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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ズイトウ
1983年 三重県
伊勢外宮の玉串御門に用いる鋪設の筵から、自然に1本の瑞稲が出てきて、葉の色が青々として秋になると実を結んだという。これは神霊の感応であり、太平の吉瑞であると考えられる。

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キュウビノキツネ
1976年
九尾の狐と言えば悪狐だと考えられているが、元来は瑞獣である。
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トビラ,タマグシ
1974年 三重県
文政年間に伊勢神宮で火事があった際、荒祭宮の扉が自然と開いたり、外宮の玉串が穂を生じ、実をつけたという。
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タマモノマエ,キュウビノキツネ
1978年
九尾の狐は瑞獣であるので、あえて憎むべきものではない。
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アッコ
1976年
九尾の狐といえば俗に悪狐だと言われるが、もとは瑞獣であり、『太平御覧』にそれを示す記事が引用されている。
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ナナフシギ
1916年 大分県
宇目郷の七不思議。塩井神社の井戸は潮の満ち干に伴って増減する。八幡河原は薄が1本ずつ生える。春の火入れの折りに古枝を焼き払うとその秋に実をつける栗がある。熊野神社の御神体は昔ある尼が拾った小石が大きくなったものである。稲の刈り株に塩が吹き出て付着している。1株必ず1本の萩が生える。稲田から蛤が生じたという吉瑞がある。
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シヤチホコ,タツ,ツンジカゼ
1980年 東京都
江戸城の虎御門から小石川御門まで、御門の上に置いてある銅製のしゃちほこを全部取り去った。すると風も吹かず、雨も降らなかったという。これは龍の仕業とも、つんじかぜともいう。
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ヒノタマ
1952年 神奈川県
若い衆が的をしたが当たらない。最後に火の玉が出て山へと飛んだ。筵をあらためてみると、お産に使った筵で、血で真っ赤に汚れていた。
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(ゾクシン)
1986年 埼玉県
亀が家や屋敷に入ってくると吉。
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(フキアゲラレシオトコ)
1976年 三重県
伊勢外宮の参宮人男が、風もないのに古杉の梢に吹き上げられしばし留まっていた。人々が見上げて、樵を登らそうとしたところ、鳥のようにふわふわと男は着地した。
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タイ
1973年 神奈川県
小田原候は、昔から吉事がある毎に必ず城の櫓に1匹の鯛がおいてあるという。ある時2匹の鯛があったので、家臣らが例の吉瑞だと思い、小田原候に献上した。候がそれを食べたところ、後日召状がきて、幕府の顕職についたという。これは人間業ではないと思われる。
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テング
1974年 三重県
伊勢には天狗が多い。
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キツネ
1996年 香川県
当吉さんは山へ行って、きつねに化かされて、いつまでたっても家へ戻って来られなかったことがあった。村の人が行くと、そこに当吉さんがいることがあった。
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ワカノトク,スミヨシミョウジン
1974年 大阪府
和歌は天地を動かし、鬼神を感応せしめる。昔ある者が住吉へ行幸した際、「我見ても久しく成ぬ住吉の岸の姫松幾世へぬらん」と詠むと、明神が現れて「むつましと君はしら波瑞籬の久しき世よりいはひ初めてき」と詠んだという。歌に感得があり、明神が現れたのだ。
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コウガイ
1975年
庭の中をみたところ、たちまち紫色の笄が3本、自然に生え出てきた。
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イセオドリ
1973年
寛永元年の2月上旬から、諸国で伊勢踊が大流行し、泊舟伝馬人夫と号する神を、伊勢太神宮に送ってきた。吉田家に下問すると、鎮座以後、祭礼を怠っていないに、伊勢内宮・外宮の神が飛んでいくはずがない、これは諸民の児戯だ、と答えがあった。将軍家でなお詮議をし、以前に伊勢踊が流行った後に、大坂で兵乱が起き、徳川家康が死んでいるので、これは不吉の予兆であると評定がまとまった。その邪神を野外に送り捨てると、踊に関わっていた人馬の疲弊も止まった。
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テング
1928年 大分県
吉五という、よく天狗をだます男がいた。ある日、天狗に何が一番嫌いかを聞かれた吉五は、ぼた餅が一番嫌いだと答えた。翌日、吉五が家に帰ると、窓からぼた餅が大量に降ってきたので、吉五はたくさん食べることができた。
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スギ,タタリ
1976年 京都府
田村将軍の塚に杉が1本生えており、田の上にあって邪魔だから切ろうとすると、目がくらんで切ることが出来なかった。その後自然に木から火が出て自然に燃えて、農作に影響しなくなった。
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〔イネホメ〕
1974年 愛媛県
8月7日に稲をほめる。しかし、この日に田に入ることを禁じている。もしも田に入り、稲の葉先で目を突くと、失明するといわれている。
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イナダヒメ,カイコウ
1928年 長崎県
元亀元年、田結村は大海嘯に襲われた。刈りつけられた稲が流出しそうになったとき、稲田姫の神霊が現れ、夜陰の嵐の中、点々と怪しい光を見せた。その翌朝には風がやんで、水は引いた。そのとき、村の稲はことごとく竹で結び付けてあったという。
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グミ
1983年 福井県
雄島には一夜茱萸があり、枝の先は蔓のようで葉が少し大きい。毎年2月10日にある祭礼の前日夜に花が咲いて、翌朝に実を結ぶという。
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チホ,マナツル
1983年 三重県
垂仁天皇27年の秋9月に、伊勢の方で鳥の鳴き声が昼夜を問わず聞こえるのを、倭姫命が怪しんで使者を送ったところ、志摩国伊雑方上の茅原の中に、本は1本で末は千穂に茂る稲を、真名鶴が育てて伊勢神宮に献上していたという。
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