ジシン 1992年 宮崎県 地神の祭りには地神盲僧が家々を廻って「地神経」をあげて祓いをする。地神をおろそかにすると激しい祟りがある。
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ジガミサン 1976年 京都府 地神さんは先祖を祀ったものだという。地神さんのない家はない。祭日はそれぞれ異なる。地神は祟るとひどい。
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ジガミ 1964年 福島県 2月9日の夜は宵地神といって山仕事を休み、10日地神だんごをつくって地神様と神棚に一升ますに入れて供える。女たちはこの日早朝からうすをとんとんたたく。これを地神さまをよぶといい、この日を地神待ちという。うすをたたくのは、昨秋10月10日の地神待ちにあげた餅のうすがからになったので、今年も着てくださらないと困るためだという。秋の地神だんごは、そば粉にきびを入れたもので、これを供えて土の神様に感謝する。10月は神々が全部出雲に集まるので留守になり、地神だけが残るという。
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ジガミサマ 1973年 富山県 この村を開いた七人の同苗は、未だにその子孫が地神様といって、先祖を祀っている。供えてあるものを外の苗のものが食べると足腰が立たなくなるとか、地神様のところの木を切って杵を作ったら怪我をしたといわれる。
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ハチテング 1970年 福島県 八天狗さまを移すと家が1軒焼ける。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 地神に関する禁忌。地神をまつっている家では、卵や肉を食べてはいけないという禁忌をもつ家がある。女が触れたり近づいてはいけないというところもある、など。
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ジジンサン 1964年 群馬県 地神さまは山の神のマツリの時に一緒に祀る。大根の初物は地神さまにあげる。
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ホケイ 1940年 山梨県 墓場で見つけたほけいを家に持ち帰って開けたところ、中には甲州金がいっぱい入っていた。盗人が隠していたもののようだった。家族一同は驚いたが、地神のお授けだといって立派な祠を建て、地神と扇とほけいを一緒に祀った。その後、六左衛門の家は甲州金のおかげで栄えたという。地神様は御利益があるといって、参詣者が絶えないという。
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イナリサマ 1987年 山形県 稲沢集落の稲荷様は、以前は人家近くにあったが、よくないことがあるので山の上に移したという。
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レイ 1984年 山梨県 8月15日には仏壇のろうそくの火を提燈に移して墓へもって行き、線香を上げて火を移す。その火の移動によって、霊が移動する。
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ヒノミヤ 1949年 石川県 火の宮を、以前は人里離れた場所に祀っていた。百年ほど前、田歌の声が聞きたいからハジカミというところに移してくれというお告げがあった。そして、苗代の多い、現在の場所へ移した。
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ジシンサン 2001年 新潟県 家人に怪我が絶えないのは、地神さんの祟りだといわれた。
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オオニタノジガミサマ 1964年 群馬県 地神さまは畑の神さまであり、土地の神である。
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ジガミノタタリ 1984年 新潟県 「地神をまつらなくなるとアタリ7軒に憑く」といわれ、地神の祟りはまつっている家だけでなく、近隣にも悪影響を及ぼすと考えられている。アリマサン・ドンドコヤといった民間巫女や山伏たちに指示をあおぐ行為であるトイギキによって、新たに地神をまつるようになった家も少なくない。
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フユヤママツリ,ジガミサマ 1964年 福島県 10月には神々がるすになるが、地神様は残られるので、10月9日には冬山へ登るといい、冬山祭りを行う。これで地神様は山へ帰られる。餅をつき、組ごとに男たちが集まって飲み食いする。
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シシャ 1992年 宮崎県 巫女や七つ目の法師の地神様に頼んで死者の願いを聞いた。死者が墓の下からブツブツ言うので頼むと、埋め方が悪いということだったのでやりなおしたことがあった。
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(ムジナガミケイトウノジガミノタタリ) 1984年 新潟県 ムジナ神系統の地神は祟り神的性格を強くもっており、地神の依り代となっている木を伐ったり、小便をかけたり、近くの木を伐ったりしても祟るという。
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ジガミ,ダイニチサマ 1984年 新潟県 近くに牛馬のいきだおれがあったので、地神として大日様をまつるようになった。
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ベンテンサマ 1995年 茨城県 弁天様が峰の上にいるため、田の稲を守れない。そこで田植え中に弁天様を田んぼの中に移したところ、大豊作になったと言う。
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〔アゴナシノジガミ〕,(ゾクシン) 1961年 愛媛県 鼻が悪いときに、あごなしの地神に願掛けをすると、治るといわれている。
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アキバサマ 1983年 岩手県 秋葉様の祠を稲荷神社に移したら、夢枕に杖をついたお婆さんが出て「稲荷には住みたくない。元に帰る」といったので、祠を戻した。
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