クダ 1928年 長野県 女の子がクダにつかれた。学校の先生が見舞いに行くと、面白いことをやって見せようと言い、柱をかき上がって天井の柱を敏速に歩いて見せた。
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オキナ,テング 1919年 京都府 休みの日に遊びにでかけた小僧が、白髪白髯の老人に面白いものを見せてやろうと誘われ、テムス河やロンドンを見せてもらった。小僧が八瀬大原山中を歩き回っていた巡査が見つけて連れ帰った。
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キツネ 1987年 山形県 1955年ごろのこと。話者が狐に化かされ、光や音を見せられたり、朝早く狐が相撲を取るのを見せられたりしたという。
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キツネ 1973年 岩手県 狐は人が死ぬとその幽霊を見せる。
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オイヌサマ 1991年 静岡県 お犬様は普段は姿を見せない。しかし人がお犬様のことを疑うと姿を見せるという。
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ミコシニュウドウ 1939年 神奈川県 ある男が夜、ドヤ(山の入合)で大入道に出会った。緋の衣を着て背は1丈もある。出たな、とばかりに男はどっかりあぐらをかき、草履を交差させて頭上に載せ、キセルに火をつけた。そうして煙草を吸っていたら大入道は消えてしまった。
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キツネ 1973年 茨城県 下総国飯沼郷で昔、浄土宗弘経寺にいた論議の上手な僧の正体は狐だった。僧は去ると言い、正体を見抜いた僧に何でも望みのものを見せると言った。僧が阿弥陀を見たいと言うので、見せてやるが拝んではならない、拝んだら自分は死んでしまうと言った。実際に阿弥陀来迎の相が現れると僧は思わず拝んでしまった。すると狐は死んでしまった。
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コノアシアト 1955年 岡山県 宇兵衛殿という呼ぶ声がするが姿は見せない。鉄砲を持って行くと雨を降らし、翌日見てみると子供の足跡があった。
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テング 1985年 和歌山県 ある人がいなくなった。4・5日して帰ってきて、天狗にさらわれたが、いろいろ面白かったと言った。
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(ゾクシン) 1972年 千葉県 衣に関する俗信。
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ダイジャ 1955年 山形県 小屋にはジューノキサマという神様がいる。この神体は大蛇。寝ていたら神体を見せるから登って来いと告げられ、見たら大蛇がいたという話がある。
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ムジナ 1972年 千葉県 ムジナは狸に似ている。夜道を歩いている人に砂をかけたり、月を別の場所に見せたりする。
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キツネ 1973年 鳥取県 キツネは山中で、人を道に迷わせたり、美しい女性に化けたり、突然きれいな家を見せたり、提燈のロウソクを取ったり、お土産の魚を奪ったりといった悪戯をする。
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キツネ 1999年 兵庫県 山中では、キツネが化かして人を道に迷わせるという。
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テング 1929年 岩手県 陸中一戸の家に天狗が通ってくるという噂があった。一つの部屋に供えていた菓子の量が減っていくので、天狗が食べているのだということになった。しかし天狗の姿を見た者はおらず、三日に一度の割合で現れているといわれていた。
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テング 1972年 石川県 山中では天狗がいつも見守っている。深い山にいてもそれほど寂しくないのは、天狗が守っていてくれるからだという。
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カラス,シノヨチョウ 1950年 島根県 鴉に血を見せると人が死ぬ。
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ライジン 1921年 和歌山県 紀州では雷の臍が土中からでた。陶器質で形・大きさは鯔の心臓ほどであった。雷に大事な引き出しを見せてもらうと、一番上には人間の目、その次は鼻、その次は口と臍が入っていた。もう一つ残ったのを見せてくれるよう頼むと臍の下は見せられぬと言われた、という話もある。
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キツネ 1982年 宮城県 菓子を買って帰る途中、桑畑で狐がその人の子どもに化けて菓子をねだった。家に帰ると、柄杓しか持っていなかった。
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キツネ 1990年 福島県 狐はホウの葉をお札に見せる。田んぼを温泉に見せてつからせ、人を泥だらけにする。
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ダイジャ 1940年 新潟県 大蛇になると、臭気があり近づくと匂う。一升瓶ぐらいの大きさで、色は漆黒である。近所の草原でどぐろ(とぐろ)を巻いて5日ほど大いびきをかいて寝ていた。
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