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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヒトカゲ
1985年 徳島県
昭和五年頃の話。筆者が外で遊んでいると、父が帰ってきて「ちょっと前に人が通らなかったか」と言う。「誰も通らなかった」と言うと、父は「三間ほど前に人影が見えて追いつこうとしても追いつけないし、声をかけても返事がなかった」と言った。

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ママコノウッタエ,スズメ
2001年
父が旅をしている間に兄妹が継母に殺される。帰ってきた父が子供たちを捜していると、雀が飛んできて、みやげはもういらぬ、父に会いたい、と鳴く。父が鳥のとまった木の根元を掘ると子供たちの死体が出てきたので、継母を処刑する。
類似事例

キツネ
1976年 山口県
雨の日、高下駄で蛇の目傘のきれいな女の人が前を歩いていたので追いつこうとしたが、追いつけなかった。きつねに化かされていた。
類似事例

キツネ
1980年 新潟県
前を歩く人をいくら追いかけても追いつくことができなかった時、遠くで見ていた人の話では、きつねが前を歩いていたという。
類似事例

オシラサマ
1956年 中国 晋
娘が父を思い、父を無事に連れて帰った者の嫁になると宣言したが、部下は誰一人連れ帰ることができなかった。馬がそのことを聞き、父を連れ帰ったが、父は怒り馬を射殺して皮を庭に晒した。皮は娘を捲いて飛び去り、やがて女は蚕となった。
類似事例

アヤシイモノ
2000年 沖縄県
夜に道を背にして立っている人には声をかけてはならない。声をかけられたら数声かけさせてから返事をしなくてはならない。
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ヒノタマ
1929年 長野県
子供が夕方天龍川の橋の上で遊んでいたら、西の方から青い玉が飛んできて、頭上を通り、田圃に落ちて消えた。誰と言うこともなく火の玉だと言い、恐ろしくなって家に帰った。
類似事例

ユキオンナ
1956年 宮城県
作並温泉地入口の名マタギ岩松多利吉老人からの聞書。只野淳氏による。(昭和14,5年から)四十余年前の寒中,当時16歳だった多利吉少年は父と大東岳の南麓に狩に出た。獲物も無いまま夕暮となり,激しい嵐となった。多利吉は父に背負われ,七時過ぎに奥新川の下りの林が開けた所に出た。不意に父から「雪女が来たから決して声を出すな」と囁かれたので恐々覗くと,雪の広場の向こうから真っ白い着物,蒼白い顔,背のほっそり高い女が歩いてくる。父の背中にしがみついていると父は黙って雪の中を駈けおりだし,部落の灯りが見えるところまで逃げてきた。後で父は「雪女が来た時は道を譲ったり,後ろに逃げたり,声を掛けたりすると魅入られて殺されるから目をつぶるようにして一目散に走るより他に方法は無い」と語った。
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オシラサマ
1956年 中国 晋
娘が父を思い、飼っていた馬に父を無事に連れて帰ったならば馬の嫁になると約束した。馬は父を連れ帰ったが、父は怒り馬を殺して皮を晒してしまう。皮は娘を捲いて桑の木の間に飛び去り、やがて蚕となった。
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キツネ
1976年 山口県
夫の声がするので帰ってきたのかと外に出ても誰もいない。きつねの仕業。
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バケモノ
1937年 福井県
午前三時頃に家へと帰る途中、肥桶の上にいる人を見かけた。声をかけたが返事がない。それに怒って棒で叩くと、その人は恐ろしい顔となった。化物だと思って急いで帰ったが、追いつかれて、叩かれた。そのときにすごい匂いがしたというが、叩かれたこの人は一週間後に死んだ。
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テング
1956年 茨城県
幼い頃、炭焼きの父のところへ遊びに行って泊まった。夕方、父が「天狗が遊びに来ることになっている」と言われ、9時頃になると赤い顔で鼻が突き出た大天狗が山小屋の入口から入ってきた。
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ママコノウッタエ,フエ,シャクハチ
2001年
父が旅をしている間に兄妹が継母に殺される。虚無僧が兄妹の埋められたところから生えた竹で尺八を作って吹くと、父の耳に、みやげは何になる、父は恋し母は恨めし、と聞こえる。父は子供たちの死体を掘り当て、継母を処刑する。
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シンレイタイケン,チチ
1995年 福島県
夕食時にやってきた父の姿を見て「アラ、父は明日死んでしまう」と思わず声を出したら、元気だった父は次の日突然死んだ。また、夫に不吉な予感がして「病院へ行こう」と行ったら夫は事故死した。
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ケンムン
1975年 鹿児島県
ガジュマルの木が生い繁る所で、木の上を見ると手を耳に当てて座るケンムンを父が見た。祖父が声を出した父の口を押さえてつねった。帰宅後、父は病気になったが、ユタフゾンに治してもらった。
類似事例

ヒノタマ
1995年 長野県
父が火の玉になってあらわれた。
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アツタジングウノカジ
2002年 愛知県
熱田神宮の楠の下に乞食が寝ていた。夜中楠から火が出て本殿にも燃え移りそうになった。神主が御神体を持ち出そうとするが鍵が開かない。そこへ神主の父が来て鍵を開けた。父が再来を告げて去ると火が治まった。父は再来せず、自宅へ戻った神主が父に謝辞と何故戻ってこなかったのかを尋ねた。すると父は何も知らぬ、それは末社の神が出てきたのではないかと語った。
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タヌキ
1971年 高知県
山に向かって歩く狸を始めて見た。後ろから呼びかける者がいたが、誰かと聞いても返事をしない。一人で歩いていると、マントを着て前を歩く大きな人がいた。いくら歩いても追いつかなかったが、急に姿が見えなくなった。すべて狸の仕業だろう。
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キツネ,(ゾクシン)
1920年 兵庫県
狐が化けたと思ったら、「尻尾が見えるぞ」と言ってみる。「誰じゃ」と尋ねても良い。狐は俺だと返事をする。
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キツネ,タヌキ
1930年 兵庫県
ある人が幼少の頃、葬式に行った父の帰りを迎え出たとき、向こうの谷で提灯をたくさんともした葬列を見た。父が言うには、今しがたの葬列と全く同じだった。狐や狸が化けたのだろう。
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ジャタイ
1985年 和歌山県
池に蛇体が住んでいた。池の水に映った人影を飲まれると、その人は死ぬという話だった。影が映るときは通ることができないと言う。
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キツネ
1978年 山梨県
夜の11時頃に松林を通ったら、手拭をかぶった若いおばさんがついて来た。一緒に行こうと声をかけても返事がない。近くの家に入ったら女は見えなくなり、駐在所のところで消えてしまった。狐の仕業。
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