■イベント 日文研フォーラム

2017年6月13日 第311回    日文研フォーラム

概要
 筆談は、筆話・筆語とも言い、漢字文化圏独特の交流手段です。歴史上、少なくとも二十世紀前半に至るまで、国や地域によって言語が異なっても、人々は漢字・漢文・漢詩を使って自由に交流することができました。東アジア文化交流史において、筆談が果たした役割の大きさは計り知れません。
 本講演では、清国初代公使として明治十(一八七七)年から明治十五(一八八二)年まで日本に駐在した何如璋、副使の張斯桂、参賛官の黄遵憲らと、元高崎藩主の大河内輝声、漢学者の宮島誠一郎、石川鴻斎、岡千仞、増田貢、重野安繹、青山延寿らとの間で交わされた筆談を中心に、明治前期、東京を舞台に展開された中日文化交流の実態に迫ってみたいと思います。
発表者
筆談で見る明治前期の中日文化交流
劉 雨珍   南開大学外国語学院(中国)  教授   /国際日本文化研究センター  外国人研究員
コメンテーター
劉 建輝   国際日本文化研究センター  副所長   
司会
佐野 真由子   国際日本文化研究センター  准教授   
場所:
ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
開場時間:
18:10
開始時間:
18:30
終了時間:
20:30
申込み:
不要
受講料 :
無料
定員:
先着180名まで