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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オニ
1993年 千葉県
房総半島の鋸山の南にある人骨山には昔鬼が住んでいて毎年一回麓の集落の乙女をいけにえとして出させ、食っていたと言う。山は乙女の骨で埋まり、今も木が生えないという。

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ウナギ,ヘビ,アオイヒ
1987年 和歌山県
400余年前、美しい乙女と若者が旅を続けていたが、ある夜若者が乙女の前から姿を消した。乙女は狂乱して探したが見つからず、滝に身を投げて死んでしまった。その後、滝壺に雌雄の白鰻が住んでいるのが見つかった。乙女が身ごもっていた赤ちゃんの化身だろう。丑の刻、青い火がゆれて赤ん坊の泣き声が聞こえたという。
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ヒノタマ
1931年 長野県
毎夜10時過ぎに現れる不思議な火の玉があった。この火の玉は薄命の乙女の火玉であるといわれる。火の玉が出るようになってから山口山のツツジは赤い花を咲かせるようになったが、乙女の紅い血で染まったのだと言われている。
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ダイジャ
1929年 長崎県
ある長者の息子がいつの頃からか夜森の中から聞こえてくる清らかな声にひかれた。好奇心から見に行くと乙女が歌っていて、二人は愛し合う様になった。両親が乙女の素性を確かめるため針に糸をつけて着物に縫った。翌日、糸をたどっていくと、乙女の正体は普賢岳の洞窟に住む大蛇だったので息子もその姿をみて恋もさめ別れた。幾月か後、二人の子である男児が長者の所に捨てられていた。
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リュウジン
1934年 石川県
昔、龍池の畔に一九上人という僧が庵を営んでいた。ある月の美しい夜、1人の乙女が尋ねてきた。乙女は池に住んでいた龍で、余命がないので上人に読経してほしい、してもらえたら末代まで荒磯からこの島を守ると言って消えた。上人は読経し、翌朝、海女を池に潜らせてみると、池の底に龍の頭の骨があった。それ以来、波が島に上がることはなくなった。
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アワビ
1928年 千葉県
岸和田の海岸には大きな鰒魚が住んでいて、大傘を開いたほどの大きさであったという。誤ってその殻に触れると海が荒れると信じられている。ひとりの乙女が船人である恋人に会うために鰒魚を怒らせようとしたが、度を越してしまい、乙女の船は転覆し、これを助けにいった男も海の藻屑となった。
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タヌキ,オニイチボウ
1919年 山形県
高安山の舞台岩の由来。乙女を人柱とする風習に義侠心を起した若者が乙女の身代わりになって耳を澄ましていると、集まってきた狸が丹後の国の鬼一坊の雄犬雌犬にきかせるな、と歌っているのを聞き、その犬たちを連れてきて狸を退治させた。狸が踊ったのが舞台岩。
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オヒメサマ
1989年 山梨県
最近乙女湯の所にお姫様みたいなのが出る。駅前で自殺もあったのであれではないかと言っている。
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オニ
1922年 徳島県
昔、鬼が住んでいて人を喰い、財を掠めていたが、法然上人によって改心させられ、仏道に入った。鬼は罪を悔いて死んだので、そこに鬼骨寺を建てた。鬼骨寺では、今でも鬼の牙を秘蔵しているという。
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イニンビー,カイビ
1975年 沖縄県
昔、美里番所勤務の男と乙女が深い恋に落ちた。あるとき、誤解から乙女が崖に落ちて死んでしまった。男はこれを見て悲観し、同じく崖から落ちて死んだ。呉屋バンタに見える怪火はこの無念の焔である。現在イニンビー(遺念火)は出ない。
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オニ
1989年 兵庫県
吉井部落では正月のぞうには臓腑煮であるといい、これは昔鬼が正月の御馳走に毎年1人ずつ取って食ったことの真似という。7日は唐と日本の鬼が交際をして、七色のものを入れて食べたといい、20日は骨正月といい、ぶりの骨を食べる。これは20日になるともう骨がなくなって、骨しか残っていなかったので鬼がこの骨を食べたのだといわれる。
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オニ,ヤマンバ
2001年 長野県
汗馬山には鬼が住んでいて、山の空が暗くなり雨が降り出すと、鬼が暴れているのだといった。また、山姥が住んでいて人を食うともいう。
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オニ
1990年 千葉県
人骨山に住む鬼が1年ごとに人身御供を取っていたが、旅の六部の助言で西の方から強い犬を連れてきて、ようやくその鬼を退治することができた。
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テンニョ
1977年 奈良県
天武天皇が、出家しようと、吉野川のほとりにある滝宮というところに行った。ある夜、琴をかなでていると、山に白い雲がたなびき、天女とおぼしき乙女が、琴の音に合わせて舞った。天皇は、「おとめ子が乙女さびしもからたまを袂にまきておとめさびしも」と詠んだ。この天女を見たのは天皇のみだったという。
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ゴンジャ
1960年 三重県
山にごんじゃという大入道がいる。ごんじゃは山の麓の人間や動物を食べるので、里人は恐れをなして山の麓に近づかない。
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テングサン
1956年 静岡県
山で大きな声を出すと、てんぐが来るので、してはいけないと言われる。
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オニ
1957年 兵庫県
吉井部落では、正月の20日を骨正月と呼び、正月市で買ってきたブリの骨を食べる。20日になると鬼が食べる肉がなくなり、骨しかなかったため、その骨を食べたと言われており、それを真似たものである。奈良尾部落では、死んだものの骨を食うと言って、ブリの骨を食べる。熱田部落ではシイラの骨を食う。人の代わりに魚を食うのだという。
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ホネ
1979年 宮城県
仙台柴田郡にある古骨山で人骨が出土したが、その長さは1丈(約3メートル)以上あった。
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ウマ
1934年 奈良県
山には頭に笹の生えた大きな馬がいる。見ると倒れると言われている。一本足であるとも言われる。
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ゴンゲンサマ
1959年 山形県
羽黒山の権現様は、由良海岸の八乙女から瑞光を曜して山頂に移ったとされている。
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フルソマ
1938年 徳島県
フルソマは、山の人が入っていけないような林の中に住んでいる一種の怪だという。木が倒れるような大きな音をさせたといわれている。
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ゴーリン
1974年 滋賀県
人骨が出たので、五輪の頭を祭っている。
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