アクセイ,ボタンモチ 1983年 5月の中旬に、南の空に悪星が出現したという。これを見た者は必ず死んでしまうといって大いに恐れられたが、家ごとに牡丹餅をこしらえて食べるとその難を逃れるという。
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シノヨチョウ(ゾクシン) 1971年 福島県 月の近くに星が出ると人が死ぬ。
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ホシ 1980年 和歌山 星が月に近ければ人が死ぬ。
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(レイセイ) 1982年 享保7年4月中旬、霊星が出現した。江戸へ注進に及んだと言う。越後国の事であるとも言う。
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ツキトホシ 1956年 宮城県 月に星が添うと人が死ぬといわれる。
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ツキトホシ 1977年 秋田県 月のそばに星が近づくと年寄りが死に、離れると若者が死ぬ
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(ホシニカンスルゾクシン) 1964年 福島県 星の飛ぶ日はなぎ、月のかさは3日の雨、近星が出ると人が死ぬ。
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〔ニュウジョウボシ〕,タマシイ,サイシュンホウシ 1994年 千葉県 西春法師が断食をして死んだ後、恐れて村人は触らなかったが、その魂は入定星という星になった。
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オツキトオホシ 1956年 宮城県 お月は先妻の子、お星は後家の子で、どちらもかわいく本当の姉妹より仲が良かった。しかし後家の母は実の子のお星ばかりかわいがり、お月をいじめる。あるとき後家がお月を殺そうと朝から包丁を磨いでいるのをお星が見つけて尋ねると、後家は「南瓜をたく」と言い訳をする。利口なお星は真相に気づき、自分の布団にお月を隠し難を逃れる。次の朝殺したと思ったお月が起きてきたのを今度は石のカラヒツに入れる。お星はカラヒツの下の穴からこぼすようにとお月に芥子の実を渡し、泣きながら「春になったら迎えに行くから」と言う。お月は山奥の土中に埋められるが、春になって咲いた芥子の花をたどっていったお星が山奥でお月と出会う。お星が持ってきたお粥を食べて元気がつくと2人でどこかへ消える。後家は年をとってざとうになり「お月とお星がいるならば、なあしてこの鉦叩くべや」と言いながらほいとう(乞食)して歩いたという。
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ミョートバカ 1935年 大阪府 1人死ぬと、続いてまた死ぬので、こういう。
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(マジナイ) 1957年 山梨県 たむしができたときには「南南南南」妙と紙に書き、墨で塗る。
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(ゾクシン) 1961年 静岡県 人が死ぬときの俗信。カラス鳴きが悪い。月が出て、大きな星が近くに見える。
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ホシ,サイシュンホウシ 1994年 千葉県 西春法師の魂は入定星という星になり、冬になると沖の方に見える。この星が見えると、海が時化ることを予知しているといい、地元の漁師は村人を守ってくれる星だという。
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(ゾクシン),ツキノワ 1933年 岩手県 月の輪の中に星があれば人が死ぬ。
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ユウレイ 1988年 長野県 幽霊が出現する理由も姿も出現場所も分からない。
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カンロ 1982年 享保16年4月中旬、甘露が降った。
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アクマ 1991年 静岡県 2月8日と12月8日に蕎麦粉でオコトモチを作るとき、蕎麦粉のついた手で戸口の羽目板に手形を、左右の腕を交差させて親指を外側にするようにして押す。これをコトガミサマという。悪魔がこれを見て「こんな手の人がいるのではかなわない」と退散するのだという。
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カッパ 1949年 長崎県 河童は蕎麦を束ねたような姿をしている。
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ヒノタマ 1938年 長野県 昔、北の空から南の空へ火の玉がゴーッと唸りながら飛んでいたことがある。火の玉が通った後、空には白い跡が残っていた。
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(ゾクシン) 1984年 埼玉県 死の予兆。一声ガラス、あるいは一口ガラスといって、カラスが病人のいる家へ向かって、普段と違うへんな声でガァガァと鳴き、カラス鳴きが悪いと人が死ぬ。これは当家には聞こえないという。また、月のすぐ近くに星が見えるのは近星でこれが見えると人が死ぬといわれている。
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オオムカデ 1963年 秋田県 悪食喜平は岩谷の人で、網にかかった物は何でも食べたので「悪食」と呼ばれた。若い頃は畑7畝の大ムカデを退治して食べたこともある。変なものを食べても蕎麦酒さえ飲めばみな消化した。だがある時、母親が蕎麦酒を飲ませてくれなかったため死んだ。
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