ガラッパ 1989年 鹿児島県 ガラッパズモウとは、次々に相手が来るすもうのことである。それは、ガラッパがすもう好きだからである。
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オミコシ 1955年 静岡県 橋のところで鮎を捕っていると、小さな坊主がきて「どれだけとれたか」と聞いてどんどん大きくなった。「ミコシダゾ」と唱えたら小さくなって消えた。
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チャ,オヘンロサン,(コウボウダイシ) 1977年 和歌山県 昔、茶があまりなかった頃にお遍路さんが来て茶を一杯くれと言った。村人がにんどうの葉でも良いかと尋ねると、なんでもいいと返した。お遍路さんは去るときに杖で地面を三度ついた。次の年から茶に不自由しなくなった。この辺りの茶は「弘法さんのくれた茶」といわれていて、おいしいという。
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ガッパ,(カッパ) 1932年 熊本県 関ノ矢というみやすもう取りが酒を飲んだ夜中の帰り道、田町川の井手で子供のような奴にすもうをとろうと挑まれた。なかなか手強かったがとうとう負かすと、相手は逃げ出した。追いかけていると肩を叩かれ、気付くと朝で、井手の中で暴れていた。
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カッパ 1962年 千葉県 河童はスッポンのことだという。和泉の大きなセキで、13歳の男の子が小さな子供とすもうをとると、セキの中に引っぱり込まれて死んでしまった。浮いた死体は目玉を抜かれ、体中の穴にカッパ虫がいっぱいついていたという。また、ある男が5歳くらいのおかっぱで赤い着物の子供とすもうをとり、その子がえらく強いので男は死んでしまったという。
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ガラッパ 1956年 鹿児島県 ガラッパは人とすもうをとりたがる。負けると何度でも挑んでくるので適当に負けてやらなければいけない。さもないと一晩中すもうをとらされたりする。山かげの池のほとりで見かけたという人がいる。
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ガラッパ 1989年 鹿児島県 ガラッパが青年にすもうをとれと言う。ガラッパとすもうをとると正気でなくなるというが、何度投げてもガラッパがやってきた。ガラッパは皿に水がたまっていなければならない。それを棒で割ってしまうと死ぬ。
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ミアゲボウズミサゲボウズ 1939年 神奈川県 ミアゲ坊主、ミサゲ坊主は山道にさしかかった時出る大きな坊主で、見上げると大きくなり、見下げると小さくなる。
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ハナテング 1984年 愛知県 鼻天狗様が子供の言ったとおりに、様々な大きさに化ける。どんどん小さいもの(人間の大人→子供ほど→ねずみ→とり→米粒→けし粒)になり、最後に子供につぶされてしまう。
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ジゾウ 1986年 滋賀県 地蔵堂の地蔵は子供の神様で、この堂の前では絶対に子供は怪我をしないといわれ、昔から地蔵堂の辺りは子供の遊び場となっていた。今でも幼稚園の送迎バスがここに止まったり、何かと子供が集まる場所となっている。
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ヤマンバ 1985年 鹿児島県 母親を食べたヤマンバは、その子供たちも食べようと母の姿に化けて子供たちの前に現れる。しかし、異変に気づいた子供たちは逃げ出した。途中、魂となった母が子供たちの姿を隠したので、子供たちの命は助かった。
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コウボウダイシ,カレミズ 1948年 兵庫県 昔、乞食坊主がある家で茶をのませてくれといったが家のものは「お前みたいな乞食坊主によう飲ませぬ」といって断った。坊主が、「それでは結構だ」といって去り、それ以来、ここには水が出なくなったという。
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アオボウズ 1957年 山口県 この山の神はよく青坊主となって現れ、相撲を取ろうと誘う。小さいからと侮って相手をするとたちまち投げつけられ命が危ない。
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ウブメ 1939年 新潟県 木橋を通ると、子供を抱いた女が出て、その子を抱いて欲しいと言う。怖々と抱いてやると、女の姿は消えて、子供が少し重くなる。見てみると、その子供は石になっている。
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オトウカ,ボウズオトウカ 1982年 群馬県 化かした相手を坊主にする、坊主オトウカと呼ばれるオトウカがいた。三夜沢にお客に行こうとした人が、オトウカが泥で人形をこしらえておんぶして、行こうとしていた家に上がりこんだので、子供を取り上げて土間に叩きつけたら、死んでしまった。子供を殺したと言う事で、坊主になって勘弁してもらうことになり、頭をそられた。坊主オトウカに化かされていた。
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スモトリボウズ 1984年 香川県 スモウトリボウズは、川の近くの道などを歩いていると出てくる子供の妖怪である。「角力取らんか角力取らんか」と言って出てくるが、相手になってはならないという。
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カンギリツコ 1950年 新潟県 カンは髪の意。決まった所に出る妖怪で、おかっぱの子供姿。
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アラレボウズ 1957年 新潟県 昔は10月の末頃になると、「あられ坊主がくるぞ」と子供をおどかした。
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シロカキジゾウ 1956年 宮城県 子供の姿となって馬の鼻取りをする。
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ザシキボッコ 2000年 岩手県 脇座敷にはザシキボッコという神様が住んでいて、決して人に姿を見せないという。ザシキボッコは小さい子供で、絣の着物を着て、誰かの姿を借りて子供たちに混じって遊んでいることもあるという。
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アカゴ,ナキゴエ,イシ 1985年 長野県 城から落ちのびる途中で奥方が石の上で子供を産んだ。しかし子供はすぐに死んでしまい、石からは赤子の泣き声がする。供養すると泣き声は止んだ。ある時子供をあやしながらこの石の近くを通ると、不思議に子供が泣かなくなった。
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