(ゾクシン),(レイコン) 1933年 岩手県 死花、シクワとは紙で作った削り掛けの様なもので、これを立てられないと死人は彼の世へ行かれない。
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カッパ 1927年 長野県 河童から小石をもらい、それを削って調合する口中薬を売り出す家があった。
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テング 1930年 新潟県 天狗の爪をカゼのときに削って飲むとたちまちなおるという。
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(ゾクシン),ハヤジニ 1998年 静岡県 鉛筆の両端を削ると、母親が早く死ぬ。
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エンピツ 1998年 静岡 鉛筆の両端を削ると、母親が早死にする。
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(ゾクシン) 1975年 愛媛県 木地では、盆花はシキビである。仏さんに色花を立てると、家が栄えないといわれている。
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ヨナキノマジナイ,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 夜泣きのまじないで、「橋の板を削ってたたいたらなおる」という。
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エンコウ 1938年 島根県 えんこうの体は刀でも切れない。けれども、麻がらを削って突き刺せば通るという。
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コヤスジゾウ 1939年 京都府 この地蔵堂に詣り、堂の柱を手で削ってそれをもっていると効験がある。
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ホネツギ 1976年 腰の骨が折れた雀に、銅を削って食わせると、やがて治って飛んでいった。
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ソーレンバナ 1939年 鳥取県 曼珠沙花をソーレン花と呼ぶが、長病の者が寂滅するのはこの花が咲く頃だといわれている。
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コリ 1951年 兵庫県 太山寺の裏は、昼間でも暗いように思う所である。山を削って道路にしたため、狐狸がまだ石を投げると言われている場所である。
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カイイ 1974年 日記に金花銀花が生えたという怪異を多く見たので、金花銀花について人に尋ねたところ、それはくさびらの花のことである聞かされた。しかし観応二年六月天井にはえたものを陰陽師に鑑定させたところ、銀花ではなく蟷螂だと答えたこともあった。
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ボウレイガタナ 1955年 岡山県 洞谷山雲居寺にお花観音があるが、その由来として次のような怪談がある。江戸時代家老大橋某が居たが、女中のお花を寵愛したが、奥方の嫉妬により殺され、その死体を井戸に投げ込んだといわれる。それ以来奥方はお花の亡霊に悩まされた。お花を殺したときに使った刀を手に入れるとその家の奥さんは必ず病気になったという。
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アノヨヘイクフネ 1990年 高知県 人は死ぬと、あの世へ行く船が三途の川で待っている。その船はいっぱいにならないとあの世へ行けない、行かないという。そのため同じ部落で人が続いて亡くなると「連れ誘うた」という。
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ニンギョウ,ジュソ,クギ,(ゾクシン) 1915年 熊本県 立木を削って人形を描き、それに釘を打っておくと、呪詛する相手の体の、釘を打った場所が腐るといわれている。
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ザシキワラシ 1977年 青森県 細川家の以前の屋敷には、ザシキワラシが根本から出てくると言われた大きな四方柱があった。この柱を削って飲ませると子どもの夜泣きに効くと言われた。
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ケサガケザクラ,ホウリキ 1943年 山形県 玉川寺の裏山に桜清水と呼ばれる清水があり、その傍らに座禅石と袈裟掛桜がある。了然坊が座禅をしていると、石から焔が上がっているのが見え、かつて修行した寺が焼けようとしているのを知り、通力でこれを消した。その際、お礼に送られた袈裟が、鳥に言った使いの小僧の手を離れて飛び去り、掛かったのが袈裟掛桜である。
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タイヨウ,ヒガンノチュウニチ 1957年 鳥取県 彼岸の中日には朝日や夕日を拝む習慣があるが、朝日が登る時も夕日が沈む時も後返りを一度するか、くるくる廻るのが見えるという。青谷、泊、稿津といった地域では、彼岸の中日には山に登り祖先供養をするが、沈む太陽を拝む時は前掛を冠って顔を蔽った。前掛を通じて見ると沈む太陽がくるくるまわると共に太陽から蓮の花びらが散っているのが拝めるという。
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(ゾクシン) 2004年 香川県 亡骸に涙がかかると、仏さんが迷ってあの世に行けないという。
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(ゾクシン) 1982年 新潟県 花に関する俗信。桐の花が咲くとイカがとれる。アヅキの花が咲くとマスがとれるなど。
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