オバガミネノイッポンアシ 1991年 奈良県 一本足の大きな足跡が雪の上にあった。それで大きな一本足いるので鉄砲で撃ったら、大きな舌を出したという。一本足は生笹(いくざさ)という名前で、人間に化けて有馬温泉に湯治に行った。けれども何日か目に正体がばれた。一本足になったのは背中に熊笹が生えた怪物である猪笹王だという伝承もある。
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オバガミネノイッポンアシ 1991年 奈良県 12月20日には、一本足が出てくるので、伯母峰峠を越すなと言われている。一本足は昔二本足だった。退治しようとした豪傑が片足を切ったので、足が一本になったのだという。
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(ササウオ) 1980年 岐阜県 飛騨国の谷間には笹が多く生えているが、その中に魚の形に似た物が生える時がある。頭と思われるところが笹に付いており、3月から4月になると動き出し、水中に落ちると魚になる。ゆえにその地では笹魚と呼ばれている。
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オバミネノイッポンアシ 1934年 奈良県 一本足は、寝ない子を脅すときに母親が用いたりする。一本足は義経の馬との混合型であるとも言われる。
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ハカマイリ,シ,(ゾクシン) 1915年 和歌山県 墓参りの途中で倒れると死ぬと言われている。
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オオダコ 1933年 神奈川県 昔、漁夫が磯へ出て大きな章魚を見つけたが、あまりに大きいので足一本だけ切って桶に入れて帰った。それから毎日、足を一本だけ切って帰った。8日目に最後の一本を切ろうとしたら、章魚は一本の足で漁夫をとらえ海へ引きずり込んだ。
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ヤブサヤマ 1965年 鹿児島県 この山の竹などを取ると海がしける。また良くない人が山に入ると倒れると言われている。
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ヤマノカミ 1927年 愛知県 山の神は一ツ目一本足だという。そのため、跛の者を山の神という。老人が山仕事に行き、一本足の怪物に出あったことがあるが、詳しいことはわからない。
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オオダコ 1929年 長崎県 守山村の三室に住む老婆が海辺で物を洗っていると目の前に大章魚がやって来て足を一本差し出しながらじっとしていた。婆さんは包丁を持ってきてその足を切り、その後七日間老婆は章魚の足を毎日一本取り続けた。最後の一本になった八日目、頭諸共取ろうとして意気込んで行って襲われ、海底深く引きずり込まれた。
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ケチビ,ヒダマ,ヒトダマ 1942年 高知県 笹ヶ峠にある法経堂にはヒダマが出ると言われている。昔、藩主から託された手紙を持った飛脚が殺され、その亡霊が火玉になったと言われる。「文があった」と言うと消える。草履の裏に唾をつけて招くと寄ってくるとも言われる。
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ケンムン 1997年 鹿児島県 ケンムンはガジュマルの木の生えたあたりに住んでいる。その付近には松明などが見えたり、貝殻を見た人がいた。ケンムンにばったり会った人がいた。足は2本、髪は長く、子供くらいの大きさであると言われる。
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イッポンアシ 1975年 愛媛県 雪の降る日に一本足が来るという。雪の所々に穴があくのを一歩足の足跡と言う。
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ミコシニュウドウ 1938年 岡山県 夜道を歩いていてミコシ入道に出会った場合、頭から順に足のほうを見ていかなけれればならない。足のほうから頭を見ると食われてしまうという。
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(クビナシウマ) 1939年 首無し馬が出ると言われている。
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イッポンタタラ 1985年 和歌山県 一本タタラは、一本脚だからそういう。川から上がって、山にいる。山でこの一本タタラを見た人の話だと、飛ぶのが速くて、目に見えないくらいだという。通る時は、恐ろしくて身の毛がよだつという。松の木によじ登っていたという人もいる。
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ミコシニュウドウ 1937年 長崎県 夜中に歩いていると、頭の上からワラワラワラと笹の音がして、黙って通ろうとすれば竹が倒れて死ぬ。この時「ミコシ入道見抜いた」と言えば消え去るという。
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マツ 1938年 鳥取県 生きている時にウソを言う人は死後頭に松が生える。
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ウマ 1956年 東京都 母親が「言うことをきかないと馬にくれるぞ」と言って娘を育てたので、馬が娘を見込んだ。馬が「娘をくれ」と言って頭に角を生やした。馬は娘を蹴り殺したので、馬を殺して角を取った。馬の角はまだその家にある。
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イッポンダタラ 1985年 和歌山県 ハテノハツカは悪日のため、目一つ、足一本の一本ダタラが出て来るから、山や峠を越えることができないという。
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イワナ 1936年 岐阜県 笹餅を作って端午の節句を祝っていると旅僧が現れ笹餅を村人から貰ってまわった。翌日岩魚釣りに出かけた人が1尺程の岩魚が笹餅を食べて死んでいるのを発見した。それ以来笹餅を作らなくなった。
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コウロベサマ,ウマノクビ 1956年 東京都 馬が娘を見込んだ。母親が娘が欲しければ角をはやして御覧と言ったら、馬は頭に一本角を生やした。馬は娘を突き殺した。馬の角はまだその家にある。馬の首は正月24日の夜、村中を飛び回る。
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