テング 1976年 天狗の図
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クマイムシロ 1956年 宮城県 昔ここにある武士の屋敷があり,そこの姑が嫁を憎みいつも意地悪をしていた。ある夏,嫁に麦を搗かせて十枚の筵に乾させ,密かに一枚を隠して嫁に罪を着せ,筵一枚分の麦を盗んで他に売ったに違いないと日夜責め立てたので,嫁は口惜しさに井戸に身を投げた。その後毎夜のように幽霊となって現れ,一枚,二枚,三枚・・・九枚と凄惨な声で数えたので次第にその辺りを通る人はいなくなり,その武士の家も病死や発狂人を出して絶家してしまった。その後明治末頃まで,雨が降ってもその屋敷後の地面の筵九枚分の跡だけは濡れないと言って子供達が見物にいったものである。
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ライジュウ 1976年 最近、ある人も(雷獣を)捕まえたという。真偽は明らかでないが図を挙げる。(図には「享和元年五月十日比芸州九日市里/塩竃に落入死ス雷獣の図大サ曲尺一尺四五寸」とある)
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キュウマイムシロ 1956年 宮城県 亘理伊達家に仕えた侍の家に嫁いびりの姑があって、ある日莚10枚を渡して嫁に麦を干すように命じ、10枚のうち1枚を隠す。嫁が夕方にいくら数えても9枚しかないので申し訳なさに井戸に身投げして死ぬ。夜、嫁の亡霊が現れて井戸のそばに莚を並べて数え、10枚目にわっと泣く声がする。この屋敷を九枚莚と呼び、曇った夜には莚を敷いた場所がぼんやり見えるという。
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カッパ,クスリ 1953年 河童の骨が十三枚あることから河童が処方した貼り薬を十三枚膏という。黒い粉に卵白、メリケン粉、酢、川柳の葉を混ぜたものだと伝えられている。
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カッパ 1988年 長野県 川には河童が出る。
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カッパ 1988年 長野県 川には河童が出る。
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カッパ 1988年 長野県 川には河童が出る。
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カッパ 1988年 長野県 川には河童が出る。
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カッパ 1988年 長野県 川には河童が出る。
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カッパ 1988年 長野県 川には河童が出る。
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カッパ 1988年 長野県 川には河童が出る。
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カッパ 1988年 長野県 川には河童が出る。
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カッパ 1988年 長野県 川には河童が出る。
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カッパ 1988年 長野県 川には河童が出る。
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ハクタク 1974年 東京都 品川宿の旅館に白沢の図がある。
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オニ,カイセイ 1974年 新刻の書籍に鬼形を記すのは、魁星という星の図である。いつごろ始まったかわからないが、唐土で学問の試験があるとき、合格祈願にその図を描いた。
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ガラッパ,カッパ 1982年 鹿児島県 天文22年旧4月、領主の娘が舟遊びをしていると誤って川に落ち溺死した。数日後に死体が上ったので河童の仕業とし、観音を祀り、河童の木像を一緒に安置して河童のいたずらを封じた。
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カッパ 1928年 島根県 2度ばかり漁夫の網に河童がかかったことがある。漁夫はいつも河童に酒を飲ませて海に放した。河童が来ると漁労が多いからだという。
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ゼニフリヤシキ 1956年 宮城県 大町から南の東一番丁を昔塩倉丁といったが、ここの大町刑部頼利の家の中に、元禄2年(1689)6月、無数の小石が飛び込み、次に銅銭が2枚3枚あるいは5枚6枚と降り、百数十枚に達した。その後勘解由重頼のとき、中島丁に屋敷替えとなったが、正徳6年(1716)5月12日にまた銭が降り、3月間で25枚になった。親類の大町将監が奇として、五代藩主吉村の一見に供えたが、普通の銭と変わらなかった。
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セリザワノサラヤシキ 1956年 宮城県 昔,芹沢という者が武芸の腕によって禄とこの土地を賜った。それから三代後の当主の時の話。ある正月,同家の女中が主人秘蔵の錦手の皿十枚を箱に納める際,一枚を落とし毀してしまった。しばらく隠していたが遂に露見し,一刀のもとに斬り殺された。その後毎夜のように同家の水屋に女中が現れ,「一枚,二枚,三枚・・・九枚・・・おお・・・」と恨めしげに訴える。主人は自らの仕打を悔い,女中の霊を慰めるために石地蔵を刻み,自分の山の頂に建てた。また不吉の刀を地中に埋め,小祠を建てて祀ってやった。以後女中の声も聞こえなくなったという。今でもこの山を地蔵山と呼ぶ。なお旧芹沢家には別人が住んでいるが,その後は何の変事も起こらないという。
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