■研究活動 共同研究 1999年度
家族と人口の歴史社会学
本研究は家族史と歴史人口学の研究者に出会いの機会を与え、関連が深いにも関わらず方法的な違いなどからこれまでなかなか実のある対話の進まなかった両分野を有機的に結合することで、demo-family systemともいうべき家族と人口の密約にからまりあったシステムの解明を目指すものである。国際的に見ると家族史と人口史との共同は簡単ではないが、徐々に実現しつつある。様々な家族システムの経済危機への対応を数量的に分析するユーラシア・プロジェクトも、そうした試みのひとつである。 本研究では、こうした世界の状況を踏まえ、日本の demo-family system の特徴は何か、という問いに答えをだしたいと考える。 もちろん「日本」という枠で一つのシステムを想定することが、そもそも妥当なのか、地域的多様性や逆に国境を超えて広がる共通性はないのかといった問題も充分論じてみたいと計画している。
代表者 | 落合恵美子 | 国際日本文化研究センター研究部・助教授 |
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幹事 | テモテ・カーン | 国際日本文化研究センター海外研究交流室・助教授 |
班員 | 江川ひかり | 立命館大学文学部・助教授 |
〃 | 太田 素子 | 共栄学園短期大学社会福祉学科・助教授 |
〃 | 岡田あおい | 帝京大学文学部・助教授 |
〃 | 小野 芳彦 | 北海道大学文学部・教授 |
〃 | 川口 洋 | 帝塚山大学経営情報学部・助教授 |
〃 | 岸本 美緒 | 東京大学大学院人文社会系研究科・教授 |
〃 | 鬼頭 宏 | 上智大学経済学部・教授 |
〃 | 木下 太志 | 愛知江南短期大学・教授 |
〃 | 黒須 里美 | 麗澤大学外国語学部・助教授 |
〃 | 河野 稠果 | 麗澤大学国際経済学部・教授 |
〃 | 小島 宏 | 国立社会保障・人口問題研究所 国際関係・部長 |
〃 | 斎藤 修 | 一橋大学経済研究所・教授 |
〃 | 坂本 勉 | 慶應義塾大学文学部・教授 |
〃 | 佐々木陽一郎 | 聖徳大学人文学部・教授 |
〃 | 沢山美果子 | 順正短期大学幼児教育科・教授 |
〃 | 清水 浩昭 | 日本大学文理学部・教授 |
〃 | 高木 正朗 | 立命館大学産業社会学部・教授 |
〃 | 高橋美由紀 | 一橋大学大学院経済学研究科・博士課程 |
〃 | 高橋 基泰 | 愛媛大学法文学部・助教授 |
〃 | 田代 和生 | 慶應義塾大学文学部・教授 |
〃 | 坪内 良博 | 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・教授 |
〃 | 坪内 玲子 | 龍谷大学経済学部・教授 |
〃 | 津谷 典子 | 慶應義塾大学経済学部・教授 |
〃 | 友部 謙一 | 慶應義塾大学経済学部・助教授 |
〃 | 中里 英樹 | 松阪大学政治経済学部・講師 |
〃 | 成松佐恵子 | NHK学園・講師 |
〃 | 羽中田岳夫 | 彦根市総務部市史編さん室・技師 |
〃 | 浜野 潔 | 京都学園大学経済学部・助教授 |
〃 | 原 俊彦 | 北海道東海大学国際文化学部・教授 |
〃 | 東 昇 | 愛媛県歴史文化博物館・学芸員 |
〃 | 廣嶋 清志 | 島根大学法文学部・教授 |
〃 | ハラルド・フース | ドイツ日本研究所・研究員 |
〃 | 藤田 苑子 | 慶應義塾大学文学部・助教授 |
〃 | 松浦 昭 | 神戸商科大学商経学部・教授 |
〃 | 松下敬一郎 | 龍谷大学社会学部・教授 |
〃 | 三浦 忍 | 九州産業大学経済学部・教授 |
〃 | 溝口 常俊 | 名古屋大学文学部・教授 |
〃 | 宮坂 靖子 | 奈良女子大学生活環境学部・助教授 |
〃 | 村越 一哲 | 駿河台大学文化情報学部・助教授 |
〃 | 村山 聡 | 香川大学教育学部・助教授 |
〃 | 山本 準 | 鳴門教育大学学校教育学部・助教授 |
〃 | 吉田 光男 | 東京大学大学院人文社会系研究科・教授 |
〃 | 米村 千代 | 千葉大学文学部・講師 |
〃 | 石井 紫郎 | 国際日本文化研究センター研究部・教授 |
〃 | 笠谷和比古 | 国際日本文化研究センター研究部・教授 |
〃 | 山田 奨治 | 国際日本文化研究センター研究部・助教授 |
〃 | 速水 融 | 麗澤大学 国際日本文化研究センター研究部 ・教授客員教授 |
〃 | 侯 楊方 | 復旦大学中国歴史地理研究所 国際日本文化研究センター研究部・助教授客員助教授 |