国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例


1956年 滋賀県
水止普請をしていた時、尻を手でいらうものがいるので、石で手を挟んだ。縄でまいて、馬に乗せて帰り、火箸を尻に刺したら逃げていった。

類似事例(機械学習検索)

ガワタ
1991年 滋賀県
お爺さんが1人で暮らしていた。小さい子供が障子の穴から入ってきて「相撲を取ろう」といった。相撲を取ると子供は尻に手をかけてくるので不思議に思った。しばらくしてまた相撲を取ろうというので今度は尻に鍋を当てておいた。子供はまた尻に手を当ててきたが、「お爺さんの尻は金尻じゃ」といって逃げていった。
類似事例


1998年 静岡県
ある夜、タクシーの運転手が、手に大きなエメラルドの指輪をした美しい女の人を乗せた。運転手はその女の人が降りる時、女の手をドアに挟み、その手をもいで逃げた。手の指輪を取ろうとすると、手が襲いかかり、運転手は死んだ。
類似事例

カッパ
1991年 滋賀県
老曽の渕の河原で河童が何かを拾って食べているのを見た。高さ1米ばかりで口は鳥のように尖っていて頭の周囲には毛が生えていたが、てっぺんははげていたという。また太郎右衛門という爺さんが川に入ると尻を手で触るものがいたので、河童だと思い、石ではさむと、河童は「石尻だな」といった。その河童を捕えて帰り、子供たちが尻を抜かれた仕返しに焼火箸を河童の尻にさし込んだが、河童は熱くもぬるくもないといって逃げて行ったという。
類似事例

カッパ
1990年 秋田県
河童が川から厩へついて来て馬の尻から手を入れてはらわたを食べていた。
類似事例

カッパ
1929年 大分県
子供が川へ水泳に行くと、河童が来た。相撲をとると河童が尻へ手をまわすので、その日は中止して帰った。翌日親父の言うとおりにして茶釜の蓋を尻にあてて相撲をとった。河童は再び尻に手をまわしたが、固かったので、川に逃げた。
類似事例

ガタロ
1934年 兵庫県
川にはいると尻を吸われる。
類似事例

エンコー
1943年 高知県
昔、馬曳きが馬に乗せてくれという小坊主に会った。乗せてやったがいつのまにかいなくなっていた。そんなことが続き、3日目の晩、縄でぐるぐる巻きにして松明で焼き付けたた、痛い痛いと泣く泣く逃げていった。あくる晩、「よんべの焼くさしは面白かったのーし」と、障子の破れから長い手が出できたが、それは猿猴のものであった。
類似事例

カッパ
1957年 新潟県
妻が夜冷たい手で臀部をなでられるというので、手を切ってみるとその手は河童の手であった。その夜、手を返してほしいという男の子が来たので、返してやると、それからしばらくは魚の贈り物が続いた。
類似事例

ウバイシ
1986年 愛知県
ある比丘尼が女人禁制を犯して山に登り、傍らの石に手をついたところ、手が石から離れなくなった。祈祷師を頼んで手を離してもらったが、放置していたら姥石になっていたといわれる。
類似事例

カッパ
1980年 秋田県
川で遊んでいるとカッパが尻の穴から手を入れて人間のはらわたを捕って殺してしまうという。
類似事例

カッパ
1928年 福岡県
接骨医師が、夜に便所に行くと尻を撫でられた。数回そのようなことが続いたので、刀を持って入った医師は、その手を切り落とした。その手は河童の手であった。河童に手を返す代わりに医者は接骨法を教わった。
類似事例

カッパ
1928年 埼玉県
女房が便所に入ると、尻を撫でられるということが数回続いた。毛むくじゃらの怪しい手だったので、その手を懐刀で切った。翌日、老人が手を返して欲しいとやってきた。女房が手を返してやると、老人は傷薬の処方を伝授した。
類似事例

カッパ
1957年 新潟県
婦人が寝ていると冷たい手で触ってくるものがあったので、その手を切ると河童の手であった。手を返してもらいに来た河童は、腕と交換に妙薬の調合法を教えた。
類似事例

カッパ,カイブツラシキモノ
1928年 福岡県
元禄の頃の話。ある女房が雪隠に坐っていると、怪物らしきものの手が尻を触った。翌日も同じようなことがあったので、刀を持って入っていた女房がその手を切り落とした。数日後、夫の枕元に河童が手を返してほしいときたので、その場で手を接がせ、接骨法を聞いて返してやった。翌朝、庭先に礼の鱸があった。
類似事例

カッパ
1990年 長野県
かっぱが毎晩便所に出て、人の尻をなでていたずらするので、ある晩かっぱの手を掴んで引き抜いてしまった。かっぱは一度逃げたが、後で帰ってきて「手を返してくれ」と言った。「悪いことをしないなら返してやる」と言って手を戻してやった。そのお礼に、それから毎晩魚を届けにきたという。
類似事例

カッパ
1976年 大分県
河童は子供を取るという。手を尻に突っ込まれて、ヘタを抜かれると死ぬという。
類似事例

カッパ
1928年 福岡県
接骨医が夜に便所に行くと尻をなでまわす手がある。切り落とすと河童の手であった。それから毎夜「手を返せ」という河童の声がするので、返かわりに接骨法を習った。
類似事例

カッパ,メドチ
1929年 青森県
メドチは紫尻(ムラサキケツ)の人を好む。紫尻とは紫いろの斑点が比較的濃く尻に見えることを言う。小中野の女児は紫尻でメドチに好かれ、川面を無心に覗き込んでいたという。そこでこの地方では尻の紫の濃厚な子は、決して川へ入れないそうだ。
類似事例

カッパ
1931年 岩手県
カッパは児童の中でもムラサキ尻の者を好む。水中に児童を引き込み、腋や股をコチョマシて笑わせ溺死させ、尻から手を入れてキモを取って食うという。よって死体の尻は開いている。またカッパは三寸の水隠れをするといい、馬の足コボに溜まった水たまりにも隠れる。淵の側を歩いていたり、川中の石の上に座っていたり、足跡を見たという話もある。
類似事例

カッパ
1974年 茨城県
寛文6年、ある人が馬を連れ柳橋を渡っていると馬が進まなくなった。見てみると馬の尾を河童が掴んでいたのでその手を切って持ち帰った。夜河童が手を取り返しに来て手接の妙薬の仕法を伝えた。
類似事例

カッパ
1930年 長野県
河童が馬に乗せろと言うので乗せたまま家までつれてきてつかまえた。河童は詫びて、見えない尻のあたりにふすべをつけ、それがあればいつでも水難をよけることが出来るし、それがある人は決して引き込まないと約束したので許されて逃げた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内