■イベント 日文研フォーラム
2014年12月12日 第284回 日文研フォーラム
- 概要
- 昨年10月から今年1月にかけて、ロンドンの大英博物館で日本の春画に焦点を当てた大規模な展覧会が開催され、非常に高い評価を受けたことは、各種メディアを通じてご存じの方も多いことと思います。日本美術史・社会文化史における春画の意味に着目し、早くから、とくに浮世絵春画を収集してきた日文研も、このプロジェクトに当初から協力しました。
近代以降、長きにわたって、とりわけその本家である日本でタブーとされてきた春画が、このような形で注目を集めたことは、「展示」という行為にかかわる博物館・美術館関係者の間で議論を巻き起こしたのみならず、春画それ自体の文化的意味や、日本の美術史・文化史について、幅広い論点を提起しました。今回の日文研フォーラムでは、大英博における春画展の実現に直接かかわった日英の専門家を迎え、パネルを実施します。
*性的に大胆な表現の図像資料を表示することがあります。
- 発表者
- 『タブーを破る―春画研究・展示の意義』
アンドリュー・ガーストル ロンドン大学SOAS 教授 /国際日本文化研究センター 外国人研究員
- 発表者
- 『日本の春画をイギリスはどう見たか』
矢野 明子 ロンドン大学SOASジャパン・リサーチ・センタ― リサーチ・アソシエイト /国際日本文化研究センター 外来研究員
- 発表者
- 『大英博物館春画展を受けて―日本側のリアクション』
石上 阿希 立命館大学衣笠総合研究機構 専門研究員
- コメンテーター
- 早川 聞多 国際日本文化研究センター 教授
- 司会
- 佐野 真由子 国際日本文化研究センター 准教授
- 場所:
- ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
- 開場時間:
- 18:15
- 開始時間:
- 18:30
- 終了時間:
- 20:40
- 申込み:
- 不要
- 受講料 :
- 無料
- 定員:
- 先着180名