■イベント 日文研フォーラム

2017年11月14日 第315回    日文研フォーラム

概要
 桂の地は古代から、神話、民衆伝承、また中国文化に深く通じた日本の教養人の文化が集結し、混ざり合う場所であり、貴族たちは長くそれらを歌に詠むことで受け継いできました。
 そうした桂の地霊―ゲニウス・ロキ―が持つ豊かな歴史なくして、八条宮智仁親王による桂離宮の景観設計は実現したでしょうか。宮は、保養地として名高いこの地の文化、そして、帝と朝廷が政治的にも、経済的にも、知的にもその威光を輝かすことのできた、過ぎ去った平安時 代の一端を、甦らせようとしたのではないでしょうか。
 桂離宮の景観の独創性は、桂という土地にまつわる長い物語から始まります。
発表者
桂離宮の地霊(ゲニウス・ロキ)――近世の庭園における古代の神話と文化
ニコラ フィエヴェ   フランス国立高等研究実習院(EPHE)歴史学・文献学学科  教授   /国際日本文化研究センター  外国人研究員
コメンテーター
稲賀 繁美   国際日本文化研究センター  副所長   
司会
佐野 真由子   国際日本文化研究センター  准教授   
場所:
ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
開場時間:
13:40
開始時間:
14:00
終了時間:
16:00
申込み:
不要・整理券配布
・13:15頃より整理券を配布。開場時間になりましたら、整理券の番号順にご入場いただきます。
・整理券をお持ちの方のご入場が終わりしだい、通常の受付を開始します。
受講料 :
無料
定員:
先着180名まで