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                  | ■ | 番号 | C0411319-000 |  
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                  | ■ | 呼称(ヨミ) | ロウバニバケタオオガマ |  
                  | ■ | 呼称(漢字) | 老婆に化けた大蝦蟇 |  
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                  | ■ | 執筆者 | 宮城縣 |  
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                  | ■ | 論文名 | 妖怪変化・幽霊:事例篇 |  
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                  | ■ | 書名・誌名 | 宮城縣史 民俗3 |  
                  | ■ | 巻・号/通巻・号 | 21巻 |  
                  | ■ | 発行所 | 財団法人宮城県史刊行会 |  
                  | ■ | 発行年月日 | S31年10月20日 |  
                  | ■ | 発行年(西暦) | 1956年 |  
                  | ■ | 開始頁 | 471 |  
                  | ■ | 終了頁 | 562 |  
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                  | ■ | 掲載箇所・開始頁 | 559 |  
                  | ■ | 掲載箇所・終了頁 | 560 |  
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                  | ■ | 話者(引用文献) | (『東北の伝説と怪奇』) |  
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                  | ■ | 地域(都道府県名) | 宮城県 |  
                  | ■ | 地域(市・郡名) | 気仙沼市 |  
                  | ■ | 地域(区町村名) |  |  
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                  | ■ | 要約 | 昔,名木沢の谷川の土橋の辺に一軒のあばら屋があった。夜になると行灯のもとで一人の老婆が糸を紡いでおり,魔性のものに違いないという評判であった。鉄砲の名人紋兵衛が,ある夜銃を携えて様子を見に行った。土橋の辺まで行ったが,振り向いてニタッと笑った老婆の顔が物凄い。紋兵衛は老婆の胸元目掛けて銃を撃ち放したが,行灯の光が消えただけで何の手応えもなく,真っ暗になったので逃げ帰ってきた。翌晩も行ってみると,やはり同じように老婆が糸を紡いでいた。故老に相談したところ,それは魔性のものに違いなく,行灯の灯を狙えば射止めることができると教えてくれた。そこで三日目の夜,老婆が振り向いた瞬間に行灯の光を狙って撃つと,ギャッという異様な叫びとガラガラという音がして辺りが真っ暗闇になった。翌朝行ってみると,それは三尺余の醜い大蝦蟇であった。 
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