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番号 1460248

呼称(ヨミ) ダイジャ,ヌマノヌシ
呼称(漢字) 大蛇,沼の主

執筆者 東洋大学民俗研究会

論文名 九 口承文芸

書名・誌名 西川の民俗―新潟県東蒲原郡上川村旧西川村―
巻・号/通巻・号 昭和50年度号
発行所 東洋大学民俗研究会
発行年月日 S51年3月
発行年(西暦) 1976年
開始頁 219
終了頁 282

掲載箇所・開始頁 270
掲載箇所・終了頁

話者(引用文献) 清野多一氏

地域(都道府県名) 新潟県
地域(市・郡名) 東蒲原郡
地域(区町村名) 阿賀町

要約 室谷集落の東の山中に大沼がある。昔、室谷は常浪川を挟んで東西50カマド(50戸)ずつ、100戸の集落だった。ある夜、東のキメンドン(肝煎)の夢枕に美女が現れて沼の主と名乗り、沼を出て行きたいがお前の家の杭三本が邪魔なので抜いてくれ、お礼に末代まで長者にしてやる、と言った。約束の時間、大蛇は笛太鼓で知らせながら沼を抜けてきたが、それを見ていた西の肝煎が「蛇ぐいうて、蛇ぐいうて」と叫び、東の肝煎りは夢の約束を忘れて小太刀を地面に突き刺した。すると音は止まった。それから東の肝煎の家は絶え、東岸の集落は滅びた。小太刀を刺した土地は草木が生えず、それを見つけたものは長者になれるという。
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