■イベント 日文研フォーラム
2017年10月10日 第314回 日文研フォーラム
- 概要
- 各民族や各文化コミュニティーが有している言語的な特徴は、その民族の文化・社会規範や行動習慣によって左右されます。文化的な背景が異なる話者が異文化間コミュニケーションを行うとき、その誤解により、文化ショック(culture shock)や文化衝突(culture conflicts)を引き起こすこともあるかもしれません。そのため、各国のコミュニケーション文化の特徴を比較しながら、それらの相違点と類似点を明らかにすることは、異文化間コミュニケーションにおける衝突を避けるのに必要不可欠であると考えられます。
本講演では、日本語とベトナム語の挨拶、また、「ほめ」や「断り」の発話行為に見られる言語的な特徴を検討します。両語の間には、驚くほど類似する点もあり、もちろん大きな相違もあります。ここから、日本人とベトナム人がこれらの行為を行う際のストラテジーや、それを支配するコミュニケーション文化の特徴を明らかにすることを試みます。
- 発表者
- 日本とベトナムのコミュニケーション文化――「出会い」と「別れ」の挨拶、「ほめ」と「断り」の発話行為を中心に
ゴ フォン ラン ベトナム社会科学アカデミー 東北アジア研究所・日本研究センター 所長 /国際日本文化研究センター 外国人研究員
- コメンテーター
- 伊藤 哲司 茨城大学 教授
- 司会
- 佐野 真由子 国際日本文化研究センター 准教授
- 場所:
- ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
- 開場時間:
- 13:40
- 開始時間:
- 14:00
- 終了時間:
- 16:00
- 申込み:
- 不要
- 受講料 :
- 無料
- 定員:
- 先着180名まで