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番号 2361129

呼称(ヨミ) キツネ
呼称(漢字)

執筆者 國學院大學民俗学研究会

論文名 佐賀県東松浦郡鎮西町打上

書名・誌名 民俗採訪
巻・号/通巻・号 ―巻-号通巻昭和42年度号
発行所 國學院大學民俗学研究会
発行年月日 S43年
発行年(西暦) 1968年
開始頁 1
終了頁 72

掲載箇所・開始頁 71
掲載箇所・終了頁

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 佐賀県
地域(市・郡名) 唐津市
地域(区町村名) 鎮西町

要約 昔は法印は、病人の原因は狐が憑いているのだといった。大工をしていた人で憑かれ易い人がいて、酒を飲んで隣村から帰って来るなどすると、憑かれることが多かった。落とすには湯立てをして、笹の葉で湯を撒くと、狐が湯に入れられると思って出て行く。また、憑かれた人の上に刀をぶら下げて、それを矢で射ると憑かれた人は飛び起きて走り出し、倒れると狐は落ちている。祈祷の最中に狐が「○○に憑いてくれ、と山で頼まれた」などと言うこともある。狐の好物は鼠の蒲焼と小豆飯。
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