クラワラス 1974年 岩手県 私の家の土蔵にはクラワラスがいると、祖母から聞いた。土蔵の窓からクルミを投げて、子どもの頭にあてるのだ。
類似事例 |
|
イッポンアシノヨウカイ 1984年 香川県 造田家の土蔵には一本足の妖怪がいて、冬の雪の日には土蔵から出て外を歩きまわるという。その足あとをよく見たが、最近は見ることが無くなったそうである。
類似事例 |
|
シロブスマ 1985年 香川県 造田家の土蔵の中にはシロブスマという妖怪がいるという。一つ目、一本足の妖怪で、雨の降った非には土蔵の外に出て歩くまわるので、その足跡を雪の中にいくつもみることができたという。
類似事例 |
|
ヘビ 1971年 福島県 昔、大きい土蔵の中には蛇がいた。子どもがあまり泣くので倉へ入れてやまへ行ってしまった。帰ってきたら、蛇が口から入って子どもが真黒になって死んでいた。
類似事例 |
|
シロフスマ 1958年 香川県 土居屋敷の土蔵にはシロフスマという妖怪が住んでいる。目が一つ、足が一つで、いつもは土蔵の中にいるが、雪が降り出すと屋敷の中を歩き回る。土蔵の北隅に護摩札があるが、シロフスマが現れるとこの札がじーんと鳴る。シロフスマはこの家の者にしか見えない。
類似事例 |
|
クラボッコ,オクラボウズ 1956年 村の旧家の土蔵などにいる。糸車の音がしたり、赤い塗桶を提げていたりするという。
類似事例 |
|
ネコ 1983年 東京都 猫にホウッカブリさせると踊りをおどるという話がある。
類似事例 |
|
ボコ 1959年 岩手県 岩手県の遠野地方では、炉の灰を掘ると中からボコが出てくるという。
類似事例 |
|
オニ 1971年 石川県 富永家は古来より土蔵に鬼を祀ってきた。金沢大火の際、富永家の土蔵の上に鬼が現れて火の粉を払い退けた為、類焼を免れることができた。毎年元旦には当主と長男が白装束で土蔵に入り神酒を供えるが、神酒は一夜にしてなくなった。節分時も「福は内鬼も内」と唱えた。
類似事例 |
|
ザシキワラシ 1948年 岩手県 座敷ワラシのいた家は旧家で繁盛した家に限られており、家の盛衰に関連して伝えられている。大きさは1尺から1尺3寸程度で、赤い頭布を被っている。男女の別があり、女性は特に座敷メラシと言われる。土蔵に住むものもおりクラワラシと呼ばれる。
類似事例 |
|
ダイジングウサンノオフダ 1982年 三重県 明治の末ころ、大神宮さんのお札が降ったといって、「おどらんかほい」「おどらんかほい」といって踊ったという。
類似事例 |
|
ネコ 1983年 東京都 猫がかんぶくろかぶって踊りをおどったという話を聞いたような気がする。
類似事例 |
|
クラワラシ 1948年 岩手県 蔵の階段で、よくクラワラシが遊んでいた。とんとん下りたり上がったりし、時には姿を見せた。1尺5寸くらいの身長で、赤い帽子を被っていた。主人が「クラワラシを生け捕る」という話をしてから知人友人が訪問しなくなった。それでその後は知らない。
類似事例 |
|
ヘビ 1998年 富山県 蔵で大蛇を見た人は金持ちになるといわれる。実際に土蔵で見た人は、財を成した。蛇は家の守り神だとも言われる。
類似事例 |
|
ドゾウソウデン 1980年 東京都 宝暦5年頃の夏頃に、一向宗徒が主導して土蔵相伝という事がはやった。これは静かな土蔵などに男や女を連れて行き、一生の悪事を懺悔させ、鏡に向かってその者の影を写す。すると馬や犬などの鳥獣畜類や仏菩薩に見えることがあり、それで金銀をだまし取ったという。
類似事例 |
|
ネコ 2000年 神奈川県 おどり場という所があった。猫が踊ったからそう言うのだろう。
類似事例 |
|
ネコ,タヌキ 1981年 和歌山県 踊りが段というところで、猫や狸が踊りを踊った。地蔵様も祀られている。
類似事例 |
|
テングサマ,スイテングウ 1975年 新潟県 茶の間に土蔵に入っていたクルミが投げ込まれ、床一面に散らばったことがあった。おそらくテング様の仕業だろう。
類似事例 |
|
ネコ 1984年 福井県 ネコは死人をたぶらかすといって、人が亡くなると土蔵の中へ押し込めたりオケをかぶせて出られないようにして死者と隔絶させる。
類似事例 |
|
ザシキワラシ 1956年 岩手県を中心に青森、秋田、宮城などに分布する、旧家に棲む一種の妖精(妖怪と精霊の中間か)。地方によってザシキボッコ、クラワラシ、クラボッコ、コメツキワラシ、ウスツキコ、ホソデ、ナガテなどの異名がある。赤顔垂髪の小童で、旧家の奥座敷などにいる。それがいる間、家は繁盛し、いなくなると、衰亡する。その家の座敷に寝ると、ザシキワラシに枕返しされたり、上から押さえられたりすることがあるが、人を害することはない。座敷小僧というのもこれに似ている。愛媛・徳島地方ではほぼ同じものをアカシャグマといった。
類似事例 |
|
ザシキワラシ 1956年 岩手県を中心に青森、秋田、宮城などに分布する、旧家に棲む一種の妖精(妖怪と精霊の中間か)。地方によってザシキボッコ、クラワラシ、クラボッコ、コメツキワラシ、ウスツキコ、ホソデ、ナガテなどの異名がある。赤顔垂髪の小童で、旧家の奥座敷などにいる。それがいる間、家は繁盛し、いなくなると、衰亡する。その家の座敷に寝ると、ザシキワラシに枕返しされたり、上から押さえられたりすることがあるが、人を害することはない。座敷小僧というのもこれに似ている。愛媛・徳島地方ではほぼ同じものをアカシャグマといった。
類似事例 |
|