■研究活動 共同研究 2004年度

歴史的空間情報の解析・解釈法の研究

本研究の目的は、考古学や地理学と情報学が学際的に協力して、歴史的空間情報を解析・解釈する方法を確立しようとするものである。考古学や地理学では、集落や都市の墓の構造、集落網・都市網・墓群の構造、威信財から生活財にわたり各種の品々の分布圏・流通圏に至る、数多くの歴史的空間情報を蓄積している。これによって、世界の各時代・各地域における、諸文化・諸文明の研究を進めてきた。ただし地域間あるいは国際的な比較研究を行うためには、情報を解析し解釈する共通した方法を確立することが不可欠であり、現代における最も 大きな課題となっている。  考古学や地理学では、集落や都市の墓の構造、集落網・都市網・墓群の構造、威信財から生活財にわたり各種の品々の分布圏・流通圏に至る、数多くの歴史的空間情報を蓄積しています。これによって、世界の各時代・各地域における、諸文化・諸文明の研究を進めてきました。  ただし地域間あるいは国際的な比較研究を行なうためには、情報を解析し解釈する共通した方法を確立することが不可欠であり、現在における最も大きな課題となっています。  本研究では、情報学との学際協力により、歴史的空間情報をどのようにデータとして蓄積していくか、またそのデータをGIS(地理情報システム)や統計学の手法を用いてどのように解析するか、解析結果をどのように解釈するかについて、文化・文明研究を実践的に推進する中で確立しようとするものです。

代表者 宇野 隆夫 国際日本文化研究センター研究部・教授
幹事 森  洋久 国際日本文化研究センター文化資料研究企画室・助教授
班員 赤澤  威 高知工科大学・教授
東   潮 徳島大学総合科学部・教授
安藤 廣道 慶應義塾大学文学部・助教授
伊藤 淳史 京都大学大学院文学研究科・助手
碓井 照子 奈良大学文学部・教授
小方  登 京都大学大学院人間環境学研究科・助教授
河野 一隆 九州国立博物館設立準備室・主任研究員
桑原 久男 天理大学文学部・助教授
黄  暁芬 東亜大学総合人間文化学部・教授
酒井 英男 富山大学理学部・教授
作花 一志 京都情報大学院大学・京都コンピューター学院・教授
鋤柄 俊夫 同志社大学歴史資料館・助教授
津村 宏臣 東京大学空間情報科学研究センター・助手
菱田 哲郎 京都府立大学文学部・助教授
藤尾 慎一郎 国立歴史民俗博物館考古研究部・助教授
増田 浩太 島根県教育庁古代文化センター・研究員
松本 岩雄 島根県古代文化センター(兼務)島根県立博物館・主査
溝口 常俊 名古屋大学大学院環境学研究科・教授
宮原 健吾 (財)京都市埋蔵文化財研究所・主任
森下 章司 大手前大学人文科学部・助教授
森本  晋 (独法)文化財研究所奈良文化財研究所埋蔵文化財センター ・主任研究官
吉田  広 愛媛大学法文学部・助教授
吉留 秀敏 福岡市教育委員会文化財部・文化財主事
合庭  惇 国際日本文化研究センター文化資料研究企画室・教授
千田  稔 国際日本文化研究センター研究部・教授
山田 奨治 国際日本文化研究センター研究部・助教授
徐  光輝 龍谷大学国際文化学部国際日本文化研究センター研究部 ・助教授客員助教授