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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

シンバツ
1930年 沖縄県
沖縄の久高島にはイザイホーという祭りがある。この祭りには村の娘が処女かどうかと調べる試験があり、高さ2尺ほどの橋を渡るとき、一度でも異性と交渉を持ったものは神罰で必ず落ちて、気死する者もあったという。無事に渡った者は神に仕える資格があるものとして神人(かみんちゅ)となる。

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ユメ,ハシ
1980年 和歌山県
夢で橋を渡ってしまうと、死ぬ。
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カミニカンスルイゲ
1944年 福井県
産や死のイゲ(穢れ)があるものは神社や祠などに近づかない。もし近づくと、暴風雨になったり、その者に祟りがあったりする。また、橋は神様からもらったものなので、産後間もない者は川を渉り、止むを得ない時は塩を撒いて橋を渡った。
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ゴビョウノハシ
1929年 和歌山県
高野山には、業の深い人は渡ることができない御廟の橋がある。無事渡れるか心配になった太閤が、人知れず渡ってみると、障りがないことがわかったので、翌日大勢の前で威張って渡って見せた。
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カシカラソセイシタモノ
1944年 鳥取県
蘇生した者の話である。ある者は「綺麗な花園に行っていた。舟から自分を呼んでいたが、どうしても行けなかった」と語り、別の者は「美しい蓮の生えている橋を渡りかけていた。すると美しい音楽が聞こえる。だがそれでも橋を渡らず帰ってきた」と語った。
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シンブツノタスケ
1976年 東京都
深川の八幡社の祭りの日、ある母親が2つか3つの子どもを連れて行った。大きな橋があり、そこを渡ろうとすると、子どもが泣きやまない。渡らずに帰ろうとすると泣きやむ。しばらくして、橋が落ち、1000人以上が巻き込まれた。母親は神仏の助けがあったと思い、いそいで帰った。
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ハシ
1929年 埼玉県
所沢の秋津にある橋は昔から今もなお嫁入り行列が渡らない。渡ると不縁になるといわれている。
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キツネ
1938年 岐阜県
祭りの帰り道、橋を渡ろうとすると橋が急に二股になり渡れなくなった。背負っていた孫がご馳走を落としたというので探したが見つからなかった。気が付くと道を外れた河原に立っていた。狐の仕業である。
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キツネ
1938年 岐阜県
宴会の帰りに橋を渡ろうとすると、橋の板が一枚おきに抜けていた。用心して渡っていると後から来た人に肩をたたかれた。気が付くと橋は元の通りでご馳走が盗られていた。狐の仕業だということだった。
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カワウソ
1985年 愛媛県
竜華山の前に橋がある。これが時々2つになり、一方に人がいる。その橋を渡ろうとすると川へ落ちる。かわうその仕業と聞いた。
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テングビ
1943年 静岡県
天狗火というものがあり、オイオイと呼ぶと海を渡って飛んでくるという。
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ヘビノイケ
1987年 山口県
「蛇の池」という池を泳いで渡ると、ものすごく水が冷たいところがある。気の短い者が元へ歩いて帰らずにもう一度泳ぎ渡ったら、「ここには蛇がおるぞーっ」と怒られた。
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オマツリ,ヒ
1975年 愛媛県
御玉神社の近海で、年に一度くらい御祭りといって、美しい灯がともることがある。何の灯なのかは分からない。御祭りの場所より高い所からは見えず、船に乗っている人にだけ見える。
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クピイシノカミ
1986年 沖縄県
沖縄の神観念にクピイシノカミというものがあるが、どういう職能を持つ神かはわかっていない。
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アズキトギ
1987年 長野県
昔,部落の真中を流れる川に「すくじの橋」という木の橋がかかっていた。秋の夕暮れの頃,ある村人が橋を渡ろうとすると橋の下から女のすすり泣くような声と,ショキショキと小豆をとぐような音が聞こえてくる。他にも聞いたという者があり,2,3人の若者が正体を見届けるため橋の傍の物陰に隠れることになった。夕暮れ時になると音がするので橋の下を捜したが何もいない。その後しばらく音はしなかったが,また耳にする者が増えだした。不思議なことに橋を渡ろうとすると泣声や音はやむのだが,通り抜けてしまうとまた始まる。振り返るとまた物音がやむ。いつの間にか「あずきとぎの女」と呼ぶようになった。
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タタラ,ウマ
1989年 奈良県
タタラというけだものがおり、姿を見ることはないが時々足跡を見ることがある。一本足とも言い、1尺2・3寸あまりの足跡で、一足の間が8尺あるという。また、大台山には目の大きさが2寸もある黒い馬がいるという。見た者がいて、3日ほど寝込んだという。
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ギョウジャ,ギョウジャサマ,(キトウシ)
1989年 長野県
祈とう師のことを行者あるいは行者様という。病気平癒・地祭り・方角・祝殿の祭りや屋敷神の祭り・悩み事・祟りごとのあったときに願う。八部の経をあげるという。
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ヤマチチ
1978年 徳島県
山ちちは山から山へ飛んでくるくらい大きい。昔々、桶屋が仕事をしていると山ちちがやってきた。桶屋が竹を曲げるごとに竹の端が山ちちに当たる。それで山ちちは逃げてしまった。それから山ちちは桶屋を見るとどこまでも逃げたという。
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バケベンテン
1929年 東京都
その昔、駒止橋の近くに祀られていた弁天は、馬にまたがったまま橋を渡るものを落馬させたり、姐さん冠りをして若い男たちをだまし込んだりして悪戯ばかりしていた。この橋を花嫁行列が渡ると不縁になると言い、避けている。
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ガラッパ
1982年 鹿児島県
夜になると、橋の上にガラッパが現れ、通行人に相撲を挑むので、その橋を夜一人で渡る人はいなくなった。
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ヨミジガエリ
1982年 新潟県
村のあねさが難産で、タラツキといって、気を失って死んだようになった。そのとき家の者が屋根の上にあがって「カカ、カカ」と大声で呼んで、一斗マスの尻を斗樽でたたいたら気がついた。ヨミジガエリをしたという。花畑を歩いていって、川に架かる橋を渡ろうとしたら、うしろから呼ばれて目が覚めた。その川は三途の川で渡れば死ぬとこだったと、あねさはいった。
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ランカンバシ
1987年 長野県
山家神社参道の中ほどにある。橋の上に神様が渡った足跡がついているという。
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