オニ 1972年 三重県 節分の夜に出歩くと鬼に遭う。
 類似事例 |
|
オニ 1986年 奈良県 節分の夜には鬼が焼いた鰯の臭いに誘われてやってきて柊で目を突いて逃げるとも、鰯の頭を焼いた悪臭で鬼が逃げるとも言う。
 類似事例 |
|
オニ 1992年 宮崎県 節分の夜には鬼が来て眠りを奪うから。寝床の場所を変える。戸口にヒイラギとイワシを挿したりもする。
 類似事例 |
|
ヤギョウサマ 1939年 徳島県 節分の晩には、夜行様という鬼が来る。これは一つ目で髭の生えた鬼だという。
 類似事例 |
|
クビキリウマ 1941年 徳島県 節分の夜に通ってくる首がない馬だという。四辻に行くと見えるという。
 類似事例 |
|
ウシオニ 1985年 和歌山県 節分の晩に牛鬼が山から下りて来るので、それが通るのが分かるという。
 類似事例 |
|
カイナデ 1920年 京都府 京都では夜中に厠へ行くときは厠神に「明日からは来ません」と言って叩頭しなければならない。また、夜中に厠へ行くと毛むくじゃらの大きな手のかいなでが尻をそっとなでる。
 類似事例 |
|
ムジナ 1993年 新潟県 3時頃日暮れにあい、小便をふりまいたら元通りになった。狢のしわざだという。
 類似事例 |
|
オニ 1993年 静岡県 「節分の晩、セッチンに入ると鬼に尻をつねられる」という。
 類似事例 |
|
コボウズ 1975年 岡山県 深夜11、12時頃、紺絣を着た小坊主がよくでた。夜でしかも遠方からなのに、絣の模様がはっきり見え、見ると身体がじんとしたという。
 類似事例 |
|
ウシオニ 1985年 和歌山県 2月の節分のヒヤクの晩に牛鬼を見た。牛鬼に見られたら死ぬと言っているので、節分の晩は皆早くから戸を閉めて寝たらしい。
 類似事例 |
|
ムジナ 1990年 秋田県 狢は夜に、太鼓の音や木をきる音、倒す音をさせる。
 類似事例 |
|
キツネ、セツブン、マメ 1977年 青森県 節分の豆を身に着けているとキツネに化かされない。
 類似事例 |
|
ヒトツメノオニ 1973年 香川県 節分の前の晩は戸を閉めてヤガイの餅をつくという。節分には一つ目の鬼が来るという。
 類似事例 |
|
(ゾクシン) 1984年 新潟県 節分の夜にに関する俗信。節分の夜は魔物が来るので魔除けをする。タラの木を割り、昆布をはさんで十二月と書いて裏面に9個の点を、4つずつ2列と下端中央に一つ書く。こうすると、鬼がこの数を数えているうちに逃げることができる、など。
 類似事例 |
|
オニ 1981年 和歌山県 鬼が悪戯をして困るので、人間たちが「節分は一番静かな夜なので来てください」と言った。節分の日に鬼が来たら、軒下にジャコをハゼの木の割ったものが刺してあったり、戸口から石を投げる大きな音がしたりしたので、一番静かな日がこれでは普段はどんなに恐ろしいだろうと思い、鬼はこなくなった。
 類似事例 |
|
オニ 1983年 栃木県 昔、節分の夜に一匹の鬼がどこの家も泊めてくれず、困り果てて山の麓にある樵の家に泊めてくれるよう頼んだ。住んでいた二人の老人は快く鬼を泊めた。お礼に鬼は高価な鬼の褌をくれた。お婆さんが感謝し、来年もまた泊まって下さいと言ったら、鬼は笑いながら「褌がなくては来られません」と言った。だから来年の話をすると鬼が笑うのだという。
 類似事例 |
|
オニ 1993年 静岡県 節分の晩、子供の頭にすり鉢をかぶせる。鬼が来るからと言う。
 類似事例 |
|
オニ 1935年 長崎県 正月7日、鬼が出るといって夜は外に出ない。
 類似事例 |
|
オニ 1939年 島根県 節分の晩には出雲に鬼が来るので、出雲の神様は弓を持って青銅の馬に乗り鬼を追って歩く。この日は出雲の人は家を締め切り、決して外を覗いて見ない。昔、お婆さんが節穴から覗いていたら、神様が弓でその目を射った。
 類似事例 |
|