この話で、天女は後に夫を捨てて天に逃げ帰ったという。
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オサルサン 1974年 宮城県 谷に落ちた娘がサルと結婚して子どもを作ったが、別れさせられた。
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イヌガミ 1979年 四国には今でも犬神の子孫がおり、結婚に際して差別を受ける。
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カミサマ,ウンサダメ 1967年 新潟県 神無月には村々の鎮守の神々が出雲のお宮に集まり人の縁組を決める。ある時30になっても結婚できない男がお宮の下に潜んで自分の縁談を聞いていた。縁組に疲れた神は男の嫁を死人に決めた。男が嫁になるはずの死人の背中を叩いたら生き返ったので結婚した。
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イキリョウ 1974年 徳島県 寛文の頃、結婚の約束をしたにもかかわらず、相手が他の女と結婚して、捨てられた女が、薬師像の眼・耳・胸に釘を打ち呪った。すると、男の妻に女の生霊が憑き悩ませた。山伏が多数集まって祈り加持をしても験は無かった。僧が十念を授けると離れた。
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イヌガミ 1975年 高知県 犬神党だと言われる家は2、3軒あるが、土地の人にには相手にされず、よその人と結婚することが多い。
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ダイジャ 1932年 岐阜県 昔、ある青年が嫁ケ淵で会った娘と結婚した。嫁は懐妊したが、夫に出産を見ないように頼んだ。しかし夫はひそかに見ると、大蛇が子に乳を与えていた。大蛇は嫁ケ淵の主だった。
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ヤマノカミ 1981年 秋田県 結婚後の数日間は山に入れない。山の神が祝儀火を嫌うためで、田畑の仕事やワラ仕事、家の中の雑用などは行ってもよかった。
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バケネコ,ヒタマ 1998年 沖縄県 猫が美女に化けて人と結婚し、後に正体がばれて夫の命を狙ったが果たせなかった話や、猫が火玉になって消えたという化猫の話がある。
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ヘビノオムコサン,テンセイ 2001年 沖縄県 蛇の婿と結婚した末娘は幸福に暮らし、それを嫉んだ姉に殺される。姉は妹になりすますが、妹は鳥や樹木、家具に転生して姉を苦しめ、最後には人間に転生して再び夫と結婚する。沖縄では漲水御嶽の物語がある。
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カガミイワ 2002年 滋賀県 鏡岩のおかげでうまく化粧ができて、幸せな結婚ができた女性が多くいるという。
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キツネツキ 1984年 島根県 キツネに憑かれると横屋さんがキツネ落しをする。また、稲荷を持っている多根の円通寺の昔の住職がキツネ落しをやった。キツネがつくと、家のスジが無いといって普段の生活では差別はないが結婚の時だけは嫌われ、結婚が取りやめになった。
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ガマ 1940年 朝鮮 隣の娘を嫁に欲しいという蝦蟇がいて、母親が頼みに行くと娘の父は母親を殴って追い返した。蝦蟇は母親に薬を作って飲ませ、回復した母に再度結婚をせがむ。娘の父は激怒するが、娘は結婚を承諾した。蝦蟇は夜には人の姿になり、朝には元に戻ったという。
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ヒトギツネ 1914年 島根県 狐持ちは世間から排斥され、普通の家と結婚することができない。人狐が巨万の富を運んで来てくれるので豪家だが、もし結婚すると75匹の人狐が新婚者の家を襲うので、狐持ちとして冷遇される。狐持ちが人狐を虐待すれば、たちまちか運が傾いてしまう。
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(ゾクシン),カガミ,クシ,トイレ 1998年 静岡県 夜の十二時に新しい鏡と櫛を持ってトイレに入ると、将来の結婚相手が現れる。
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ヤマイヌ 1961年 犬神憑きの家があり、結婚をしないようにしている。山犬は人には見えないが山道では人にお供をしてくれることもある。1本の茅に千匹隠れることができ、付近にいると体がしびれてくるという。
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