■イベント 日文研フォーラム

2019年1月11日 第325回    日文研フォーラム

概要
 中世後期・近世初期の読み物としてのお伽草子の中では、鬼と英雄譚の『酒呑童子』ほど人気があり、数多く模写されたものはないでしょう。本発表では、鬼の酒呑童子の歴史的描写と魅力、そして16、17世紀の読者の享受について考察したいと思います。
 さらに、近年アメリカで発見された18世紀のパロディー作品、『鼠乃大江山絵巻』を取り上げて分析してまいります。戯画で知られる英一蝶作かと思われ、鬼を猫に、人間の勇士を鼠に描き、皮肉的でとてもチャーミングな絵巻です。
発表者
猫鬼の話―お伽草子『酒呑童子』と近世のパロディー絵巻
ケラー・キンブロー   コロラド大学(アメリカ)  教授   /国際日本文化研究センター  外国人研究員
コメンテーター
伊藤 慎吾   國學院大學  非常勤講師   /国際日本文化研究センター  客員准教授
司会
吉江 弘和   国際日本文化研究センター  助教   
場所:
ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
開場時間:
13:40
開始時間:
14:00
終了時間:
16:00
申込み:
不要・整理券配布
・13:15頃より整理券を配布。開場時間になりましたら、整理券の番号順にご入場頂きます。
・整理券をお持ちの方のご入場が終わりしだい、通常の受付を開始します。
受講料 :
無料
定員:
先着180名まで