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検索対象事例

オシラサマ
1956年 中国 晋
娘が父を思い、父を無事に連れて帰った者の嫁になると宣言したが、部下は誰一人連れ帰ることができなかった。馬がそのことを聞き、父を連れ帰ったが、父は怒り馬を射殺して皮を庭に晒した。皮は娘を捲いて飛び去り、やがて女は蚕となった。

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オシラサマ
1956年 中国 晋
娘が父を思い、飼っていた馬に父を無事に連れて帰ったならば馬の嫁になると約束した。馬は父を連れ帰ったが、父は怒り馬を殺して皮を晒してしまう。皮は娘を捲いて桑の木の間に飛び去り、やがて蚕となった。
類似事例

オシラサマ
1956年 宮城県
長者の娘が馬と恋に落ちて、長者が馬を殺してその皮を外に晒すと、その皮が娘を捲いて飛び去り、やがて蚕となって桑の木の上に降って来る。
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ママコノウッタエ,スズメ
2001年
父が旅をしている間に兄妹が継母に殺される。帰ってきた父が子供たちを捜していると、雀が飛んできて、みやげはもういらぬ、父に会いたい、と鳴く。父が鳥のとまった木の根元を掘ると子供たちの死体が出てきたので、継母を処刑する。
類似事例

ヒノタマ
1995年 長野県
父が火の玉になってあらわれた。
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ウマ,カイコ
1940年 中国
頼みごとを叶えてくれたら妻となることを、飼っていた馬と約束した女がいた。ところが、望みが叶っても実行に移さないばかりか、父親がその馬を殺して皮を巻中に晒した。すると、その皮が女を取り巻き、桑樹に飛び去った。女は蚕にされてしまったのであった。
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オシラサマ
2002年 岩手県
美しい娘と馬が恋をして夫婦になった。しかし父は怒り馬を桑の木に吊し殺す。馬の首を切り落とすと、娘はその首に乗って天に昇った。オシラサマはその時からなった神だという。
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ママコノウッタエ,フエ,シャクハチ
2001年
父が旅をしている間に兄妹が継母に殺される。虚無僧が兄妹の埋められたところから生えた竹で尺八を作って吹くと、父の耳に、みやげは何になる、父は恋し母は恨めし、と聞こえる。父は子供たちの死体を掘り当て、継母を処刑する。
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アツタジングウノカジ
2002年 愛知県
熱田神宮の楠の下に乞食が寝ていた。夜中楠から火が出て本殿にも燃え移りそうになった。神主が御神体を持ち出そうとするが鍵が開かない。そこへ神主の父が来て鍵を開けた。父が再来を告げて去ると火が治まった。父は再来せず、自宅へ戻った神主が父に謝辞と何故戻ってこなかったのかを尋ねた。すると父は何も知らぬ、それは末社の神が出てきたのではないかと語った。
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シンレイタイケン,チチ
1995年 福島県
夕食時にやってきた父の姿を見て「アラ、父は明日死んでしまう」と思わず声を出したら、元気だった父は次の日突然死んだ。また、夫に不吉な予感がして「病院へ行こう」と行ったら夫は事故死した。
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トウサンノボウレイ
1995年 福島県
父の死んだ晩、部屋から出ようとしたら後から父の亡霊にすがられて身動きができなくなった。風呂に入ろうとしたら、水を出さないのに頭に水が流れてきた。
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ケンムン
1975年 鹿児島県
ガジュマルの木が生い繁る所で、木の上を見ると手を耳に当てて座るケンムンを父が見た。祖父が声を出した父の口を押さえてつねった。帰宅後、父は病気になったが、ユタフゾンに治してもらった。
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ソセイ,イチジョウモドリバシ
1933年 京都府
三好清行が死んだ時、子の浄蔵貴所が父に会うため熊野葛城から帰り、一条戻橋で父の葬送に逢った。浄蔵貴所は呪術で父を蘇生させ家に連れ帰ったので、橋の名は戻り橋となった。
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ウマ
1967年 福島県
昔、ある武士が娘と一緒に住んでいた。武士がある日狩りに出かけて何日たっても帰ってこなかった。娘は自分の家の馬に、父を探してきてくれたら嫁になってやると言ったところ、馬はどこかに走って行き、夕方になって武士を背に乗せて帰ってきた。それから馬は変ないななき声をたてるので、娘に聞くと娘は今までのことを話した。父親は怒って娘を島流しにした。それを知った馬は彼女のあとを追って行方不明になったが、やがてすごすご帰ってきた。それが駒帰り、今は駒ヶ嶺となった。
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ヒノタマ
1999年 宮崎県
話者の父が若いころのこと。5月の末の桑の木伐りの帰り、馬に桑をつけて川を渡っていると、北のほうが明るくなり、大きな火の玉が出た。友人と「提燈代わりだ」などと軽口していると、聞こえたのか火の玉は父らのほうへまっしぐらに来て、頭上をぐるぐる回った。父たちは南無阿弥陀仏を唱えながら逃げ出した。
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サルノヨメゴ
1956年 宮城県
昔、ある家に娘が3人いた。ある年の日照りに、どこの田にも水がなくて困っていると、1匹の猿が来て、「あんたの田に水をいれてやるから、娘を誰か1人くれ」というので父が承知すると、猿は忽ち水をためる。父が猿との約束を心配していると、末の娘が快諾して猿の嫁となる。2,3日後、猿と娘がお舅礼に来る途中、藤の木の前で、父にこの藤の花をとっていきたいと娘が言う。猿は木に登ってとろうとし、娘がもっと先というのにつられ、先まで行った。するとからまった藤のつるが木からはなれて猿は川の中に落ち、娘は無事家に帰ってきた。
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レイ
1974年 長崎県
23歳の女性。父の通夜の晩に心臓が停止するような気がして身体が動かなくなった。病院に行っても回復せず、ミコにおうかがいをすると、父の霊と父についていた先祖の霊がともに乗りうつったとのこと。法華宗の信心に徹すると回復した。
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オシラサマ
1975年 岩手県
金満長者の飼い馬が長者の娘に恋をしたため娘が病気になった。怒った長者が馬の皮をはぎ栗の木に掛けた所、蚕が生まれ繭をかけた。その後娘は全快したが、馬に乗って宮参りに出たところ、天上から馬の声がして娘と馬が消えた。それでオシラサマを作り供養した。
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ユキオンナ
1956年 宮城県
作並温泉地入口の名マタギ岩松多利吉老人からの聞書。只野淳氏による。(昭和14,5年から)四十余年前の寒中,当時16歳だった多利吉少年は父と大東岳の南麓に狩に出た。獲物も無いまま夕暮となり,激しい嵐となった。多利吉は父に背負われ,七時過ぎに奥新川の下りの林が開けた所に出た。不意に父から「雪女が来たから決して声を出すな」と囁かれたので恐々覗くと,雪の広場の向こうから真っ白い着物,蒼白い顔,背のほっそり高い女が歩いてくる。父の背中にしがみついていると父は黙って雪の中を駈けおりだし,部落の灯りが見えるところまで逃げてきた。後で父は「雪女が来た時は道を譲ったり,後ろに逃げたり,声を掛けたりすると魅入られて殺されるから目をつぶるようにして一目散に走るより他に方法は無い」と語った。
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ヒトカゲ
1985年 徳島県
昭和五年頃の話。筆者が外で遊んでいると、父が帰ってきて「ちょっと前に人が通らなかったか」と言う。「誰も通らなかった」と言うと、父は「三間ほど前に人影が見えて追いつこうとしても追いつけないし、声をかけても返事がなかった」と言った。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
ケンムンに父はだまされたことがある。ケンムンが浜辺で貝を拾って食べていて、父が岩陰で見ていたら、父の前まで来て突然消失した。ケンムンは子供のようで、土を踏まずに歩く。ケンムンがシャコ貝に手を挟まれるという。
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ヒノタマ
1938年 鳥取県
母が危篤になり父に急使を出した。夜半、家が見える峠まで父が来ると、家から大きな火の玉が中天に半円を描いて飛び出るのが見えた。父は驚いたが、火色に明るい光色があったので、病人が助かる前兆だと安心した。事実、母は助かった。
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