■研究活動 共同研究 2000年度
徳川日本の家族と社会
本共同研究の目的は、日文研データベースとして整備中である「徳川日本家族人口データベース」を共同利用して、徳川日本社会と家族について、これまでになく精度の高い実証分析を行うことにある。特に重点をおくのは、(1)個人の行動レベルまでを分析対象にした、(2)地域的多様性の分析である。近代以前の日本社会と家族については、もちろん多大な研究蓄積があるが、時代・地域・階層・性別・世帯構成などの異なる個人の人生が、当時の社会構造や家族制度によっていかに形作られていたのかというミクロ視点からの実証研究は、資料的制約からなかなか行えなかったのが実情である。他方、一地域についてのモノグラフ的研究を超え、日本全国をカバーして地域的傾向を統計的に描出することも、やはり資料的制約から難しいかった。本共同研究では、上記データベースの利用により、これらの制約を一挙に突破したい。
代表者 | 落合恵美子 | 国際日本文化研究センター研究部・助教授 |
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幹事 | 森 洋久 | 国際日本文化研究センター文化資料研究企画室・助教授 |
班員 | 磯田 道史 | 慶應義塾大学文学部・非常勤講師 |
〃 | 太田 素子 | 湘北短期大学・教授 |
〃 | 小野 芳彦 | 北海道大学大学院文学研究科・教授 |
〃 | 川口 洋 | 帝塚山大学経営情報学部・助教授 |
〃 | 鬼頭 宏 | 上智大学経済学部・教授 |
〃 | 木下 太志 | 愛知江南短期大学・教授 |
〃 | 沢山美果子 | 順正短期大学・教授 |
〃 | 高木 正朗 | 立命館大学産業社会学部・教授 |
〃 | 坪内 良博 | 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・教授 |
〃 | 坪内 玲子 | 龍谷大学経済学部・教授 |
〃 | 中里 英樹 | 松阪大学政策学部・講師 |
〃 | シワニ・ナンディ | 元国際日本文化研究センター講師 |
〃 | 東 昇 | 愛媛県歴史文化博物館・学芸員 |
〃 | 廣嶋 清志 | 島根大学法文学部・教授 |
〃 | 松浦 昭 | 神戸商科大学商経学部・教授 |
〃 | 溝口 常俊 | 名古屋大学大学院文学研究科・教授 |
〃 | 山本 準 | 鳴門教育大学学校教育学部・助教授 |
〃 | 石井 紫郎 | 国際日本文化研究センター研究部・教授 |
〃 | 笠谷和比古 | 国際日本文化研究センター研究部・教授 |
〃 | 村山 聡 | 香川大学教育学部 国際日本文化研究センター研究部・助教授客員助教授 |