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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テン
1977年
幼童の歌に世の吉凶が歌われることがある。明暦3年正月18、19日の大火の頃、越後から大火事の歌が伝わってきた。享保13年本所深川小日向での大水の際にもそのことを暗示する歌が流行った。

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カッパ
1975年 長崎県
肥前国諫早には河童が多くいて人をとる。河童除けの和歌を海に流せば害はない。また長崎の近くに河童除けの符を売る人がいる。あるとき長崎の番士が海に石を投げることを繰り返していると、夜この人の家に河童が現われ住み家に石を投げると災いを起こすと語った。
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(ゾクシン)
1984年 新潟県
吉凶に関する俗信。鼠があだけたり、家からいなくなったりすると火災かなにか災難がある。メンドリがうたう(ときをつくる)と、悪いことがあるという。真光寺夜ガラス村騒動、など。
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テング,アカイキモノヲキタハナノタカイヒト
1958年 岐阜県
昭和30年頃の事。ある家が火事になったとき、子供が「赤い着物を着た鼻の高い人が来て火を焚けと言った」と言った。それが天狗だろうということになった。
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カワタロウ
1976年
河童が人に危害を加えることが稀にある。奥州にはないが西国では時々ある。このため豊後人が河童の害を防ぐ霊符を出した。猟に行ったり怪しい川を渡るときこの和歌を3回繰り返すとよい。
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オニ
1979年
子供が遊びなどで鬼を決める時に歌うはやし歌について。
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(コネコノゴトキモノ),ヒノタマ
1982年 京都府
享保19年6月6日夜半頃より風雨になり、雲の中に火の様な形をした小猫の様な物があり、艮の方へ大きな音を伴って飛んだ。あるいは火の玉が飛ぶようでもあった。このため7日の祇園会の山鉾は包み隠し、賀茂川も洪水になったので御輿は三条を廻った。
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ヘビ,キツネ,オニ(ゾクシン)
1922年
大正時代に尋常小学校の5・6年生に書かせた俗信には、蛇や蟷螂、狐鶏、日和坊主、猫、など様々なものが出ている。
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テング,タコアゲ
1936年 大阪府
凧揚げの時、無風ならば、子供たちは、「天狗さん、風を下さい。余ったら返します。」という主旨の流行唄を歌ったものだ。
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(ゾクシン)
1968年 愛媛県
近くで鳥が鳴くと、死人があるという。烏が神社の森で鳴くと、お産があるという。人魂が飛ぶと、その家の人が死ぬという。葬式があってから1週間以内に雨が降ると、また死人が出るという。柿がよくなると、流行り病が出るという。かぼちゃが豊作の年は、不幸なことがあるという。ほうき星が出ると、戦争があるという。扇を拾うと、良いことがあるという、など。予兆・前兆に関する俗信。
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カマナリ
1979年
釜の鳴ることがあるが、子の日から亥の日まで、なる日によって吉凶がわかれる。大方は凶である。
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(ゾクシン)
1975年 愛媛県
土用入りは天気が悪いという。土用3日に雨が降らなかったら、豊作だという。大豆が豊作の年は、米も豊作だという。枇杷がよくなる年は、麦がよいという。もち苗を苗代田へ植えると、不幸の餅になるという。つばめが長く巣をたらすと、秋がよいという。梅の花が下向きに咲くと年は、雨が多いという。竹に実がなると、旱魃だという、など。予兆に関する俗信。
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カミナリ
1956年 宮城県
雷が一回だけなら長雨の知らせ、または凶作の兆し、あるいは国の騒動の兆しだという。また、寒中の雷は凶作の兆し、大雷は豊作の兆し、三月の雷は不作などという。
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(ゾクシン)
1986年 埼玉県
天気雨は人死が出る。鼠が神棚の注連縄をかじると火事になる。ノボリヘビ(山道を登る方向に進んでいる蛇)は吉、特にヤマカガシのそれは大吉、その年に初めて見る蛇をハツヘビといい、対面するように出会うと一年運が良く、同方向に出会うとよくない。また初夢が青大将で、しかも蛙を飲んでいる夢なら、その年は食うに困らない。からすが柿の木で鳴くと付近の家で不幸がある。朝蜘は恵比寿様にあげる。夜ぐもは泥「仇を取りにやってきたのだから、親と見えても殺せ」という。
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フィーダマ
1932年 沖縄県
火事があるとそれが鎮火するまで「ホーハイ、ホーハイ」と叫ぶ。「ホー」は女陰、「ハイ」はあらわすで、女陰をあらわにして「火玉」すなわち火災の神を寄せ付けないことを意味すると思われる。
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カミサマ,ジゾウ,ウンサダメ
1955年 新潟県
昔、日暮れに雨が降ってきたので地蔵堂で雨宿りしていると、神様が自分の子の運命を予言するが、そのことを知っていて用心していたので子供は助かった。
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オニ,ジャ
1915年 愛媛県
亥の子の晩に子供たちは、「亥の子亥の子、亥の子の晩に餅搗いて祝わぬ者は、鬼うめ蛇うめ、角の生えた子うめ」と歌いながら、家々の門前を廻った。
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キツネツキ
1982年 京都府
享保8年4月17、18日の火災の時、京中の人はあらかじめ用心をしていた。それは上京辺りの狐つきの病人が、それを予言していたためである。
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オニ,コウシン,ホウシ
1915年 和歌山県他
全国各地における、童謡・わらべ歌に登場する鬼・庚申・法師など。
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キシャドリ,(ゾクシン)
1936年 兵庫県
7日雑炊の朝、唐土の鬼車鳥が日本の上を渡る前に歌を唱えると悪魔災難を逃れるという。
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ワザウタ
1974年 奈良県
光仁天皇がまだ天皇位になかった頃、ある童謡がはやった。この童謡には天皇の諱である白壁の字が織り込まれ、それは天皇に登極する徴とされたという。
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