国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

タヌキビ
1922年 徳島県
名東郡八萬村犬山を夜更けに歩いていると火が出る。その付近の千切れ山にも日が出る。人が相手にしたらわざをして始末に終えないという。ある人がその火を招き、急いで戸を閉めて家中へ隠れようとする瞬間、火が飛んできて戸に突き当たりその家の周囲を廻って去った。

類似事例(機械学習検索)

ヤギョウサン
1922年 徳島県
名東郡八萬村の人が家に帰る途中、やぎょうさんに溝の中に投げ込まれた。
類似事例

シクビ
1920年 徳島県
芝山は4と9の日に火が出る。これを四九火という。この火は手招きすると必ずそこへ飛んでくる。もし招いて飛んできたときは、雪隠の中へ入り下草履を頭に頂いていると、3回雪隠の上を舞って飛び去るという。
類似事例

インカ,ヨウカ
1975年
太陽心火、星精の飛火、君火などの陽火および水中火、石油火、相火などの陰火について。また狐、鼬、蛍などの火は火に似ているが火ではない。
類似事例

ヒドリ
1954年 青森県
青森県五戸に出る「火鳥」は、火事の際に出て飛び、飛んだ範囲だけが焼ける。
類似事例

タヌキ
1992年 奈良県
夜になると、名前を呼んで戸を叩く音がする。けれども戸を開けてみると誰もいない。いっぺん脅かしてやれと思い、戸の所で待っていて、戸を叩いた時にパッと戸を開けたら狸がいた。狸は前足で戸を叩くのではなく、逆立ちして後ろ足で叩いていたという。
類似事例

ムジナ
1933年 長野県
夜更け、安国寺のお堂の戸を叩き「こんばんは」といって起こす者がいた。けれども戸を開けても誰もいない。同じことが毎晩あった。ある晩、声がすると同時に戸を開けると、狢が屋根の上に跳び上がっていった。
類似事例

キツネ
1974年 滋賀県
火が入っていない炭窯に、火が見える。狐が火を噴いていると言った。
類似事例

ヤマノヒ
1959年 山梨県
山で火を焚いていると火をくれと男がやってきたがやらなかった。年寄りがそれを聞いて、やったほうがよかったといった。すると間もなく屋根が剥がされ大きな手が入ってきてここに火をくれという。年寄りが火を与えると去った。
類似事例

タヌキビ
1975年 兵庫県
摂津国川辺郡東多田村に人の形をした火がでる。牛を牽いて火を携えていることもある。これを知らない人はその日をかりて煙草に火をつけたりする。
類似事例

タヌキ
1992年 奈良県
夜中、お寺に「こんばんは、こんばんは」と言って戸を叩く者がいた。けれども戸を開けると誰もいない。寝間に戻ると、また戸を叩く音がした。このようにして狸に騙されることがしばしばあったという。
類似事例

ヒ,テング,クモ
1936年 石川県
沖で見る火が赤いときは天狗の火、青い時は蜘蛛の火で小さい。
類似事例

キツネビ
1981年 長野県 
山に並んで出る火がキツネ火。キツネ火が遠くに見えるときは、近くにキツネがいる。
類似事例

マックロイオオキナモノ
1977年 和歌山県
ある朝、ある人が父親と小屋にいると、何かが大声で笑ったので出て行ってみると、山から真っ黒い大きなものが笑いながら下りてきた。小屋の戸を閉めていると、戸を叩く音がしてキャッと声がした。夜明けに見てみると、鹿の生首が切って放ってあったという。
類似事例

クビキレウマ
1939年 長崎県
首切れ馬が出たといわれている。
類似事例

キツネビ
1989年 長野県
夜中、田んぼの中で火が燃えたり丘の向こうの山の辺りで火がついたりして明るくなることがある。きつね火だという。
類似事例

キジムナー
1969年 沖縄県
キジムナーは火を奪うことがある。夜道で提灯から火を取ったり、人家の火を取ったりした。
類似事例

キツネビ
1994年 鳥取県
昔、きつね火が出たことがある。
類似事例

クビキレウマ
1922年 徳島県
夜遊びの帰りにジャンジャンという音が聞えた。家に逃げ帰って戸を閉めると、追いかけてきた馬は雨戸にドンとぶつかって去っていった。
類似事例


1980年 和歌山県
火を踏むと、火の神様に叱られる。
類似事例

ムジナ
1933年 長野県
ある宵の口に「名主の廻状が来た」といって戸をたたく音がした。戸を開けてみるが誰もいない。同じように毎晩続けてだまされた。四晩目に待ち伏せをして戸をたたくと同時に戸を開けたら、古狢がいた。
類似事例

ヌレオナゴ
1991年 愛媛県
たかなご坂を通ると女が赤子を抱いていて、「子を抱いてくれ」と言った。抱いてやると赤子が次第に重くなったので放り出して逃げると女は追ってきた。家に入って戸を閉めると、女は先が鉤になった髪の毛を投げつけてきた。朝見てみると、釣り針のような毛が戸に残っていた。二枚戸だったので助かった。それで「二枚戸は祟られん」という。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内