■イベント 日文研フォーラム

2020年3月10日 第335回    日文研フォーラム

概要
 京都学派は戦前において日本哲学の最も代表的な知的グループであり、その影響力は、大日本帝国の膨張と相まって日本国内だけでなく、中国、韓国、台湾にまで及んでいました。このような背景の中、ヨーロッパ哲学と日本哲学を台湾に紹介し、台湾哲学の礎を築いたのが、当時、台北帝国大学哲学科に勤めていた洪耀勲です。
 本報告は、洪耀勲と、京都学派の代表者である西田幾多郎、田辺元、務台理作、和辻哲郎との影響関係を中心に、戦前の日本と台湾との知的連関を解明することに努めます。その上で東アジアの哲学の未来図を描いていきます。
発表者
京都学派と戦前の台湾哲学
廖 欽彬   中山大学哲学系(中国)  准教授   /国際日本文化研究センター  外国人研究員
コメンテーター
伊東 貴之   国際日本文化研究センター  教授   
司会
呉座 勇一   国際日本文化研究センター  助教   
場所:
ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
申込み:
この度、2020年3月10日(火)に開催を予定しておりました「第335回 日文研フォーラム」ですが新型コロナウィルスの感染症が拡大している現状を受け、参加者及び関係者の健康と安全を第一に考慮した結果、開催を中止することにいたしました。
フォーラムを楽しみにしていただいた皆さまには申し訳ありませんが、ご了承くださいますようお願いいたします。