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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タヌキ
1976年 愛媛県
明治20年頃、畑部又蔵さんが山道を帰路についていると、飼い犬のポチが迎えに来た。寄りの声を聞き、朝の三時頃と気づき、犬を見るとポチとは毛色が全くちがっていた。その犬をハンテンに包み地面にたたきつけて殺し、家に帰ってみると大きな狸であった。

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ジゾウ
1923年 静岡県
博徒が勝負に負けて歩いていたときつまずいた石を地面にたたきつけた。すると夢枕に地蔵が出て「なぜ俺に石をたたきつけたのか」という。その地面を掘り返してみると地蔵が出て、それを供養したところ、勝負に負けなくなった。
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イヌノタタリ
1979年 長野県
犬地蔵は八重河内にある。犬を殺したところ、犬の祟りが生じたために祀ったという。
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イヌガミ
1920年 徳島県
鼻先の赤い白犬は人の生まれ変わりで、犬神になるため土中に埋める犬もこの犬である。
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イヌガミモチ
1922年 島根県
自分の郷里には今なお犬神の迷信があり、犬神持といわれる家が少なくない。犬神というのは猫によく似て口は耳まで裂け、目は虎のように鋭く、体には白と黒の斑がある。犬神持の家でお膳の底を叩いて、団扇をかざして床の上から見ると犬神が見られる。犬神持の家から何かを貰った時、惜しいという気持ちが少しでもかかっていれば犬神がついてきてとり憑く。犬神に取り憑かれたものは正気を失い、どこそこの犬神で何々が気に食わないなどという。犬神持といわれる家は財産家が多い。
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オクリオオカミ
1992年 奈良県
明治2・30年の頃、夜遅く帰ってきたら、送り狼がついてきた。倒れると飛びつかれるので、気をつけてゆっくり歩いて帰った。家の入り口についたら、家の人に塩をまいてもらった。狼は塩を舐めて、去っていった。
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オクリイヌ,オイヌサマ
1977年 山梨県
送り犬は、夜、1人で歩いていると犬がついて来ること。ガサガサ音を立てるので気づく。ころぶと襲いかかるが、何事もなく玄関まできたら「お犬様どうもご苦労さんでした」というとおとなしく帰る。万が一ころんでも、物を拾うまねをしたりして、犬をうまくだませば襲われない。
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ケンムン
1987年 鹿児島県
製糖時期の夜10時頃、山道でケンムンがついて来た。その人は怖くてまともに見られなかった。しかしその後1年もしないうちにその人は死んだ。
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イヌガミ
1985年 愛媛県
犬神の正体は犬の霊とされている。犬神に憑かれると犬のようになる。延宝五年の宇和島藩の記録に、犬神持ちであるために追放された親子の記述がある。東予地方のある村では犬神に憑かれると犬の鳴き真似をしたりしたりするが、ゴキトウで落ちるという。
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イヌガミ
1958年 徳島県
鼻先の赤い、白い犬は人の生まれ変わったものである。犬神にするため土中に埋めて首を斬る犬もこの犬であるという。
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オイヌサマ,オウサキ
1981年 埼玉県
三峯様を祀る祠を造ったが、飼い犬を放したところ祠の前できばを出して唸ったかと思うと尾を巻いて逃げ出し、小屋に逃げ込んで震えていたという。お犬さまは本当にいるという。お犬さまを迎えるとおうさきは逃げるという。
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イヌガミ
1914年 徳島県
ある女が犬神に憑かれて病気になった。兄が犬神持ちの家に行くと、庭に箕が伏せてある臼があり、その中に犬が11匹いた。湯をかけて犬を殺すと、病気は徐々に平癒した。
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イヌガミ
1965年 高知県
犬神には生霊と死霊がある。生きた人間が取り付くのが犬神。これは血筋で伝わり、犬神すじの家の娘が嫁に行くと、その家も犬神になる。犬神筋の家に嫁入りしても、犬神持ちにはならない。
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イヌガミ
1985年 徳島県
ある男性に犬神が憑いた。犬神は近所の女性の家から田の中を通って近道をしてやって来るという。その犬神は足が不自由らしく、普段男性は健常だが、犬神が来ると杖なしでは歩けなくなり、ひどい時は1_2週間続いたという。この犬神筋は嫁に引き継がれているとされる。
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ムネ,ムカエ
1990年 高知県
昭和20年から25年までの話である。臨終を迎えた人が死の直前に「船が来た、船が来た」と言って死んだ。
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ロッポンマツ,キツネ
1987年 長野県
明治の終わり頃まで,山の入り口には六本松があった。そこに夜遅くまで山仕事をして帰ると,きつねが迎えに来ているといわれた。
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イヌガミ
1949年 大分県
犬神の正体は犬ではなく、鼬よりも小さく口先が尖っている、外道と同様鼠のようなものだ、犬ではなく蛇だ、などと言われている。ただ、犬神に憑かれた人は他に噛付くと言われ、この点は犬らしく思われる。
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イヌガミ
1969年 香川県
犬神がつくことを、犬神がガキツイタと言う。犬神すじの家があり、その家の女は必ず持っているという。阿波の賢見山に、一番はじめに犬神が現れたのだと言う。
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イヌガミ
1949年 徳島県
犬神筋の子は犬神になり、嫁にして4日もたつと犬神になる。犬神筋のものが他人を羨ましいと思えば犬神が相手に憑く。犬神を除く際、痛がってさわらせない所に犬神が憑いている。倒れた時、指が5本まっすぐなら成功、1本でも曲がっていたらやり直しである。
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オイヌサン
1979年 愛知県
狐に憑かれるとお犬サンを迎える。迎えに行く代表者が途中で止まると、お犬サンが帰ってしまうので歩きつづけなくてはならない。
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タヌキ
1987年 奈良県
夜の12時ごろ、酒を飲んだ帰り、狸に化かされた。いくら歩いても同じ所を回ってばかりいて着かない。朝になってみたら、自分の家のずっと奥に行っていたという。
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タヌキ
1931年 東京都
狸和尚が、その正体を見破られ犬に殺された
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