カッパ 1930年 宮崎県 夜に入り家内の者が皆風呂に入り湯加減がぬるむ頃になると、風呂水をかきまぜる音がする。河童が風呂に入りに来ているのである。
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カッパ 1960年 大分県 カッパは人家に近づいて風呂に入ったりすることもある。カッパが風呂に入った後は湯がぬるぬるしているという。
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キツネ 1990年 長野県 風呂を外で入っていた頃に、きつねに化かされて、小便ためへ入った人がいたという。
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ヤマンタロウ 1976年 熊本県 風呂に入った後は蓋をせねばならない。ヤマンタロウが入りに来る。
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ヒョウスボ 1992年 宮崎県 ヒョウスボは風呂に入るのがすき。ヒョウスボに入られた風呂は、湯がドロドロになり、生臭くなる。
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キツネ 1975年 福島県 ある夜、酒に酔った男が狐に化かされて、川の中に入って「風呂だ風呂だ」と言っていた。通りがかりに声をかけられて正気に戻った。
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サンボンアシノキツネ 1991年 三本足の狐夫婦がいた。その騙し方は、人を風呂に入っていけと誘い、気持ちよく入っていた風呂が実は肥溜めだったとか、饅頭といわれて持って帰ると、それは馬糞であったなどである。
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ガキ,コエ 1937年 新潟県 主人が風呂に入っていると、上から手が出てきて風呂ごと持ち上げられた。以前家の分家の血筋が絶えた時に、供養をしてくれなかったと言う声が聞こえたので、主人が供養すると約束すると、風呂は下ろされた。
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ガワッパ 1985年 熊本県 河童が鳴く時には山へ入ってはならない。
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キツネ 1982年 宮城県 風呂に入れと声をかけられて、峠で川に入って死んだ人がいる。狐の仕業。
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ムジナ 1974年 宮城県 風呂好きなおじいさんが風呂にはいろうとしないので、不審に思い、無理やり入れて蓋をかぶせた。
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キツネ 1972年 千葉県 追分というところで狐が女に化けて出て、近所の男を風呂に入れた。翌朝気付くと、風呂だと思っていたものは溜池だった。
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キツネ 1976年 宮城県 風呂に入ったつもりで堤に浸かっていた人がいる。キツネの仕業。
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ヤマウバ 1940年 和歌山県 毎夜、住民が寝静まる頃に山姥が来て風呂を自分で焚いて入浴していた。山姥は白髪白衣で、人々は恐れていた。ある人が「風呂のカテ(椽)に牛の糞を入れておくといい」と言ったのでそうすると、山姥は来たけれども風呂に入らずに帰ったという。
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カッパ 1992年 宮崎県 毎年秋の彼岸過ぎにはかっぱがピーヒョピーヒョと鳴いて山に登り、いたずらをする。風呂好きのかっぱは人の家の風呂に入るが、かっぱが入った後の水は真っ黒に汚れ、ひどく臭う。こまった家人が猿を捕まえてきて風呂場につないでおくと、その晩来たかっぱは驚いて、腹立ち紛れに家を揺さぶっておいて逃げていった。それからかっぱが風呂に入りに来ることは無かった。
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ダイジャノシソン 1992年 新潟県 ダンナの家は大蛇の子孫なので、脛に鱗がある。それを風呂に入るときに見たという。
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テング 1966年 福島県 明治の初め頃、当地の人たちがコブガハラにお参りに行ったが、心がけの悪い人がいて、その人が風呂に入っているとき、風呂桶といっしょに天狗に隠されてしまった。
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メシヲクワンカカ,(クワズニョウボウ),(マシン) 2000年 高知県 欲の深い男が飯を食わない女を嫁にもらう。不思議に思って藁の中に隠れて様子を見ていると、昼に大量の飯を炊いて、頭にある大きな口から飯を食べていた。その晩、男が風呂に入っていると、嫁は風呂桶ごとかついで山奥へ入っていった。男は木をつかんで風呂桶から出たが、魔神はクモに化けて歳の晩にやってくると言っていた。それを聞いていたので、火を焚いて待ち、自在から降りてきたクモを火にくべた。
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キツネ 1990年 長野県 夜、きつねに化かされて、外にあるお風呂に入っていたと思ったら、畑の隅にある肥を入れておく土つぼに入っていたという。
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カマガミサマ 1974年 宮城県 佐渡から来た男が風呂に入ったら立派になったので、カマ神様に祀った
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カッパ 1988年 長野県 川には河童が出る。
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