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                  | ■ | 番号 | C0411306-000 |  
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                  | ■ | 呼称(ヨミ) | 〔オンビョウオオテンバ〕,ネコ |  
                  | ■ | 呼称(漢字) | 怨猫大天婆,猫 |  
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                  | ■ | 執筆者 | 宮城縣 |  
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                  | ■ | 論文名 | 妖怪変化・幽霊:事例篇 |  
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                  | ■ | 書名・誌名 | 宮城縣史 民俗3 |  
                  | ■ | 巻・号/通巻・号 | 21巻 |  
                  | ■ | 発行所 | 財団法人宮城県史刊行会 |  
                  | ■ | 発行年月日 | S31年10月20日 |  
                  | ■ | 発行年(西暦) | 1956年 |  
                  | ■ | 開始頁 | 471 |  
                  | ■ | 終了頁 | 562 |  
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                  | ■ | 掲載箇所・開始頁 | 550 |  
                  | ■ | 掲載箇所・終了頁 | 551 |  
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                  | ■ | 話者(引用文献) | (『郷土の伝承』千葉武清氏報) |  
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                  | ■ | 地域(都道府県名) | 宮城県 |  
                  | ■ | 地域(市・郡名) | 気仙沼市 |  
                  | ■ | 地域(区町村名) |  |  
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                  | ■ | 要約 | 儀八郎の老母おさんがある時から急に敏捷になり生臭物を好むようになった。猫踊りのような踊りを見せることもあった。その頃鶏などが攫われる事件があったので,近所には恐ろしい噂が広がっていた。その頃のある日の夕方,六部が一人浜街道をやってくると杉並木の辺りで突然頭上から怪物が襲い掛かってきた。斬りつけると手応えがあったが,怪物は逃げ去ってしまった。その夜六部が儀八郎の家に宿を乞うと,急病人が出たということで一旦断わられたが納戸の一間を借りることができた。夜更けに隣室の物音で六部が目を醒まし,そっと窺うと子猫たちが遊び戯れており,犬程もある虎猫が後肢で立って行灯の油皿を舐めている。翌朝六部は主人に昨夜来の事情を話し,その夜二人で老女の部屋に飛び込んだ。ようやく怪物を仕留めてみると老母の姿であったが,朝日に照らしてみると骸はやはり古猫であることが判明した。この怪猫は松崎の猫渕に棲んだ古猫で,その死骸を埋めたのが猫石だと言われている。儀八郎はその後六部に金塊を贈り,六部はこれを観音像にした。その後観音像と由来書は儀八郎の子孫の家に届けられ,今も保存されている。 
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