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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タヌキ
1939年 大阪府
真夜中に筆者の姉の琴が鳴り出した。父の寝返りの音で一旦は止んだが、しばらくするとまた鳴り出した。それでも夜明け前には止んだので見てみると、弦が2・3本切れていた。筆者は、狸が悪戯をしたためだと考えている。

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サンシン
2000年 沖縄県
夜中、突然鳴り出す三線の話があるという。
類似事例

タヌキ
1973年 鳥取県
タヌキは木を伐る音を出して悪戯する。煙草を吸うと音は止むという。
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オト
1980年 静岡県
雨の日に山へ行ったときに、ガシャンガシャンと音がする。音のするほうに石を投げると音がしなくなるが、また少し離れたところで鳴り出す。それが繰り返される。
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カマナリ
1979年
釜が鳴り出したら、男に女装させて拝ませたら止む。また、女性を男装させて拝ませてもよい。
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コリ
1937年 大阪府
畑の畦道を歩いていると、辺りが突然真っ暗闇になった。しばらくすると元に戻ったが、その場にいた筆者の母が、後年、あれは狐狸の仕業であると筆者に語った。
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カマナリ
1932年 岩手県
昨年、修験者が渡ってきて、釜鳴りを演じて見せた。釜に湯を沸かし、その上にすっぽりとはまる木製のこが(瓶)を乗せ、その口に蓋をする。暫く祈祷した後蓋をとり、「鳴れ」と声をかけると鳴り出した。音の高低や鳴り止む、鳴り出すといった調節は修験者の声により自在であった。不思議なことだ。
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カマナリ
1979年
刀鍛冶の国員が12月の終わりに餅をつこうとしたところ、釜が急に鳴り出した。それ以来国員は有名になった。また、商人の家でも釜が鳴ることにより栄えるところがあり、屋号は往々にして釜鳴屋という。釜が鳴り出したら女性用の未使用の褌を上にかけると止む。
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タヌキ
1939年 大阪府
ある夜、筆者が友人の下を訪れ、それから友人の挙動がおかしくなったという。身に覚えのない筆者は、立小便がかかったか、蹴った小石が当たったかして怒った狸が、自分の姿に化けて友人を誘い込んだためだと考えた。
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タヌキ
1975年 高知県
モマを撃ちに林へ入り、夜10時ごろになると14、5間先で虫供養の「ナンマイダ」の太鼓が鳴り出した。たき火の燃えさしを投げると音は止んだ。あとで見てみると、投げた燃えさしが狸の新しい糞塚に突きささっていた。
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アズキアライ
1983年 愛媛県
野良仕事に出掛けて帰ってくると、カマヤで小豆をとぐ音がする。「誰か」と問うと止むが、また音がしてくる。大声でどなると止んだ。
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オニ
1979年 大分県
筆者の郷里に渡里という場所がある。土地の古老が言うには、ここは鬼の首を埋めた場所だという。ただし筆者によれば、これは賊の事を指しているのだろう。
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タヌキ
1937年 大阪府
酒屋の酒蔵から不審な物音が聞こえるので、蔵人が確かめに行くと、途端に音が止む。そこから離れるとまた音が聞こえ、見回りに行くと止む。この狸の悪戯には、蔵人も相当悩まされたという。
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タヌキ
1937年 大阪府
筆者とその母が橋を通りかかると、饅頭笠を被り、挟み箱を肩にした男が、両足を行儀よく揃えて直立しているのを目撃した。翌朝、母は筆者に、昨日の男は狸が化けたものであると教えた。
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ヒトカゲ
1985年 徳島県
昭和五年頃の話。筆者が外で遊んでいると、父が帰ってきて「ちょっと前に人が通らなかったか」と言う。「誰も通らなかった」と言うと、父は「三間ほど前に人影が見えて追いつこうとしても追いつけないし、声をかけても返事がなかった」と言った。
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(タヌキ)
1990年 長野県
昔、滝の上の営林署に森林鉄道が入った。そこで重たい発動機を背負いあげて、夕方に試運転をした。滝の上には小屋があるので、入って寝ようとしたら、発動機が鳴り出した。誰かがいたずらしていると騒ぐと止まり、気のせいかと放っておくと鳴り出す。ある人が様子を見に行ったが、何もなかった。騙されたのだという。
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(センギン)
1979年
船が牛のように吼えた。しばらくすると止んだ。
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(マジナイ)
1957年 山梨県
雷除けには鳴り出したときに「桑原桑原」と言う。
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(ヤシキガミ),(タタリ)
1989年 長野県
家の勝手の部屋に祀っていたところ、病人が出たり不幸があったりした。松本のお天狗様に見てもらうと、木が2・3本ある現在の位置に移せと言われたので、その通りにして祠を作ると、病人などの祟りが止んだという。
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コトノネ
1961年 山梨県
琴川の辺にひとりの美女がすんで、琴をひいていた。ある年の夏、長雨が続いて水かさが増し、裏山が崩れて美女は家もろとも押し流され行方不明になった。その後、川から幽かに琴の音が聞かれ、琴川といういようになった。
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オンガクシツノピアノ
1999年 栃木県
夜の何時かを過ぎると、中学校の音楽室のピアノが勝手に鳴り出す。
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ジンマシン,ホロセ
1985年 徳島県
小さな石仏の周辺の草刈りをすると必ず蕁麻疹が出た。祖父だけは例外であった。子供の頃筆者に蕁麻疹が出ると祖母が筆者を連れてその石仏を拝みに行った。
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