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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カミ
1980年 熊本県
球磨の武士である米良七左衛門の妻は、理由がないのに髪の毛が一夜に抜け落ちて、結ったまま枕元に落ちてしまったという。その後は老人の顔のようになってしまい、まれに短い毛が生えて来るという。

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カガミイワ
2002年 滋賀県
鏡岩には昔は人の顔がよくうつったが、あるとき盗人の妻が顔をうつしながら髪を結ったところ、忽然として曇ってしまった。
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クロニュウドウ
1937年 福井県
木の根に毛が生えていたので、驚いて見てみると、黒入道が歯を出してげらげら笑っていた。家に帰ってこの話を妻にすると、こんな顔だったかといって見せた妻の顔も黒入道だった。
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ユメ,カミノケ,(ゾクシン)
1936年 秋田県
鳥は馬の尻尾や女の髪の毛を運んでいって巣を作ることがある。その毛が巣から落ちるとき、髪の毛の持ち主の女は空を飛ぶ夢を見る。そのときは急に落ちる夢ではなく、フワリフワリとおちるのだという。
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ツノ
1980年 鹿児島県
薩摩のかせ田という村の百姓の額から、3寸ほどの角が生えてきた。ただし100日ほど経った時に抜け落ちたという。
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ウロコ,ダイジャ
1941年 新潟県
美しい娘がいた。若い武士が毎晩のように訪れて来るようになった。武士は無口であり、娘はそれが不安だった。娘が武士の着物に針を刺し、朝それを辿って行くと川であった。針の傷で死んだのは大蛇であった。その後生まれた子供には、脇の下に鱗が生えていた。
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1980年 東京都
宝永の末に富士山が噴火した後、江戸の土に黒くて短い毛が生えた。
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ヤマネコ,ヤマイヌ
1976年 愛媛県
銃の名手左衛門が、山猫の住む「入らずの森」を開拓した。山猫は手出しができずにいたが、ある日娘が一夜の宿を求めて来て、左衛門は共に暮らした。ある日山犬に襲われた飛脚が「山猫の棟梁が左衛門のところに行っていなければ」と言うのを聞く。それが左衛門の耳にも入り、ついには正体を現した古猫をしとめる。
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ムジナ
1943年 山梨県
三左衛門という老人が毎日町へ薪炭を売りに行く。その帰り道、狢が男の子に化けて、魚などを食べてしまう。怒った三左衛門は狢を騙して連れ帰り、釜茹でにすると脅して爐のそばで炙ってやった。狢は「澤の火炙り三左衛門」と言って逃げ、その後悪さをしなくなった。
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ヒトヨセンボン
2004年 京都府
一晩のうちに松が数千本生え、一夜にして林になったという。
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ライジュウ
1931年 長野県
峯の中腹にある巌窟には雷神がいるといわれている。穴の付近には猫の毛のような短くて白い毛がある。雷神は子犬のような姿で、毛は狢に似ており、目の周りが黒い。鼻は細く、下唇と尾は短い。足の裏の皮は子供のように薄く、足は五本ある。冬は穴を掘って土の中ですごす。普段は弱く、人にもなれるが、雨が降ると猛々しくなるという。
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ジゾウサマ
1980年 岐阜県
老婆(老人ともいう)が船津へ正月の米を買いに行った。家へ帰ってくる途中、道端の地蔵様に会うたびに米を供えていると、とうとう米がなくなってしまった。老婆は「地蔵様に供えたのでしょうがない。稗か粟で正月をしよう」と言って寝てしまった。すると夜、外で声がした。朝、米俵が玄関前に飾ってあった。お地蔵さんが持ってきてくれたのだろうと言い、良い正月を送った。
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ユウレイ
1989年 長野県
この世に恨みがある時には、幽霊になって出てくるという。足のない姿で、枕元に出るという。
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カッパ,カワヤロウ
1972年 岐阜県
老人が田の草を取っていると、12・3歳の子供が来て水浴びに行こうと誘った。老人が草引きを理由に断ると、手伝おうと言って子供は草引きを手伝った。昼になり、2人は一緒に老人の家でふくべの汁を食べた。それから川へ行くと老人を沈めようとしたのだがふくべを食べていたので沈まずに浮いた。老人は子供を捕まえて説教をした。するとカワヤロウは川の縁に松が生えているうちはいたずらをしないと誓ったので許したという。
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ヤギョウサン
1938年 徳島県
節分の晩には、ヤギョウサンという鬼が来る。これは一つ目で髭の生えた鬼だという。お菜のことをいっていると、毛の生えた手を出すともいう。
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フチ,チョウチン
1968年 栃木県
大正の終わりか昭和の初めごろ、老人が深い淵に落ち、付近に住んでいた人に救われたことがあった。老人に聞いてみると、提灯の光の中の道を進んでいたら突然淵の中に落ちてしまったのだという。
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カエン,カミ
1980年
ある家の下女が、夜に髪の毛を櫛でといていると、とく度に髪の中から火焔が落ちてきた。驚いて取ろうとすれば消えてしまう。それは蛍が多く集まって飛び散るかのようであった。この下女は主人に言うと、物の怪として追放されてしまったが、ある裕福な人の妻となり子孫は栄えたという。
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シロイヒゲノロウジン
1989年 静岡県
下田の町の米屋に白いひげの老人が来て「津波が来るから下田富士に逃げろ」という。米屋が町の人に伝えても、誰も信じなかった。米屋は母を連れて下田富士に逃げると、津波が来た。老人はまた現れて「また大きいのが来るから家に帰るな」といい、津波の中を光になって飛んでいった。老人は波切り地蔵の化身だった。
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サンリンボウ
1959年 鳥取県
ある大工が家を建てる時、1本の柱を短く切りすぎてしまった。妻の助言で事なきをえたが、大工はそれを恥じて妻を殺してしまう。それからは家を建てても必ず倒れてしまう。妻の祟りと知った大工は1月に数日、家を建てない日を作った。これが三隣亡の起りである。
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コメツキジゾウ
1986年 埼玉県
夜になると米をつく。
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カッパ,ヤマンタロウ
1992年 熊本県
球磨郡では、2月1日を太郎朔日という。山ン太郎という河童が山から下って川に入る日なのでそういう。
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シノヨチョウ
1992年 宮崎県
病人の枕元に死人が立つことがあるという。
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